マーティン・ルーニー

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マーティン・ルーニー Portal:陸上競技
Martyn Rooney Amsterdam 2016.jpg
選手情報
フルネーム マーティン・ジョゼフ・ルーニー
ラテン文字 Martyn Rooney
国籍 イギリスの旗 イギリス
競技 陸上競技短距離走
種目 400m
生年月日 (1987-04-03) 1987年4月3日(31歳)
出身地 イングランドの旗 グレーター・ロンドン, クロイドン区, クロイドン
身長 198cm
体重 81kg
公式サイト martynrooney.com
成績
オリンピック 400m:6位(2008年
4x400mR:3位(2008年)
世界選手権 400m:準決勝3組6着(2015年
4x400mR:2位(2009年
地域大会決勝 ヨーロッパ選手権
400m:優勝(2014, 2016年
4x400mR:優勝(2014年)
自己ベスト

200m:21秒08(2013年)
200m:20秒87w(2011年)
300m:32秒72(2016年)
400m:44秒45(2015年)
600m:1分16秒9(2005年)

800m:1分50秒55(2005年)
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マーティン・ジョゼフ・ルーニーMartyn Joseph Rooney1987年4月3日 ‐ )は、イギリスイングランド)・クロイドン出身の陸上競技選手。専門は短距離走400m2008年北京オリンピック男子4×400mリレーの銅メダリストである。

経歴[編集]

両親はアイルランド人[1]

小学校でクロスカントリーを始めるも、16歳か17歳の頃までは真剣に陸上競技に取り組んでいなかった。陸上競技のほか、ラグビーなど他のスポーツも取り組んでいたが、ラグビーをやるには痩せていたということもあり、結果を残していた陸上競技に絞った。当初は800m1500mをこなす中距離走の選手だった[2]

2005年、18歳の若さで8月のヘルシンキ世界選手権男子4×400mリレーに出場すると、決勝でイギリスチームの2走を務め、44秒9のラップをマークして4位に貢献した[3]

2006年、3月の英連邦競技大会男子400m準決勝で45秒35のジュニアイギリス新記録を樹立。ロジャー・ブラックが作った従来の記録を0秒01更新した[4]。8月の世界ジュニア選手権男子400mでは3位に入り、この種目では1990年プロヴディフ大会マーク・リチャードソン(銅メダル)以来、イギリス史上2人目のメダリストとなった[5]

2008年、7月のロンドングランプリ男子400mで45秒の壁を突破(44秒83)[6]。8月の北京オリンピックは男子400m準決勝を44秒60の自己ベスト(当時)で通過して6位入賞を果たした。男子4×400mリレー決勝ではイギリスチームのアンカーを務め[注 1]、チーム最速ラップとなる43秒73をマークするもメダルには0秒75届かず4位に終わった[7]。この時マークした2分58秒81はメダルに届かなかったチームの過去最速タイム(当時)となったが、大会から7年後の2016年、銅メダルを獲得していたロシアチームはデニス・アレクセエフ英語版のドーピングで失格となり、メダルは剥奪された。そのため、イギリスチームは4位から3位に繰り上がり、大会から7年後の2017年にイギリスチームは銅メダルを授与された[8]

2009年、8月のベルリン世界選手権男子4×400mリレー決勝でイギリスチームのアンカーを務め[注 2]、44秒83のラップをマークして銀メダル獲得に貢献した[3]

2012年、8月のロンドンオリンピック男子4×400mリレー決勝でイギリスチームのアンカーを務め[注 3]、チーム最速ラップとなる44秒09をマークするもメダルには0秒13届かず4位に終わった[7]

2013年、8月のモスクワ世界選手権男子4×400mリレー決勝でイギリスチームの2走を務め[注 4]、チーム最速ラップとなる44秒5をマークするもメダルには0秒98届かず4位に終わった[3]

2014年、8月のヨーロッパ選手権男子400m決勝は同じイギリスのマシュー・ハドソン=スミス英語版に0秒04差で勝利し、自身初のメジャータイトルを獲得した。この種目でのイギリス勢の優勝は1998年大会のイワン・トーマス以来であり、イギリス勢のワンツーフィニッシュは1994年大会(デュエーヌ・ラデージョ英語版とロジャー・ブラック)以来となった[9]。アンカーを務めた男子4×400mリレーでも金メダルを獲得し、男子400mとの大会2冠を達成した[10]

2015年、8月の北京世界選手権男子4×400mリレー決勝でイギリスチームのアンカーを務め[注 5]、チーム最速ラップとなる43秒97をマーク。フィニッシュ直前に3位のジャマイカチームのジャボン・フランシスをかわし、0秒004差の接戦を制し銅メダル獲得に貢献した[3]

2016年、7月のヨーロッパ選手権男子400m決勝はチェコのパベル・マスラク(45秒36)らに競り勝ち、45秒29で大会2連覇を飾った。この種目での2連覇達成はロジャー・ブラック(1986年・1990年)以来、史上2人目の快挙となった[11]

2017年、8月のロンドン世界選手権男子4×400mリレー決勝でイギリスチームのアンカーを務め[注 6]、44秒40のラップをマークして銅メダル獲得に貢献した[12]

人物[編集]

自己ベスト[編集]

  • 記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
200m 21秒08(+0.7) 2013年5月19日 イギリスの旗 ラフバラー
20秒87w(+2.1) 2011年5月1日 アメリカ合衆国の旗 アーバイン 追い風参考記録
300m 32秒72 2016年6月11日 オランダの旗 ライデン
400m 44秒45 2015年8月23日 中華人民共和国の旗 北京
600m 1分16秒9 2005年9月24日 イギリスの旗 クローリー 手動計時
800m 1分50秒55 2005年9月7日 イギリスの旗 ワトフォード

主要大会成績[編集]

  • 備考欄の記録は当時のもの
大会 場所 種目 結果 記録 備考
2005 ヨーロッパジュニア選手権 (en リトアニアの旗 カウナス 400m 2位 46秒56
4x400mR 優勝 3分06秒67 (4走)
世界選手権 フィンランドの旗 ヘルシンキ 4x400mR 4位 3分02秒94 (2走)
2006 英連邦競技大会 (en オーストラリアの旗 メルボルン 400m 5位 45秒51 イングランドの旗 イングランド代表
準決勝45秒35:ジュニアイギリス記録
4x400mR 4位 3分02秒01 (4走) イングランドの旗 イングランド代表
世界ジュニア選手権 中華人民共和国の旗 北京 400m 3位 45秒87
4x400mR 3位 3分05秒49 (4走)
2007 世界選手権 日本の旗 大阪 400m 予選 45秒47
4x400mR 6位 3分02秒94 (4走)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
ドイツの旗 シュトゥットガルト 400m 6位 46秒25
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 400m 6位 45秒12 準決勝44秒60:自己ベスト
4x400mR 3位 2分58秒81 (4走)
ワールドアスレチック
ファイナル
 (en
ドイツの旗 シュトゥットガルト 400m 5位 45秒82
2009 世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 400m 準決勝 45秒98
4x400mR 2位 3分00秒53 (4走)
2010 ヨーロッパ選手権 スペインの旗 バルセロナ 400m 3位 45秒23
4x400mR 2位 3分02秒25 (走)
コンチネンタルカップ (en クロアチアの旗 スプリト 4x400mR 2位 2分59秒84 (4走) 欧州連合の旗 ヨーロッパ代表
2011 世界選手権 大韓民国の旗 大邱 400m 準決勝 46秒09
4x400mR 6位 3分01秒16 (4走)
2012 オリンピック イギリスの旗 ロンドン 400m 準決勝 45秒31
4x400mR 4位 2分59秒53 (4走)
2013 世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 4x400mR 4位 3分00秒88 (2走)
2014 世界リレー (en バハマの旗 ナッソー 4x400mR 4位 3分00秒32 (4走)
英連邦競技大会 (en イギリスの旗 グラスゴー 400m 4位 45秒15 イングランドの旗 イングランド代表
ヨーロッパ選手権 スイスの旗 チューリッヒ 400m 優勝 44秒71
4x400mR 優勝 2分58秒79 (4走)
コンチネンタルカップ (en モロッコの旗 マラケシュ 400m 7位 45秒93 欧州連合の旗 ヨーロッパ代表
4x400mR 2位 3分00秒10 (4走) 欧州連合の旗 ヨーロッパ代表
2015 世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 400m 準決勝 45秒29 予選44秒45:自己ベスト
4x400mR 3位 2分58秒51 (4走)
2016 ヨーロッパ選手権 オランダの旗 アムステルダム 400m 優勝 45秒29
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 400m 予選 45秒60
4x400mR 予選 DQ (4走)
2017 世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 400m 予選 45秒75
4x400mR 3位 2分59秒00 (4走)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1走アンドリュー・スティール英語版、2走ロバート・トビン英語版、3走マイケル・ビンガム英語版
  2. ^ 1走コンラッド・ウィリアムズ英語版、2走マイケル・ビンガム、3走ロバート・トビン。
  3. ^ 1走コンラッド・ウィリアムズ、2走ジャック・グリーン英語版、3走デイビッド・グリーン英語版
  4. ^ 1走コンラッド・ウィリアムズ、3走マイケル・ビンガム、4走ナイジェル・レヴィン英語版
  5. ^ 1走ラバー・ユーシフ英語版、2走デラノ・ウィリアムズ英語版、3走ジャリード・ダン英語版
  6. ^ 1走マシュー・ハドソン=スミス英語版、2走ドウェイン・コーワン英語版、3走ラバー・ユーシフ。

出典[編集]

  1. ^ a b My Club: Martyn Rooney”. ザ・サン (2012年8月31日). 2018年3月11日閲覧。
  2. ^ MARTYN ROONEY A CHAMPION AT LAST”. Active Training World (2014年8月22日). 2018年3月11日閲覧。
  3. ^ a b c d IAAF World Championships London 2017 statistics handbook / RESULTS FROM PAST MAJOR CHAMPIONSHIPS参照(P.234-237参照) (PDF, 31.34 MB) 国際陸上競技連盟 2018年3月11日閲覧
  4. ^ Macey defeats injury, and Williams-Darling is beaten - Commonwealth Games, Day Three”. 国際陸上競技連盟 (2006年3月21日). 2018年3月11日閲覧。
  5. ^ Campbell ends career with victory - and lap of honour”. ガーディアン (2006年8月18日). 2018年3月11日閲覧。
  6. ^ Thomas tips Rooney for record run”. Metro (2008年7月30日). 2018年3月11日閲覧。
  7. ^ a b Rio 2016 Olympic Games Athletics Statistics Handbook / OLYMPIC ATHLETICS FINALS参照(P.223-234参照) (PDF, 36.73 MB) 国際陸上競技連盟 2018年3月11日閲覧
  8. ^ British Olympic relay team gets medals 9 years after race”. FOXスポーツ (2017年7月9日). 2018年3月11日閲覧。
  9. ^ “[www.bbc.com/sport/athletics/28812104 Martyn Rooney wins 400m Euro gold, Ohuruogu misses out]”. 英国放送協会 (2014年8月15日). 2018年3月11日閲覧。
  10. ^ Table-topping Britain win five golds on extraordinary last day in Zurich”. ヨーロッパ陸上競技連盟 (2014年8月17日). 2018年3月11日閲覧。
  11. ^ Martyn Rooney wins 400 metres gold at European Athletics Championships”. ガーディアン (2016年7月8日). 2018年3月11日閲覧。
  12. ^ 2017年世界選手権男子4×400mリレー決勝アナリシス (PDF, 110 KB) 国際陸上競技連盟 2018年3月11日閲覧
  13. ^ a b c Personal bests – Martyn Rooney”. 国際陸上競技連盟 (2015年8月10日). 2018年3月11日閲覧。
  14. ^ Martyn Rooney”. ESPN UK (2018年3月11日). 2018年3月11日閲覧。
  15. ^ Martyn Rooney makes up for missing birth of son by winning relay bronze for Team GB”. デイリー・テレグラフ (2015年8月30日). 2018年3月11日閲覧。

外部リンク[編集]

記録
先代:
ロジャー・ブラック
(45秒36)
1985年8月24日
男子400m
U20イギリス記録保持者
(45秒35)

2016年3月21日 -
次代:
未定