ブレーメン州
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- ブレーメン州
- Freie Hansestadt Bremen
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州旗 州の紋章 州歌 {{{州歌}}} -
州都 ブレーメン 面積 404.28 km² (第16位) 人口
- 総計
- 人口密度(2005/12/31)
663,467 人 (第16位)
1,641.1 人/km²ISO 3166-2:DE DE-HB 公式サイト ブレーメン州政府 政 治 州参事会議長・第1市長 アンドレアス・ボウェンシュルト (SPD) 与党 SPD・GRÜNE連立 前回選挙 2019年5月26日 次回選挙 2023年 連邦参議院(上院)
での投票権数3 地 方 市町村数
* 独立市2
1備考欄 ブレーメン市はベルリン市・ハンブルク市と同様に州政府が市議会を兼ね、行政執行を行っているため、ドイツ政府が規定する独立市ではない。
ブレーメン州は、ドイツ連邦共和国を構成する連邦州の一つ。正式名称は自由ハンザ都市ブレーメン (ドイツ語: Freie Hansestadt Bremen フライエ・ハンゼシュタット・ブレーメン) である。
地理[編集]
ハンブルク市と同様に、中世以来の自由都市としての地位を現代まで維持している。 現在、ブレーメン州はブレーメン市と、北海へと注ぐヴェーザー川の河口に位置する同市の外港ブレーマーハーフェン市の2市からなる。
歴史[編集]
- 782年 - ブレーメンが歴史記録に登場。
- 787年 - ブレーメン司教座が置かれる。
- 1186年 - 神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世が、ブレーメンに自由都市の特許を与える。
- 1358年 - ハンザ同盟に加盟。
- 1404年 - 騎士ローラント像が完成。
- 1405年 - 市庁舎完成
- 1648年 - ヴェストファーレン条約(三十年戦争)によってスウェーデンに割譲。ニーダーザクセン州のフェルデンを結ぶ「ブレミッシュ=フェルデン」が、神聖ローマ帝国の「帝国レーエン」となる。
- 1720年 - 大北方戦争終了後、ハノーファー選帝侯に従属。
- 1806年 - 自由ハンザ都市を名乗る。
- 1827年 - ブレーマーハーフェン建設。
- 1851年 - ブレーマーハーフェンが都市に昇格。
- 第二次世界大戦終了後の連合軍軍政期、ニーダーザクセン地域にあるブレーメンは港に近く、戦略的に重要だったためアメリカの支配下にあった。
政治[編集]
ドイツ社会民主党(SPD)の勢力が強い地域であり、1945年以降は一貫してSPDが政権与党を担い、かつ第一市長を輩出している。
市議会[編集]
州の立法機関は、市議会 (Bürgerschaft) で、定数83のうち68議席をブレーメン市に、15議席をブレーマーハーフェン市に割り振っている。阻止条項(得票率5%)は両市選挙区ごとに別々に適用されるため、全体で得票率5%を下回った政党でもいずれかの市で5%を突破していれば、そちらの市における議席配分を受けることができる。
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2011年5月22日に行われた前回選挙での政党別議席配分(左)と、2014年9月15日時点の各政党の議席数(右)は以下の通りである。
- ドイツ社会民主党(SPD) - 36→35
- 同盟90/緑の党(GRÜNE) - 21
- ドイツキリスト教民主同盟 (CDU) - 20
- 左翼党(Linke) - 5
- 怒りの市民党(BIW) - 1→2
選挙の2か月前に発生した福島第一原子力発電所事故の影響もあり、脱原発を訴える緑の党が得票率を6ポイント伸ばして第二党に躍進[1]。SPD・緑の党の「赤緑連立」が継続されることになった。
右派ポピュリズム政党のBIWは前々回同様ブレーマーハーフェン市でのみ阻止条項を突破し議席を確保した。他方で極右政党のドイツ民族同盟(DVU)は同じく極右政党のドイツ国家民主党(NPD)に合流して選挙戦を戦ったものの、両市で阻止条項を下回り議会から姿を消した。自由民主党(FDP)も同様に両市で阻止条項を下回り全議席を失った。
この議会はブレーメン市の立法機関を兼ねる。これに対し、ブレーマーハーフェン市は独自に市議会をもっている。
行政[編集]
行政機関である参事会 (Senat) は、議院内閣制の合議体で、他の州における州首相に相当する役職は、参事会議長兼第一市長である。第一市長は市議会から多数決で選出される。通常は第一党の党首が選出されるが、過半数の党がない場合は連立協議において話し合いがなされる。他の州とは異なり、議長以外の参事会員(閣僚)も市議会での多数決で選出される。選出される資格として市議会議員であることは要求されていないが、議員の中から選ばれるのが慣例である。第一市長は、こうして選ばれた参事会員の中から代行を務める第二市長を選任する。参事会は州だけでなくブレーメン市の行政執行も担当する。
脚注[編集]
- ^ “ドイツ、反原発・緑の党また躍進 ブレーメン州議会選”. 共同通信. (2011年5月23日) 2014年9月15日閲覧。