フッ化鉛
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フッ化鉛(II) | |
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別称 二フッ化鉛 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7783-46-2 |
特性 | |
化学式 | PbF2 |
モル質量 | 245.20 g/mol |
外観 | 白色固体 |
密度 | 8.445 g/cm³, 斜方晶 7.750 g/cm³, 立方晶[1] |
融点 |
824 ℃[1] |
沸点 |
1293 ℃[1] |
水への溶解度 | 0.065 g/100 mL, 20 ℃[1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フッ化鉛(II)
[編集]フッ化鉛(II) は鉛の二フッ化物で、組成式は PbF2 と表される。外見は白色の固体で、水には溶けにくい。酢酸鉛(II) など、鉛(II)塩の水溶液にフッ化カリウムなどのフッ化物を作用させるとフッ化鉛(II) が沈降する[1]。
フッ化鉛(IV)
[編集]フッ化鉛(IV) は鉛の四フッ化物で、組成式は PbF4 と表される。CAS登録番号は [7783-59-7]。外見は白色の固体で、水と容易に反応して PbO2 に変わる。金属鉛の粉末や鉛(II)の塩にフッ素ガスを作用させて合成する[2][3][4]。不飽和炭素化合物に対するフッ素化能を持ち、フラーレンの直接フッ素化に用いられた報告が知られる[4]。
参照リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e Merck Index 14th ed., 5408.
- ^ von Wartenberg, H. Z. Anorg. Allg. Chem. 1940, 244, 337-347.
- ^ Roesky, H. W.; Glemser, O.; Hellberg, K. H. Chem. Ber 1965, 98, 2046-2048.
- ^ a b Troshin, P. A.; Boltalina, O. V.; Polyakova, N. V.; Klinkina, Z. E. J. Fluorine Chem. 2001, 110, 157-163. DOI: 10.1016/S0022-1139(01)00424-9