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クロム酸鉛(II)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロム酸鉛(II)
識別情報
CAS登録番号 7758-97-6
特性
化学式 PbCrO4
モル質量 323.2 g/mol
外観 黄橙色の粉末
密度 6.3 g/cm3, 固体
融点

844 °C, 1117 K, 1551 °F

への溶解度 不溶
危険性
安全データシート(外部リンク) ICSC 0003
External MSDS
EU分類 記載無し
NFPA 704
0
3
0
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

クロム酸鉛(II)(クロムさんなまり、PbCrO4)はクロム酸素から成る無機化合物のひとつ。鉛化合物かつ六価クロム化合物であり、毒性がある。天然には紅鉛鉱として産出する。黄色の単斜晶系または淡黄色の斜方晶系結晶で、顔料として用いられる場合などは黄鉛クロムイエローとも呼ばれる。

合成方法

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クロム酸カリウムないし重クロム酸カリウム水溶液酢酸鉛(II)を加えることなどで合成される。

上記の反応式で得られた沈殿を洗浄・乾燥させると精製した結晶が得られる。

また、得られたクロム酸鉛をクロム酸カリウムとともに長時間煮沸すると、赤色顔料のクロムレッドである塩基性クロム酸鉛()が得られる。

関連項目

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Lead(II)chromate, historical dye collection of the Technical University of Dresden, Germany

参考文献

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  • 日本化学会・編『第4版 新実験化学講座 16巻 無機化合物』 丸善、1991年