紅鉛鉱

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紅鉛鉱 crocoite
紅鉛鉱
分類 クロム酸塩鉱物
化学式 PbCrO4
結晶系 単斜晶系
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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紅鉛鉱(こうえんこう、crocoite、クロコアイト)は鉱物(クロム酸塩鉱物)の一種。化学組成クロム酸鉛(II)(PbCrO4)で、二次鉱物単斜晶系

1766年エカチェリンブルク付近のベレゾフ鉱山で発見され、その色彩からギリシャ語で「サフラン」を意味する κροκος にちなみ命名された。1770年ペーター・ジーモン・パラスにより、この鉱物が鉛を含むこと及び油絵具の原料に向くことが指摘され、「シベリアの赤い鉛」と呼ばれて珍重された。1797年フランスルイ=ニコラ・ヴォークランにより紅鉛鉱からクロムが発見された。

現在はタスマニア島から多く産出する。

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