トロピコ6

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トロピコ6
ジャンル 経営シミュレーションゲーム
対応機種 Microsoft Windows
macOS
Linux
PlayStation 4
Xbox One(海外のみ)
Nintendo Switch
開発元 Limbic Entertainment英語版
発売元 カリプソ・メディア
スクウェア・エニックス (日本の旗 PS4)
シリーズ トロピコシリーズ
人数 1人
発売日 Win, Mac, Linux
世界の旗 2019年3月29日
PS4
世界の旗 2019年9月27日
Xbox One
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗オーストラリアの旗 2019年9月27日
Switch
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗オーストラリアの旗 2020年11月6日
日本の旗 2021年4月22日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI16
USK12(12歳未満提供禁止)
ACB:PG
エンジン Unreal Engine 4
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トロピコ6』は、2019年にカリプソ・メディアより発売された経営シミュレーションゲームトロピコシリーズの第6作である。Steamでは同年3月29日に発売され、PlayStation 4版とXbox One版(国外のみ)も9月27日に全世界同時に発売、Nintendo Switch版は2020年11月6日に日本国外で発売され日本でも2021年4月22日に発売。

本作はSteam版のローンチの段階で日本語音声含むローカライズがされているのだが、日本語化ファイルを利用しなければデータを利用することができなかったが、[注 1]2021年6月よりSteam版も正式に日本語に対応した。[1]

また、本作はUnreal Engine4で開発されており、これまでよりも美しい見た目となっている[2]

ゲームプレイ[編集]

トロピコシリーズ共通のテーマ(2を除く)である、カリブの島国の独裁者大統領(プレジデンテ)となって統治するゲームである。基本的なシステムは前作『5』をベースとしており、建築のマス目などは前作とほぼ変わらない。また、同じく時代の概念や研究などが存在している。本作では複数の島を運営できるようになっており、以前の作品に比べるとマップが広くなっている。

貿易システム[編集]

港の数だけ交易船を持つことができた前作と違い、本作では「交易ライセンス」と呼ばれるライセンスの数だけ輸出/輸入ができ、その数は決められているため輸入する資源を考えておく必要がある。輸入量は3段階で決めることができ、その時のレートで価格がいくらか上下する。

マップ[編集]

本作ではマップに複数の島が点在しており、橋をかけたり上陸港を作って交通インフラを整備すればその島にも建物を建設できる。橋は一定の長さまでしかかけられず、普通の道路よりも高額なため上陸港を使わないといけない島もある。また、それに伴い過去作よりも海岸が多めにある場合が多く、海岸の上に建設する施設も多い。ランダムマップ機能も備えており、さまざまなマップが生成できる。Steam版では生成したランダムマップをワークショップに投稿して共有できる。

時代[編集]

前作と同じく時代の概念が存在し、植民地時代、世界大戦時代、冷戦時代、現代の4つがある。時代が下るに従って利用可能な布告や建造物、テクノロジーが増えるのも前作と同じだが、例えば「減税」が利用できるようになるのが冷戦時代に変更されているなど、布告や建造物が利用できるようになる時期が前作とは異なるものもある。また、時代を進める手段が前作の研究を完了させる方法ではなく時代に応じて変化する。

大統領府が破壊されるか、選挙で負けるとゲームオーバーなのはシリーズを通し一緒であるが、前作と同様に植民地時代だけは選挙は無く、革命派の数と支持率を一定数まで上昇させて任期の間に独立を果たすことが目的となる。因みに今作では任期を伸ばすタスクが定期的に供給されるため延々と植民地時代をプレイすることも可能。

時代を経るにしたがって国外勢力も変化し、世界大戦時代は枢軸国連合国、冷戦時代は西側条約機構東側条約機構、現代は、アメリカロシア中国中東EUとなる点も前作と同じである。前作とは違い各時代の勢力の代表者のキャラクターもそれぞれ存在する。

内政[編集]

支持率の概念があり、プレイヤーの政策によって上下する。支持率が低くなると反体制派が増え、暴動やデモが発生する確率が高くなる。支持率は減税やイメージアップキャンペーンを駆使して上昇させることも可能。また、多くの住民は政治的見解を持っており、何らかの派閥に属している。派閥は時代が進むに応じて数が増えていき、最終的に8つの派閥がトロピコ国内に登場する。各派閥には支持度が存在し、特定の建造物を建てたり、布告を出す、憲法の選択肢を変える、代表から提案されるタスクを受け入れる/破棄するなどで上下する。限界まで低下すると最後通告としてタスクを突きつけられ、期間内に達成できないと何かしら大きなデメリットを被ることとなる。派閥によってプレジデンテに行う措置は異なっており、軍国主義者の場合は軍事クーデターを起こし政権を転覆させようとしたり、知識人ならハッキングによってスイス銀行口座を全額奪ったりする。また、未成年以外の住民一人一人に干渉することも可能で、賄賂を与えて政権支持率を上昇させたり逮捕・暗殺などが可能だが、賄賂以外の行動を行うと家族や周りの住民などに悪印象を与える。

外交[編集]

国内勢力もそうだが、外国勢力にも気をつけなくてはいけない。国外勢力は前述の通り時代に応じて変化する。友好度が下がると禁輸令を出されたり海上封鎖を行われ貿易に支障が出る。限界まで友好度が下がると最後通告として期限付きでタスクが突きつけられ、達成できないと侵略されてゲームオーバーになる。前作とは違い、侵略は一部ミッションのイベントを除き撃退することは不可能。

テクノロジー[編集]

図書館などのテクノロジー開発可能値を持つ建物を建造することで「知識」と呼ばれるポイントを生成できる。前作よりも研究が重要になっており、一部の建造物のワークモードやアップグレード、憲法、殆どの布告は研究を行わなければアンロックされないが、前作とは違い研究でアンロックしなければならない建造物は存在せず、その建造物が建てられる時代になった時点で建造可能。

プレジデンテ[編集]

前作の「一族」の概念は廃止され、カスタマイズ画面でプレジデンテの特性を変更できる。カスタマイズ画面はゲーム中にも開くことができいつでも変更可能。プレジデンテは「仕事中毒」の特性を選ばない限りは自由に島内を闊歩し各種施設を訪れる。訪れた施設はしばらくの間「効果」が上昇する。手動で訪れる建造物を選ぶこともできるが料金がかかる。また、『4』の選挙前の演説が復活しており、特定の派閥を賞賛して支持率を上げたり、他国を批判して友好度と引き換えに国民の支持を仰ぐこともできる。公約を掲げることも可能だが破ると住民からの支持を失い次の選挙の際に響く。

建造物[編集]

建造物に関しては前作とあまり変わらない。『4』に存在していたワークモードの概念が復活し異なった挙動をさせることが可能。これによって別の原材料で工場を動かしたり、デメリットと引き換えに大きな恩恵を受けることができたりする。メリットしかないものも一部ある。過去作とは違い勤務シフトの概念があり、従業員が自宅に帰宅している間や娯楽施設などで休憩している間は建造物で働いていると見なされず、一人でも従業員が働いていなければ生産系の施設は稼働しない。布告により2交代制にすることも可能。また、自由の女神像といったランドマークを他国から強奪させることも可能である[2]。奪ったランドマークは様々な恩恵と見物料による収益をもたらしてくれるが、奪える数は各時代ごとに1つで最大4つまでとなっている。

スイス銀行口座[編集]

過去作ではあまり利用機会がなく、前作でもレベルアップのためくらいにしか使わなかったスイス銀行口座だが、今回は「ブローカー」という人物との取引に使うことができ、各種設計図や布告などの政府ツール、支持率を上昇させるイメージアップキャンペーンや、タスクを達成したことにできる「説得力のある話」などのアイテム、研究を進めるのに欠かせない「知識」や、大卒の移民などと交換できるなど使い道が大幅に増えている。ただし一族単位で銀行口座が記録されていた前作と違い、今作ではマップ毎に別々で引き継がれない。

登場人物[編集]

2021年6月のアップデートでスクウェア・エニックス版の誤訳を修正する為、一部のキャラクターはセリフを再録と声優変更がある。そのため一部の情報は正しくない可能性があるので注意。

トロピコ[編集]

エル・プレジデンテ(El Presidente)
日本語音声:間宮康弘(男)/大津愛理(女) [3]
シリーズを通しての主人公であり、プレイヤーの分身である。前作同様髪型や人種、服装などを選択することが出来る。
ラジオの報道や選挙演説からも分かるが、傲慢で少し的外れな事をよく言う。英語音声ではスペイン語訛りの英語で話す。
ペヌルティーモ
日本語音声:江原正士
シリーズお馴染みの大統領補佐官。本作ではキャラクターデザインが前作までの風刺画調からプレジデンテと同じくリアル調にされているが、彼のみ唯一前作と見た目が変わらない。ストーリーでは語り部を努める。前作よりも行動的になっており、襲撃ミッションでは彼が現地での指揮を担当したり、ストーリー最初のシナリオでは王国の手先に撃たれるもなんとか一命を取り止め、革命派からは「理想のために撃たれるペヌルティーモは英雄です」と評される。汚れ仕事は基本的に彼が引き受けており、選挙で不正をした際は彼が名前を書き換えている。服装のパターンがやたらと多い。
ソフィア・オルテガ
日本語音声:樋口あかり
革命派の代表。トロピコを独立国にすべく奮闘している。独立のためには彼女の提案するタスクを達成し革命派の支持を上げることが重要になる。植民地時代以降は登場しない。
ロドリゲス将軍
日本語音声:藤原満 [4]
『4』にも登場した軍国主義者の代表。本名はロドリゴ・ロドリゲス。トロピコ軍を率いているが、彼本人に実戦経験はない。国の弱体化につながるという理由で福祉や環境保護政策を嫌っている。宗教信奉者のシスター・フランチェスカとは対立している。本人曰く政治家にはなりたくないらしい。
シスター・フランチェスカ
日本語音声:古川玲
宗教信奉者の代表で、長きにわたってトロピコの宗教団体「ハウリングスカル教団」を率いている。プレジデンテに「私のことをただのクソババアだと思っていますね?」と言い放つなど被害妄想が強い。
メイソン・ベルモンテ
日本語音声:藤井啓輔
資本主義者の代表。「金に愛された男」を自称するほどの拝金主義者。コストを減らしつつ利益を上げることを何よりも好み、金銭的な見返りのない投資を嫌っている。戦争は「特に稼げる」という理由で気に入っており、大戦時代では戦争にかこつけて武器を売ることを提案してくる。食料品店やファストフード店などは彼の企業のフランチャイズ店舗らしい。
ハーランド・ザンダー
日本語音声:青山穣
産業推進者の代表。トロピコを経済大国にすることを望んでいる一方で、富裕層の味方をし搾取することを好む非道な人物。教育や研究を嫌っているが、産業の発展に寄与するのであれば問題ないと考えている。
サニー・フラワーズ
日本語音声:武田華
『4』にも登場した環境保護論者の代表。自然を何よりも愛しており、大地を食い物にするハーランド・ザンダーら産業推進者を毛嫌いしている。再生可能エネルギーの発電所や公園を建てることをプレジデンテに要求してくる。なお、プレイヤーがいくら環境破壊をしようと、彼女から依頼されるタスクを達成すると「あなたは地球の味方です!」と称賛し手のひらを返す。
マルコ・モレノ
日本語音声:興津和幸
『4』にも登場した共産主義者の代表。『4』とは違いプレジデンテに好意的で平等と人民を心より愛している。見た目のモデルはチェ・ゲバラをモチーフにしており、公共施設やインフラを立てるタスクを依頼してくる。

外国勢力[編集]

ロジャー・ウィンダム卿
日本語音声:小山剛志
植民地時代にのみ登場する王国の代表。主人公を植民地の総督に任命し、本国に利益をもたらすべく島を発展させるよう命じる。ココナツが大嫌いで、最初のミッションではこれを利用し金をココナツの中に詰めて密輸し独立のための資金を稼ぐ。最終ミッションでは彼と100年以上にわたる争いを繰り広げることになる。
ウィントン・マルボロー
日本語音声:ふくまつ進紗
大戦時代にのみ登場する連合国側の代表。「やられたらやり返す」を信条にしており、戦争のために協力するようプレジデンテに要請する。作中のセリフから英国の首相であることがわかる。見た目のモデルはウィンストン・チャーチルをモデルにしている。
エリッヒ・フォン・シュトロム
大戦時代にのみ登場する枢軸国側の代表。無秩序で愚かな世界を正すためにはドイツによる世界征服が必要だと考えており、協力するようプレジデンテに要請する。本人曰く表情筋が硬いので笑顔を作ることができないらしい。なお、時代を進めるために連合国か枢軸国のどちらかに付く必要があるのだが、どちらについても史実と同じ結果で終わる。
バック・スコット大佐
冷戦時代にのみ登場する西側の代表。共産主義を何よりも嫌いアメリカ一番の共産主義撲滅派を自称している。共産主義者が台頭してからは誰も信用できなくなり、自分のことさえも信用できなくなったと話している。モデルは映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』の登場人物であるバック・タージドソン将軍。
ナディア・クズネツォフ
冷戦時代にのみ登場する東側の代表。本人曰く便宜上の名前であり本当の名前は不明。かなり疑り深く、毎日違う暗号表で会話してくるよう要請する。「スピッター」では諜報員を解雇されており、コンサルタントとしてプレジデンテの観光計画に協力する。
レイモンド・キング
現代のアメリカ合衆国の大統領。見た目のモデルはロナルド・レーガンをモチーフにしているが、行動理念はドナルド・トランプに近い。アメリカを「超超大国」にすべくプレジデンテにあれこれ要求する。テレビのトークショーに出演するなど露出を欠かさない。大統領であると同時に投資家でメディアから乗り物に至るまであらゆる物に投資をしている。趣味はゴルフ。
ヴラド・オルロフ
日本語音声:白熊寛嗣
現代のロシア連邦の大統領。高圧的な態度でプレジデンテに要求をしてくる。酒好きで、要求を達成する度にプレジデンテのためにウオッカをプレゼントしてくれるが、道中で飲み干してしまっているため代わりに別のものをくれる。法律は権力者のためのものであり、権力者が法を守るのは馬鹿げていると考えている。元スパイ。
タリ王子
日本語音声:玉木雅士
中東某国の王子。プレジデンテを「友」と呼びタスクを提案してくる。タスクを達成した際他の勢力よりも報酬を多くくれる。運送業や電力、プラスチックなどの産業を牛耳っている。大人になっても子供っぽさが抜けないことがコンプレックスになっているらしい。
エリーヌ・デュポン
日本語音声:古川玲
欧州連合の代表。「急がば回れ」を信条にしており、お役所的な態度を取ったり、手続きにやたらと面倒なプロセスを挟んだりする故にフットワークが重いと批判されているらしい。近代に至るまで何百年も互いに争ってきた歴史がある故に欧州をまとめるのには苦労しているという。モデルは欧州の政治家クリスティーヌ・ラガルドアンゲラ・メルケル
張(チャン)大使
日本語音声:呉圭崇
中華人民共和国の大使。本国から他国の権益を奪うよう命じられている。本人曰く外交官の中では底辺クラスらしい。安い労働力を武器に「世界の工場」の地位を築き、蓄えた資本でアメリカ合衆国の資産を買収し乗っ取るのを目標としている。

その他[編集]

ブローカー
日本語音声:川原慶久(2021年6月のアップデート以前)
プレジデンテと取引を行える怪しい人物。以前は別の名前で呼ばれていたらしい。
どこから用意したのか大卒の人間や設計図などを用意(本人曰く厳密に言えば合法)しており、スイス銀行口座を支払えば様々なものと交換できる。彼が時々提示してくるタスクを達成するとスイス銀行口座の資金をくれる。
セオドア・ウィンダム2世
DLC「カリブ海の空」後半のミッションに登場するウィンダム卿の息子。父を暗殺したプレジデンテを憎んでいる。
彼の陰謀によりトロピコは彼が統治する国家「カリピコ」の一部分として組み込まれることになる。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 後にカリプソ・メディアとスクウェア・エニックスとの利権問題で、有志日本語字幕MODと、日本語化ファイルの公式音声が削除される。

出典[編集]

  1. ^ 独裁国家運営シム『トロピコ6』PC版がテキスト/音声ともに日本語に対応!” (日本語). Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2021年6月18日閲覧。
  2. ^ a b 「トロピコ 6」は交通インフラの整備が重要に。新要素を開発元のLimbic Entertainmentに聞いた”. www.4gamer.net. Aetas (2019年6月28日). 2019年7月28日閲覧。
  3. ^ 大津愛理 on Twitter”. www.twitter.com. Aetas (2019年6月28日). 2019年9月27日閲覧。
  4. ^ 藤原 満|株式会社studioA-CAT

関連項目[編集]

外部リンク[編集]