ジュノー (小惑星)

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ジュノーJuno symbol.svg
(ユノー)
3 Juno
Juno 4 wavelengths.jpg
4種類の波長で観測したジュノー。934 nmでは巨大クレーターが黒く表示されている。
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
ジュノー族
発見
発見日 1804年9月1日
発見者 K. L. ハーディング
軌道要素と性質
元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5)
軌道長半径 (a) 2.670 AU
近日点距離 (q) 1.989 AU
遠日点距離 (Q) 3.351 AU
離心率 (e) 0.255
公転周期 (P) 4.36
軌道傾斜角 (i) 12.98
近日点引数 (ω) 248.11 度
昇交点黄経 (Ω) 169.91 度
平均近点角 (M) 32.10 度
物理的性質
直径 233.92 km
質量 2.824 ×1019 kg
平均密度 4.2 g/cm3
表面重力 0.13 m/s2
脱出速度 0.18 km/s
自転周期 7.210 時間
スペクトル分類 S / Sk
絶対等級 (H) 5.33
光度係数 (G) 0.32
アルベド(反射能) 0.2383
表面温度 ~225 K
色指数 (B-V) 0.824
色指数 (U-B) 0.433
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ジュノー (3 Juno) は太陽系小惑星の1つ。より原音に近い形でユノーあるいはユノとも表記される。1804年9月1日ドイツの天文家カール・ハーディングニーダーザクセン州のリリエンタールで発見した。

小惑星帯(メインベルト)に位置し、ケレス(2006年以降は準惑星)、パラスに次いで3番目に発見された小惑星である。ローマ神話女神ユーノーにちなんで命名された。

特徴[編集]

ジュノー(青色)の軌道。赤色の軌道は惑星で、一番外側の軌道は木星。

ジュノーは直径約234kmと、メインベルト小惑星のなかでは最大の部類に属する。ケレス、パラス、ベスタとともに、四大小惑星と呼ばれることもある。ただし、現在では、これら以外にジュノーより大きい小惑星がメインベルト中にもいくつか発見されているため、ジュノーはメインベルト中の「大きいほうから数えて4番目の天体」というわけではない。

スペクトルはS型であり、マグネシウムケイ酸塩ニッケルと鉄が混合した組成になっていると考えられている。

1958年2月19日、SAO 112328 という暗い星をジュノーが掩蔽する恒星食が観測された。小惑星による掩蔽が観測されたのはこれが初めてである。以来、ジュノーによる掩蔽は何度か観測されている。

2003年にジュノーはウィルソン山天文台のフッカー反射望遠鏡によって撮影され、その特異な形状が明らかとなった[1]。赤外線写真によると、ジュノーは直径 100kmに及ぶ巨大なクレーターを持つ。このクレーターは比較的最近の衝突によって形成されたと考えられており、この衝突の時にジュノーから飛び出した破片と思われる小さな小惑星からなるジュノー族 (Juno clump) が存在する。

また分光学的分析によると、ジュノーの本体はカンラン石輝石など鉄を含むケイ酸塩で構成されたごく普通のコンドライトで出来ていると考えられる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


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