ジェット・パック

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ジェット・パックを使用した飛行

ジェット・パック(Jet pack)とは、のように背負ったジェットの噴射によって推進する飛行器具である。

概要[編集]

フィクションでは古くから使用されてきたが、実用化されたのは20世紀末だった。1984年のロサンゼルスオリンピックや1985年の国際科学技術博覧会で実演された。

当初は船外活動のために開発が進められた。動力として過酸化水素触媒で分解した時に生成される水蒸気を噴射して飛行する、一種のヴァルター機関である[1]。しかし、過酸化水素の分解では数十秒間しか飛行できず、高度な姿勢制御が必要とされた。

近年は飛行時間の長い小型のターボファンエンジンを搭載し揚力を獲る翼を備えた機種が開発され、イブ・ロッシーが各地でデモ飛行を行っている[2][3]

2019年、フランスのパリ祭軍事パレードにおいて、ジェットスキー世界王者で発明家のフランキー・サパタのアイディアで生まれたホバーボードタイプのFlyboard Air英語版が先陣を飾った[4]

日本では、小型無人機等飛行禁止法により、国の重要施設等と周辺の上空は飛行を禁止される場合がある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アイアンマンの世界が現実に?次世代ジェットパックのデモ飛行動画が凄い
  2. ^ JB-9
  3. ^ 人はもう飛べる。背中にジェットパックで空を駆けめぐる男たち
  4. ^ Élysée (2019-07-14), Défilé du 14 juillet 2019, https://www.youtube.com/watch?v=hwdm1sLT9ig&feature=youtu.be&t=2224 2019年7月15日閲覧。