コンテンツにスキップ

キムビアンカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キムビアンカ
生誕 9月11日
出身地 日本の旗 日本神奈川県横浜市
ジャンル J-POP
職業 シンガーソングライターダンサー
活動期間 2003年 - 現在
レーベル dream factor records → ユニバーサルミュージック
事務所 ドリームファクター
公式サイト http://www.kimbianca.com

キムビアンカKimbianca9月11日生)は、日本女性シンガーソングライターパフォーマー芸名朝鮮語の「(キム)」とイタリア語意味する「ビアンカ」を組み合わせたものである[1]

生い立ち

[編集]

神奈川県横浜市韓国人の父と日本人の母との間に生まれる[1]

経歴

[編集]

初期の経歴とバンド活動

[編集]

大学在学中からダンサーとしての活動を開始する。東京都大阪府を中心に振付師として活動し、小柳ゆき宮地真緒Leadなどを指導した[1]

2003年クラブジャズバンド「izanami」を結成し、ボーカルとして活動。2005年にバンドは解散。芸能事務所G.P.Rに所属し「KimBIANCA」としてソロ活動を開始した。

2008年 - 現在:ソロ活動

[編集]

2008年、ドリームファクターに所属。「キムビアンカ」に改名。交際関係として本人のブログに度々登場するミラクルひかるIMALUはこの年に出会う。楽曲性、パフォーマンス形態を一新し、ボンデージを着用したLIVEを展開し始める。生前のタレント飯島愛参加のパーティーにてLIVEを披露。

2009年、渋谷を中心に1ヶ月に数本のクラブイベントでのレギュラーを持つようになる。

2010年4月4日に、デビュー・シングル「脱ぎなさいよ」を発売。発売初日に初回卸分が完売した。ミュージックビデオでは、濡れ場に挑戦し、「18禁PV」として口コミで広がる。動画サイトYouTubeで10,000/1日ビューを継続記録する。[2]。同年9月20日付東京スポーツの芸能欄一面に掲載。「タコでオナニー」というキャッチコピーにて取り上げられ、この紙面にてバイセクシャルであることをカミングアウトした。このころから、YouTube「脱ぎなさいよ」ビュー数が上昇。YouTube側から「未成年閲覧禁止映像」と認定。18禁規制がかかる。

ソーシャルツールでの意欲的活動

[編集]

2010年3月21日、自身のCD『脱ぎなさいよ』リリースパーティーの模様をUSTREAMで生中継したことをきっかけに、毎日23時から、USTREAM番組「日刊キムビアンカ」を2011年末までオンエアし続けた。LIVEやレコーディング風景を生中継するのではなく「トーク」だけでほぼ1時間オンエアし続け、ファンの書き込みを全て読み上げ反応しやりとりを重ねる、という番組形態。

2010年6月〜7月にはサマーソニック出場をかけた「行けんのサマソニ!?」企画にエントリー。応募1400組中52位、女性ソロでは1位を獲得したが、サマソニへの出場は果たせなかった。

2010年8月、USTREAM上にて番組を生放送した、カシオペア向谷実との交流がUSTREAM、Twitterを介してスタートする。偶然にも向谷が生放送で作曲をしている現場を視聴し、タイムライン上にサビ部分の作詞をしたその内容が採用され、これが後の九州新幹線公式応援歌さくらとなる。歌詞をツイートしたその翌日夜に向谷に招集され、向谷のスタジオでUSTREAM生放送中に歌詞を書き下ろす。当初この楽曲は中西圭三がメインボーカルを務めるべく、そのスタジオにも同じく招集されていたが、本人がメインボーカルを務めた。(中西は「さくら」のコーラスを担当している)

新宿2丁目

[編集]

2011年2月よりイベント「真夜中は別の顔Vol1」を発足。オーガナイザーとなる。タレント新宿2丁目のコラボレーション、をテーマに、この第1弾目から、古くから友人である芸人ミラクルひかるをゲストに招聘。2012年にオープンするポータルサイト「2CHOPO」共同編集長ドラァグクイーン:バブリーナとはこのイベント開催を機に出会う。

2011年5月、イベント「真夜中は別の顔Vol2」開催。ゲストにミラクルひかるIMALU、ドラァグクイーン:ブルボンヌを招聘。

2011年6月、イベント「真夜中は別の顔Vol3」開催。ゲストにミラクルひかる、ドラァグクイーンHOSSYを招聘。

2011年7月、バブリーナ新宿2丁目発信のUSTREAM「週刊ばぶとキムビ」をスタート。毎週木曜23時〜に生放送オンエア。

2011年10月、イベント「真夜中は別の顔Vol.4」を一新、開催。会場を移し、イメージを変えて開催。ゲストにミラクルひかるIMALUを招聘。

2012年2月、イベント「真夜中は別の顔Vol.5」を開催。ゲストにミラクルひかるIMALU恵比寿マスカッツを招聘。

2012年3月、LGBTポータルサイト『2CHOPO』を開設。タレントバブリーナと共に男女共同編集長となる。

2013年11月、イベント「真夜中は別の顔」を「COLORS TOKYO」に改名、開催。プロデューサーを務め、「LGBT×芸能」をコンセプト主軸に置き、毎月開催をスタートさせる。

メジャーデビュー

[編集]

2013年4月4日、ユニバーサルミュージックから配信シングル『ArcH QUEEN』でメジャーデビュー[3]。新宿2丁目の実在するクラブ「club ArcH」をモチーフにしている。プロモーションビデオには友人のゲイビデオ男優/モデル真崎航が出演[4]

ユニット「nuDex」

[編集]

2014年2月、AV女優西野翔とのLIVEユニット「nuDex」が誕生。自身の楽曲を使用し歌劇として見せるパフォーマンス形態をとっている。ユニット名「nuDex」は一般公募により決定された。

突然の活動休止

[編集]

2014年6月、所属事務所により活動休止が発表される。発表後の音源リリースなどはない。

音楽性とイメージ

[編集]

歌の主題

[編集]

セックス同性愛フェティズムに言及している楽曲が多い。彼女は自身の曲を「自己解放ソング」と称している[1]

イメージ

[編集]

「セックスアイコン」と称されている[5]

人物

[編集]

所属事務所の社長は、彼女を「日本人女性」「血液型B型」「身長168cm」「年齢10万24歳」のアーティストだと紹介している。2010年9月20日付けの『東京スポーツ』芸能欄にて、両性愛者であることを公表した[2]

新宿二丁目のゲイコミュニティにも精通し、ドラァグクイーン女装タレントとの交友関係がある。 ゲイイベントにもレズビアンイベントにも両方出演し、ライブを行っている。

交友関係

[編集]

ディスコグラフィ

[編集]

シングル

[編集]
  • 脱ぎなさいよ  (2010.4.4) - 2枚組(PVを収録したDVD付)

デジタル・シングル

[編集]

2010年5月より、12ヶ月連続配信「セックスは物事の中心よ」をリリース。

配信開始日 タイトル
2010年5月12日 She is Mine
2010年6月9日 カミングアウト
2010年7月7日 GAME
2010年8月11日 禁断リアル
2010年9月8日 Erotical
2010年10月13日 赤い鍵穴
2010年11月10日 陽炎
2010年12月8日 ウタカタディスコ
2011年1月12日 悪女
2011年2月9日 SPUNK STAR
2011年3月9日 愛 ―さくら―
2011年4月13日 NUGINASAI-YO (ENGLISH LESSON)
  • ArcH QUEEN (2013年4月4日 メジャー第1弾)

参加楽曲

[編集]
  • さくら (作詞・歌唱。作曲は向谷実)- 向谷が主宰する『向谷倶楽部』で制作され、向谷が出演したNHKの特別番組「BSデジタル号がゆく!〜ブルートレイン 九州一周の旅〜」(2010年9月5日)では、中西圭三の歌唱で放送された。2010年12月19日にiTunes storeでリリース(中西はコーラスで参加)。またこの楽曲は、2011年3月12日に全線開通予定の九州新幹線応援ソングとなっており、それに先駆けてCD化されることが決定。デジタル配信済の音源に加え、発車音なども加えた全12曲入りのCDシングルが、楽天JR九州商事オンラインショップにて2月14日より予約販売がスタートした。

出演

[編集]
  • 日刊キムビTV (USTREAM)
  • 週刊ばぶとキムビ (USTREAM 毎週金曜日23:00〜)

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d “セックス謳歌訴える“18禁”シンガー・キムビアンカ” (日本語). 東京スポーツ. 東京都. (2010年9月19日). https://web.archive.org/web/20100924095637/http://www.tokyo-sports.co.jp/tokudashi.php?sid=10079 2011年2月25日閲覧。 
  2. ^ a b キムビアンカ” (日本語). Biography. Official Web site. 2011年2月25日閲覧。
  3. ^ メジャーデビューするわよ!!!”. キムビアンカ Official Blog (2013年1月13日). 2013年3月30日閲覧。
  4. ^ 禁断のM.V.公開と着うたスタート!”. キムビアンカ Official Blog (2013年3月26日). 2013年3月30日閲覧。
  5. ^ 和製マドンナはタブーを怖がらない!! 【キムビアンカ】──飯島愛絶賛のバイアーティストが、音楽業界の常識を破壊する!” (日本語). カルチャー. プレミアサイゾー (2011年2月18日). 2011年2月25日閲覧。

外部リンク

[編集]