アニーローリー

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アニーローリー』(Annie Laurie)は、代表的なスコットランド民謡として知られる楽曲。ウィリアム・ダグラス(William Douglas 1672? - 1748)のをもとにして作られた。作曲はスコットランドの女流音楽家ジョン・ダグラス・スコット夫人(Alicia Scott)。

歌詞[編集]

1
 Maxwelton's braes are bonnie,
 Where early fa's the dew,
 Twas there that Annie Laurie
 Gi'ed me her promise true.
 Gi'ed me her promise true -
 Which ne'er forgot will be,
 And for bonnie Annie Laurie
 I'd lay me down and dee.
2
 Her brow is like the snaw-drift,
 Her neck is like the swan,
 Her face it is the fairest,
 That 'er the sun shone on.
 That 'er the sun shone on -
 And dark blue is her e'e,
 And for bonnie Annie Laurie
 I'd lay me down and dee.
3
 Like dew on gowans lying,
 Is the fa' o' her fairy feet.
 And like winds, in simmer sighing,
 Her voice is low and sweet.
 Her voice is low and sweet -
 And she's a' the world to me;
 And for bonnie Annie Laurie,
 I'd lay me down and dee.

歌の由来[編集]

アンニー・ローリー[1]は、マクスウェルトン卿のサー・ロバート・ローリーの末娘だった。1682年12月16日に父親の館であるマクスウェルトン・ハウス[2]で生まれた。スコットランド中に知られた美人だったといわれている。詩は、1700年ごろにフィングランドの郷紳(ジェントリー)ウィリアム・ダグラスによって書かれたものである。言い伝えによれば、ウィリアム・ダグラスは彼女に結婚を申し込んだが、歳の差、彼女がまだ若すぎること、政治的な立場の相違(氏族間の対立)などで、マクスウェルトン卿から強く反対されたという。ダグラスは恋の痛手からようやく立ち直った頃に、エリザベス・クラークという女性と出会い駆け落ちをした。

一方、アンニー・ローリーは、1710年にクレイグダーロックの領主アレクサンダー・ファーガソン(Alexander Fergusson)のもとに嫁ぎ、約33年間そこで暮らした。 彼女のために大邸宅が建設され、彼女の好みで作られたという庭園も残されている。没年は定かではないが、1761年に亡くなりクレイグダーロックに埋葬されたと言い伝えられている。 マクスウェルトン・ハウスには、今も彼女の肖像が残されており、その昔ウィリアム・ダグラスの心をとりこにしたという青い瞳の佳人の姿をうかがい知ることができる。また、彼女の夫がジェームス・ファーガソン[3]であったとの説もあるが、誤伝とされている。

曲は1838年2月にスコットランドの女流音楽家ジョン・ダグラス・スコット夫人(1810 - 1900)が作曲。ウィリアム・ダグラスの詩は、何度か手直しされたといわれている。

そして、1854年クリミア戦争で、未亡人孤児となった人たちへの慈善活動のために出された歌集にこれが載せられたことから、やがて軍楽隊も演奏するようになり広く知られるようになった。戦地の兵士たちもこの歌を口ずさみ、故郷にある大切な人をしのんだという。

さらに、明治初期の日本には、まったく別の歌詞で伝えられたようである。また若干旋律を変更して下記『才女』として歌われた[4]

【日本語詞】 この日本語詞は、緒園凉子のものをもとに、原詞の表現を加味して作成したものである。他にも堀内敬三藤浦洸茂原二郎山口隆俊深尾須磨子鮫島有美子渡辺実典の訳詞がある。

1
 春の岸辺に 咲きし花よ 
 君が姿を 何にたとう
 その御前(みまえ)に この身ささぐ
 愛(いと)し アンニー・ローリー
 われは誓う
2
 雪のかんばせ 清きうなじ
 われを見給う 青き瞳
 その輝き 空の星か 
 愛(いと)し アンニー・ローリー
 夢に浮かぶ
3
 秋の木の葉の 露をこぼす
 野のそよ風か 君が御声(みこえ)
 清(すが)し響き 心揺する
 愛(いと)し アンニー・ローリー
 われは慕う

【参考】

  才女 (日本語詞:里見義)
 かきながせる  筆のあやに    
 そめしむらさき  世々あせず     
 ゆかりのいろ  ことばのはな    
 たぐいもあらじ  そのいさお     
 まきあげたる  小簾のひまに
 君のこころも  しら雪や
 蘆山の峯  遺愛のかね
 めにみるごとき  その風情

前半は紫式部が名作源氏物語を世に残したことを、後半は清少納言が大雪の朝に中宮定子の問いかけに御簾を巻き上げて応えた才女ぶりを歌っている。

備考[編集]

駅などでの放送としての使用[編集]

派生作品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 正式名はアンナでアニーは愛称である。
  2. ^ 1972年に復元された。
  3. ^ 実際はアンニー・ローリーの息子であった。
  4. ^ アウフタクトを省略した形になった。
  5. ^ もう一つは爆風スランプの『Runner』である。
  6. ^ 作詞:今田昭(当時の番組プロデューサー)、作曲:キダ・タロー、歌唱:奥村チヨなど歴代多数。
  7. ^ ただし、相当なアレンジが加えられている。