あきたこまち

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あきたこまちは、日本イネ栽培品種の1つである。1984年秋田県奨励品種に採用された。

秋田県が独自の良食味品種を目指して開発した品種であるが、そもそもの由来が福井県交配種子を用いて育成されたため、種苗法による品種登録はされていない。そのため、知的財産としての裏付けはなく、隣県の岩手県をはじめ、関東、中四国、九州地方まで広く栽培されている[1]1991年には作付面積10万haを越え、以降は作付面積2-4位と上位を維持している。2005年(平成17年度)の作付面積は約13万ha、順位は第4位である[2]東北地方に限れば、ひとめぼれについで作付面積2位である。

味の特徴は、一言で言うともちもちとした粘りのある食感。もち米のように粘りがあるのでおにぎりなど冷めてもおいしいと評価されている。

育種目標・経緯等[編集]

コシヒカリより早熟でかつコシヒカリの食味特性を持った品種を目指して育成された品種である[3]。地元の生産者の要望を受けて、秋田県単独予算の育種事業(県単育種)として品種開発が行なわれた。

育成経過[編集]

交配組合せはコシヒカリ/奥羽292号[4]であり、1975年に福井県農業試験場で交配が行なわれた。1977年に雑種第一代1個体分の雑種第二代種子を秋田県農業試験場が譲り受け、その年の圃場栽培から後代の育成・選抜を行なった。1981年に雑種第六代の選抜終了後、有望系統(雑種第七代種子)に「秋田31号」の地方番号が与えられた。1982年以降の各種試験に供された。1984年に秋田県の奨励品種に採用され、秋田県湯沢市小野の小野小町生誕伝説にちなみ「あきたこまち」と命名された[3]

品種特性[編集]

秋田県内でも冷害など回避して安全に栽培できる熟期であり、秋田県では早生の晩を示す粳品種である。玄米外観品質は特に優れる程ではないが実用上問題はない。炊飯米は外観はササニシキ並みの光沢を持つ。食味はササニシキ・コシヒカリと比較して遜色なく、強い粘りを持っている[3]。ちなみにいもち病に対する抵抗性には優れるものの、ササニシキと同じく耐倒伏性には弱い。

生育特性[編集]

秋田県産あきたこまちの場合の一例。

脚注[編集]

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  1. ^ 2005年(平成17年)「あきたこまち(秋田31号)」の都道府県別作付面積農業・食品産業技術総合研究機構
  2. ^ あきたこまち(秋田31号)の作付面積(全国)(農業・食品産業技術総合研究機構)
  3. ^ a b c 緒言・来歴と育種目標・育成経過・一般特性 etc.(農業・食品産業技術総合研究機構)
  4. ^ 品種情報:秋田31号(あきたこまち)(農業・食品産業技術総合研究機構)
  5. ^ 登熟期の開始日は、出穂期+10日目の日としている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]