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香港にも'''ガシャポン'''が存在する。'''扭蛋(ナウ ダン)'''が[[中国語]]で[[ガシャポン]]を示す言葉である<ref>佐藤 正透『暮らしの日本語単語14,000 日中版』語研、2011年、p.215。</ref>。

日本の[[ガシャポン]]は香港で特有な「扭蛋」文化に発展し、人気を博している。香港では「扭蛋」すなわちガシャポンは非常に多い。日本の[[ガシャポン]]は、香港人の文化と生活様式に合わせて変化している。

==「扭蛋」の意味 ==
「扭蛋」(ナウ ダン)とは広東語の特有な言葉である。『扭』は[[カプセルトイ]]機械のハンドルを回す動作で、『蛋』は小さな玩具やフィギュアが入る円筒形のカプセルを意味する。日本語では[[カプセルトイ]]、[[ガシャポン]]、ガチャという意味である。

「扭蛋」は三つの要素(表紙、「蛋紙」と殻)がある<ref>李星宇(2007),「燃!扭蛋魂-酷玩摩人星小宇的收藏王道」,台北:如果出版,第60頁。</ref>。表紙とはガシャポンマシンの上に張っている商品説明である。表紙の上、マシン内に販売しているガシャポンの詳細が記載されている。「蛋紙」とはガシャポン内においている紙だ。「蛋紙」にガシャポン内のおもちゃの種類の詳しい説明を記述している。殻とは外の部分、円筒形のプライスチェックである。

== 「ガシャポン」の起源<ref name="李星宇">李星宇(2003),「轉轉扭蛋:扭蛋玩家入門」,台北:果實出版,第9頁。</ref> ==
ガシャポンは19世紀にアメリカで生まれ、最初の目的はガムの販売だった。1965年にペニイ(PENNY)というおもちゃ会社はアメリカからガシャポンマシンを輸入して始めた。当時に、それは新たな消費手段で、すぐ人気になった。

== 日本における「ガシャポン」 ==
1970年代から、ガシャポンは日本にも普及していた。バンダイは1983年にすごく話題になったアニメ「[[キン肉マン (テレビアニメ)|筋肉人]]」のキャラクターのガシャポンのおもちゃを作った。ガシャポンの販売方法はどんなガシャポンが出られるのか予想できないので、子供だけではなく、大人もガシャポンに夢中になる。

人々が簡単に買えるため、どこでもガシャポンマシンを見つける。例えば、コンビニやレストランなどの近く、駅の中、モールや空港などだ。

== 「ガシャポン」と香港での商品化 ==
[[ガシャポン]]は主にアニメから[[コモディティ化]]する(商品化)グッズだ。

ガシャポンマシンは主にスーパーやコンビニの前に置き、子供たちがコインを入れると、確率の問題でどんなガシャポンを得るのか予測不能だが、彼らはおもちゃをもらって楽しむという娯楽が大衆に生まれた。親子として、[[ガシャポン]]は安い値段で買えるおもちゃの存在だ。これまで、[[ガシャポン]]は大人にとっても楽しいもので、また大人の経済力が高ければ高いほど、[[ガシャポン]]のコレクションがセットで欲しがる。この現状を改めて様々な店がそのセットを販売し始めた<ref>鍾德慧(2002),「迪士尼經典收藏」,台北:城邦文化,第86頁。 </ref>。

=== バンダイと香港の「扭蛋」<ref>李星宇(2003),「轉轉扭蛋:扭蛋玩家入門」,台北:果實出版,第14頁。</ref> ===
株式会社[[バンダイ]]はキャラクター事業を根幹とした[[ガシャポン]]の製造販売をしている。[[ガシャポン]]のテーマは多様性があるので、対象顧客層がとても広い。男性から女性までも、また、子供から大人までもいる。ガシャポンは漫画やアニメなどより真実のように存在していて、人々がそのガシャポンを手で触ったり、携帯電話に掛けたりすることができる。ガシャポンは小さくてかわいいから、人々にとって、子供の頃からの思い出、好きなおもちゃを得たら夢が叶うような存在だ。現在は、昔のガシャポンのコレクションが買えるが、値段は昔よりさらに高くなった。

[[ガシャポン]]のアジア市場の約半分を占めている香港で、人気があるキャラクター商品はSDガンダムシリーズだ。特に人気があるキャラクターは、『[[機動戦士ガンダム]]シリーズ』だ。アジアで最も人気のあるガシャポンのキャラクター商品は、『SD(※Super Deformedの略)ガンダム』シリーズだ。アジアの市場ではフィギュア系の商品が受けているカテゴリーなので、2015年に「GUNDAM DOCKS」という大きなイベントがTIMES SQUAREに行われ、それをきっかけに『ガンダム』の知名度がさらに広がった。

女性向けの場合では、『[[美少女戦士セーラームーン]]』が人気になった。10数年前に香港でアニメ『[[美少女戦士セーラームーン]]』が放送され、現在の20代から30代の女性にとって、懐かしい作品であった。[[ガシャポン]]は、他のタイプの商品より価格的には買いやすく、ロケーション的にもコンビニやスーパーなどで買えるので、人気が高まった。

一方、香港で[[ガシャポン]]のイメージにてキャラクター「ガシャポン君」は凄く人気がある。

== 「ガシャポン」に似ている香港の「扭卡」 <ref>Tse L. (2016) “扭卡機和扭蛋機” in 香港樂高迷用戶組 [編著] 「砌出童年時」. 香港: 非凡出版.</ref>==
「扭卡」は[[ガシャポン]]と同じ原理で、カプセルトイマシンのような不透明な機械のハンドルを回すと、おもちゃではなくカードが出てくる。香港で、Yes!Card というアイドルの肖像や歌詞などを付けたカードはとても人気だった。文房具屋やスーパーなどで、扭卡マシンを見つけることができた。

== 香港における「扭蛋」 ==
初代の[[ガシャポン]]は1960年代末から1970年代で、中のおもちゃは香港の現地生産だった。1977年に、[[ガシャポン]]が日本から香港に輸入された。1980年代から、日本のドラマやアニメなどが香港で放送されているから、香港で日本かぶれの人が多くなってきた。その影響で、日本のアニメに関する[[ガシャポン]]の人気が高まることになった。

[[ガシャポン]]の値段は80年代の50香港セントから、1、2香港ドルになって、益々高くなった。[[ガシャポン]]の値段は円の為替レートに影響され、2000年代からは一般的に5から15香港ドルがかかった。最近の[[ガシャポン]]は30か50香港ドルになっている。[[ガシャポン]]の中のおもちゃによって、値段が違う。今、ガシャポンを買う時、コインだけではなく、[[オクトパスカード]]で払うことができ、便利になった。

== 香港における「扭蛋」と新な娯楽活動 ==
ロザリンド・H・ウィリアムズは19世紀半ばからの大衆消費社会の出現を「[[消費革命]]」と呼んでいる。生活に必要品だけを消費するのではなく、贅沢品を求めるようになってきた。18世紀から、[[産業革命]]によって、先端な生産技術を発展し、効率的に生産ができる高品質な品物が産み出してきた。農耕社会から[[産業社会]]に進んで、人々は収入が上がり、生活水準が段々高くなったから、趣味を求めてきた。

香港は[[消費社会]]として、人々が生活の必要品を自分で生産するのではなく、貨幣で購入することだ。そして、人々は欲望が満足できる趣味を追いかけ、生産活動と消費活動が分離された。続々消費に向かわせていて、[[ガシャポン]]や関連商品を集めるようになるという消費形式になっている。

2017年2月10日、[[香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター]]で開いた日本動玩博覽にて[[バンダイ]]が[[機動戦士ガンダム]]のザクヘットをローンチした。各50HKドールだった。3つのザクヘットが異なる色だし、ガシャポンセェルもヘットの一部としてのデザインだし、ガンダムファンはザクヘットを集めようとした。そして、[[ガシャポン]]と関連商品の人気も盛り上がった。2016年12月、登場したミニーガシャポンマシンを売り始めた。ミニーガシャポンマシンは本物のように製作し、コインを入れると[[ガシャポン]]がマシンから出てきたり、ハンドルを回すと「ガシャ、ガシャ」という音が出たりして、本物を遊んでいる嬉しさを感じられるミニーガシャポンマシンだ。

== 香港における「扭蛋」の聖地巡礼 ==
[[ファイル:匯景廣場.jpg|サムネイル|匯景広場におけるガシャポンマシン]]
香港では現在に流行っている『扭蛋』する聖地はショッピングモールで、数百台ガシャポンマシンが広いエリアで並んで、人々は無拘束でそこを歩き回り、開放の環境で商品を自由に選択ができる場所だ。公共エステートの広場で、ガシャポンマシンを見つけることもある。現代の『扭蛋』場では、正規料金エリアと割引エリアが分別されている。人々が気になる商品を見つけたら、ガシャしようとする。例えば、2016年10月25日から11月7日まで、荃湾あるショッピングモールで開催していたイベント、500以上のガシャポンマシンが並んでいた。価格は5香港ドルか10香港ドルの手頃な価額ソーンが仕訳している。2017年4月1日から4月19日までのいイベントも約300台のガシャポンマシンが奧海城にて揃っていた。大規模のイベントを開催していた。価格によって、子供も若者も大人も気になるガシャポンを見つけたら、楽しみにガシャをする活動が参加できることだった。

[[九龍]]:APM、匯景広場、Megabox
[[ファイル:APMのガシャポン.jpg|サムネイル|APMにおけるガシャポンマシン]]
[[新界]]:荃新天地

== 香港における「扭蛋」の大衆化 ==
香港人は日本のものとの信頼関係を築きしているので、香港向けの日本での販売商品が受け入れられてきた。香港人は商品で日本語で書かれているのを見ると「これは安心できる」と感じられる。香港で販売しているガシャポンは日本で売っているオリジナル商品がほぼ同様だ。パッケージも日本側と同様なデザインのガシャポンに引き込まれる香港人はガシャポンにひかれている。ガシャポンは人気が生み出されてきた。

「[[オクトパスカード]](Octopus card)」という電子マネーカードが香港で普及しているので、ガシャポンの購入方法は変わってきた。電子マネーでガシャポンを購入するシステムは香港にて実施開始された。2010年に「[[オクトパスカード]](Octopus card)」で購入できるマシンが導入され、電子化のテストを重ね始め、今は主流の払う方法となった。販売価格を変更になっても、ガシャポンマシンの売価を変えることはとても簡単なので、どんどん導入した。しかも、お客様の場合はコインを準備することが不要で、ガシャをすることは更に楽しんでいる。現在、九龍灣あるショッピングモールはイベントのプロモーションのため、眼立つのエリアで7フィートある高いガシャポンマシンを用意している。楽にイベントが参加できる子供が楽しんで「扭蛋」活動が参加できるだけではなく、出てくる『蛋』の期待する味を試すこともできる。

== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
{{No footnotes|date=2017年8月29日 (火) 04:37 (UTC)}}
* [https://bandai-hobby.net バンダイ ホビーサイト]
* [http://gashapon.jp ガシャポンワールド]
* [https://read01.com/nLnMm.html 壹讀 「日本語」小扭蛋的大市場 (中国語)]
* [https://msbeec.wordpress.com/2016/05/15/%E7%9F%A5%E8%AD%98-%E6%89%AD%E8%9B%8B%E7%9A%84%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%82%AC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%BF%E3%81%A4/amp/ [知識 扭蛋的秘密 (中国語)]
* [http://ezone2.ulifestyle.com.hk/channelnews.php?id=22421 E-ZONE 電玩動漫 渣古頭扭蛋即砌 香港 C3 日本動玩博覽 $50 有交易(中国語)]
* [http://ezone2.ulifestyle.com.hk/channelnews.php?id=21690 E-ZONE 電玩動漫 超精密渣古頭扭蛋 蛋殼頭殼一體化(中国語)]
* [http://ezone2.ulifestyle.com.hk/channelnews.php?id=18525 E-ZONE 網絡熱話 Bandai 家用扭蛋機【接受預訂】 12 月出貨!聖誕禮物有著落(中国語)]
* [http://www.cuhkacs.org/~benng/Bo-Blog/read.php?434 知日部屋 日本扭蛋在香港的小史(中国語)]
* [http://oldcake.net/viewthread.php?tid=18758&page=1 老餅論壇(中国語)]
* [http://www.weekendhk.com/lifestyle/%E6%89%AD%E8%9B%8B-%E8%8D%83%E7%81%A3-%E5%B9%B3%E5%83%B9%E5%8D%80/ 新假期周刊 荃灣超級 扭蛋 樂園!500部機 特設$5、$10平價區(中国語)]
* [http://www.weekendhk.com/lifestyle/%E5%A5%A7%E6%B5%B7%E5%9F%8E-%E6%89%AD%E8%9B%8B%E6%A9%9F-%E8%BE%B2%E8%8E%8A-%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E7%AF%80/2/ 新假期周刊 300部 BANDAI 扭蛋機 ! 最平$5有交易 |奧海城好去處|(中国語)]
* [http://megabox.com.hk/monthly_highlight.php?mid=&id=600&type=5&lang=tchi MEGA BOX 玩樂証換領(中国語)]

2017年9月23日 (土) 03:37時点における版

カプセルトイは、小型自動販売機の一種で、硬貨を入れレバーを回すとカプセル入りの玩具などが出てくるもの、またその取り出した玩具を指す。

ガチャガチャガチャポンガシャポンガチャピーカップなど、時代や地域や販売メーカーによって様々な呼び方があるが、商標の関係からこれら全体を「カプセルトイ」と呼称している。

概要

カプセルトイは、カプセル自動販売機によるミニ玩具の総称。また、玩具以外の商品が入っているケースもある(後述)。ひとつの販売機に(同一シリーズの)数種類の商品が入れられており、その中のどれかが無作為に出てくるという場合が多い販売システムである。またカプセル自体は半分透明で内容物が見えるものが多い(透明ではなく中に何が入っているのか秘密にしているものもある)。

本体のコイン投入部に硬貨をセットしてレバーを回転させることで商品を取り出すものであり、使用する硬貨の種類や枚数によって10円用、50円用、100円用、200円用、500円用などの種類があり、封入されている商品の価格に合わせた機種が用いられる。なお、硬貨ではなく別売の専用メダルを用いるものもある。

カプセル自動販売機自体はアメリカで考案されたものである。球体ガムの小型自動販売機がその始まりとされ、やがて球体ガム以外に球体カプセルに小さな玩具を入れた販売も始まり、アメリカで流行した。

日本には1965年にアメリカから輸入され[1]1970年代に全国各地に広まった。参入するメーカーも増えていき、オリジナル玩具に加えて版権キャラクターものも投入されるようになるとますます普及していった。駄菓子屋スーパーマーケットなどによく設置されており、一箇所に複数台の機器が置かれている場合が多い。食玩やフィギュアなどの流行とともにカプセルトイも多種多様に増え、2000年代以降はカプセル自動販売機のみを数十あるいは百台以上並べた専門店も登場したり、観光地に設置してご当地グッズを扱うケースもある[2][3][4]。ユニークな設置例として、和歌山電鐵の「おもちゃ電車」では鉄道車両の車内に、西日本鉄道の観光向け循環バス「ぐりーん」ではバス車内にカプセル自動販売機を設置している。

メーカーやショップには、バリューマーチャンダイズ(日商貿易)、アトリエ彩、エグゾースト、エポック社、海洋堂、カフェレオ、(有)足利コスモス、ヤマトコスモス、コナミ、CM'sコーポレーション、スプリング、ソリッドシアター、トイズプランニング、トイズワークス、バイス、バンダイ、バンプレスト、ミレニアム(今野産業)、メガハウス、タカラトミーアーツ(旧ユージン)、ARTS-TV:メーカー発の動画コンテンツ、和風堂玩具店、石川玩具、などがある。

同様の販売形態を持つ物

同じように硬貨を入れて、ダイヤルを回して購入するものであっても、カプセルに入っていないものとして、球体のガムスーパーボールトレーディングカード(これを特にカードダスと言う)などの自動販売機も存在する。その他、通常の自動販売機同様に硬貨を投入するものもあり、レバーを下げる方式等の箱入り玩具の自動販売機や、ムーバー乗物型、ゲーム機型(等価で必ず商品を販売)の他、過去には等身大ヒーロー型(テーマ曲が流れカプセルが出て来る等)も存在した。

封入されている玩具・商品

封入されている玩具は、かつてはバリューマーチャンダイズ(日商貿易)やコスモスの製品にみられたような幼稚園から小学校中学年あたりの子供を対象とした物が主であり、たとえば流行しているものを題材とした消しゴム(実際は消せないゴム製フィギュアの場合が多い)などが入れられる場合、スーパーカー消しゴム怪獣消しゴム、キン肉マン消しゴム(キン消し)やSDガンダムを主とするアニメキャラクター消しゴム、力士消しゴム、プロレスラー消しゴム、などが作られた。その他、販売店において交換するような商品の場合には、当たり交換専用のカプセルが直接入っていたり当たりの紙が封入されており、当たり以外の商品はグリコのおまけのようなものが多く封入されていた。

その後、バンダイガシャポンHGシリーズなどで世間への認識を拡大させ、ユージンなどの他社も交えて数々のシリーズを展開する大ヒット商品媒体となっている。1990年代後半以降は、子供だけでなくより上の年齢層にも販路が広がり、品質も上昇している(高品質な分、価格も若干上がる。2010年以降は中国のコスト高騰による値上げがほとんど。)。ドラマ・マンガ・アニメ・ゲームを題材にした俗にいうオタク向けなマニアックな商品が多いが、それ以外にも従来のような子供向けオリジナル玩具はもちろん、リアルなものからシュールなものまで、幅広く多種多様な商品が出ている。

また、青少年の健全な育成を推進する社会的な風潮の高まりを受け、児童向けでないキャラクター武器などをモチーフとした製品の購入を15歳以上の者に限定する年齢制限が導入されるなど、自主規制の強化も同時に行われるようになったが、年齢認証装置が搭載された自動販売機が未だに存在せず、対象年齢未満の子供でも簡単に年齢制限対象商品が購入できてしまうため、成人向け雑誌の自動販売機などと同様に問題視されることもある。

2000年代より、観光地・特定地域向けに設置されたカプセル自動販売機については限定商品(ピンズストラップ巾着袋クーポン、等)をご当地グッズとして封入しているケースもある[2][3][4]

これらの玩具はその販売形態の性質上、自ら商品を選んで購入することが出来ず、重複したものを他人と交換してすべて揃えるという方法も用いられることから、同様に中身を選ぶことが出来ない食玩などと合わせて「トレーディングトイ」「トレーディングフィギュア」などと呼ばれることもある。

用語の転用

上記のように購入後、払い出されるまで商品が確定しないプライズシステムから、ソーシャルゲームなどにおけるアイテムなどもこの形態で販売されることもあり、これらランダム型アイテムの販売形態を「○○ガチャ」(○○には品名、アバター、アイテム、コンプリートなどの言葉が入る)と呼称している場合も多い。

脚注

関連項目

香港にもガシャポンが存在する。扭蛋(ナウ ダン)中国語ガシャポンを示す言葉である[1]

日本のガシャポンは香港で特有な「扭蛋」文化に発展し、人気を博している。香港では「扭蛋」すなわちガシャポンは非常に多い。日本のガシャポンは、香港人の文化と生活様式に合わせて変化している。

「扭蛋」の意味

「扭蛋」(ナウ ダン)とは広東語の特有な言葉である。『扭』はカプセルトイ機械のハンドルを回す動作で、『蛋』は小さな玩具やフィギュアが入る円筒形のカプセルを意味する。日本語ではカプセルトイガシャポン、ガチャという意味である。

「扭蛋」は三つの要素(表紙、「蛋紙」と殻)がある[2]。表紙とはガシャポンマシンの上に張っている商品説明である。表紙の上、マシン内に販売しているガシャポンの詳細が記載されている。「蛋紙」とはガシャポン内においている紙だ。「蛋紙」にガシャポン内のおもちゃの種類の詳しい説明を記述している。殻とは外の部分、円筒形のプライスチェックである。

「ガシャポン」の起源[3]

ガシャポンは19世紀にアメリカで生まれ、最初の目的はガムの販売だった。1965年にペニイ(PENNY)というおもちゃ会社はアメリカからガシャポンマシンを輸入して始めた。当時に、それは新たな消費手段で、すぐ人気になった。

日本における「ガシャポン」

1970年代から、ガシャポンは日本にも普及していた。バンダイは1983年にすごく話題になったアニメ「筋肉人」のキャラクターのガシャポンのおもちゃを作った。ガシャポンの販売方法はどんなガシャポンが出られるのか予想できないので、子供だけではなく、大人もガシャポンに夢中になる。

人々が簡単に買えるため、どこでもガシャポンマシンを見つける。例えば、コンビニやレストランなどの近く、駅の中、モールや空港などだ。

「ガシャポン」と香港での商品化

ガシャポンは主にアニメからコモディティ化する(商品化)グッズだ。

ガシャポンマシンは主にスーパーやコンビニの前に置き、子供たちがコインを入れると、確率の問題でどんなガシャポンを得るのか予測不能だが、彼らはおもちゃをもらって楽しむという娯楽が大衆に生まれた。親子として、ガシャポンは安い値段で買えるおもちゃの存在だ。これまで、ガシャポンは大人にとっても楽しいもので、また大人の経済力が高ければ高いほど、ガシャポンのコレクションがセットで欲しがる。この現状を改めて様々な店がそのセットを販売し始めた[4]

バンダイと香港の「扭蛋」[5]

株式会社バンダイはキャラクター事業を根幹としたガシャポンの製造販売をしている。ガシャポンのテーマは多様性があるので、対象顧客層がとても広い。男性から女性までも、また、子供から大人までもいる。ガシャポンは漫画やアニメなどより真実のように存在していて、人々がそのガシャポンを手で触ったり、携帯電話に掛けたりすることができる。ガシャポンは小さくてかわいいから、人々にとって、子供の頃からの思い出、好きなおもちゃを得たら夢が叶うような存在だ。現在は、昔のガシャポンのコレクションが買えるが、値段は昔よりさらに高くなった。

ガシャポンのアジア市場の約半分を占めている香港で、人気があるキャラクター商品はSDガンダムシリーズだ。特に人気があるキャラクターは、『機動戦士ガンダムシリーズ』だ。アジアで最も人気のあるガシャポンのキャラクター商品は、『SD(※Super Deformedの略)ガンダム』シリーズだ。アジアの市場ではフィギュア系の商品が受けているカテゴリーなので、2015年に「GUNDAM DOCKS」という大きなイベントがTIMES SQUAREに行われ、それをきっかけに『ガンダム』の知名度がさらに広がった。

女性向けの場合では、『美少女戦士セーラームーン』が人気になった。10数年前に香港でアニメ『美少女戦士セーラームーン』が放送され、現在の20代から30代の女性にとって、懐かしい作品であった。ガシャポンは、他のタイプの商品より価格的には買いやすく、ロケーション的にもコンビニやスーパーなどで買えるので、人気が高まった。

一方、香港でガシャポンのイメージにてキャラクター「ガシャポン君」は凄く人気がある。

「ガシャポン」に似ている香港の「扭卡」 [6]

「扭卡」はガシャポンと同じ原理で、カプセルトイマシンのような不透明な機械のハンドルを回すと、おもちゃではなくカードが出てくる。香港で、Yes!Card というアイドルの肖像や歌詞などを付けたカードはとても人気だった。文房具屋やスーパーなどで、扭卡マシンを見つけることができた。

香港における「扭蛋」

初代のガシャポンは1960年代末から1970年代で、中のおもちゃは香港の現地生産だった。1977年に、ガシャポンが日本から香港に輸入された。1980年代から、日本のドラマやアニメなどが香港で放送されているから、香港で日本かぶれの人が多くなってきた。その影響で、日本のアニメに関するガシャポンの人気が高まることになった。

ガシャポンの値段は80年代の50香港セントから、1、2香港ドルになって、益々高くなった。ガシャポンの値段は円の為替レートに影響され、2000年代からは一般的に5から15香港ドルがかかった。最近のガシャポンは30か50香港ドルになっている。ガシャポンの中のおもちゃによって、値段が違う。今、ガシャポンを買う時、コインだけではなく、オクトパスカードで払うことができ、便利になった。

香港における「扭蛋」と新な娯楽活動

ロザリンド・H・ウィリアムズは19世紀半ばからの大衆消費社会の出現を「消費革命」と呼んでいる。生活に必要品だけを消費するのではなく、贅沢品を求めるようになってきた。18世紀から、産業革命によって、先端な生産技術を発展し、効率的に生産ができる高品質な品物が産み出してきた。農耕社会から産業社会に進んで、人々は収入が上がり、生活水準が段々高くなったから、趣味を求めてきた。

香港は消費社会として、人々が生活の必要品を自分で生産するのではなく、貨幣で購入することだ。そして、人々は欲望が満足できる趣味を追いかけ、生産活動と消費活動が分離された。続々消費に向かわせていて、ガシャポンや関連商品を集めるようになるという消費形式になっている。

2017年2月10日、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開いた日本動玩博覽にてバンダイ機動戦士ガンダムのザクヘットをローンチした。各50HKドールだった。3つのザクヘットが異なる色だし、ガシャポンセェルもヘットの一部としてのデザインだし、ガンダムファンはザクヘットを集めようとした。そして、ガシャポンと関連商品の人気も盛り上がった。2016年12月、登場したミニーガシャポンマシンを売り始めた。ミニーガシャポンマシンは本物のように製作し、コインを入れるとガシャポンがマシンから出てきたり、ハンドルを回すと「ガシャ、ガシャ」という音が出たりして、本物を遊んでいる嬉しさを感じられるミニーガシャポンマシンだ。

香港における「扭蛋」の聖地巡礼

匯景広場におけるガシャポンマシン

香港では現在に流行っている『扭蛋』する聖地はショッピングモールで、数百台ガシャポンマシンが広いエリアで並んで、人々は無拘束でそこを歩き回り、開放の環境で商品を自由に選択ができる場所だ。公共エステートの広場で、ガシャポンマシンを見つけることもある。現代の『扭蛋』場では、正規料金エリアと割引エリアが分別されている。人々が気になる商品を見つけたら、ガシャしようとする。例えば、2016年10月25日から11月7日まで、荃湾あるショッピングモールで開催していたイベント、500以上のガシャポンマシンが並んでいた。価格は5香港ドルか10香港ドルの手頃な価額ソーンが仕訳している。2017年4月1日から4月19日までのいイベントも約300台のガシャポンマシンが奧海城にて揃っていた。大規模のイベントを開催していた。価格によって、子供も若者も大人も気になるガシャポンを見つけたら、楽しみにガシャをする活動が参加できることだった。

九龍:APM、匯景広場、Megabox

APMにおけるガシャポンマシン

新界:荃新天地

香港における「扭蛋」の大衆化

香港人は日本のものとの信頼関係を築きしているので、香港向けの日本での販売商品が受け入れられてきた。香港人は商品で日本語で書かれているのを見ると「これは安心できる」と感じられる。香港で販売しているガシャポンは日本で売っているオリジナル商品がほぼ同様だ。パッケージも日本側と同様なデザインのガシャポンに引き込まれる香港人はガシャポンにひかれている。ガシャポンは人気が生み出されてきた。

オクトパスカード(Octopus card)」という電子マネーカードが香港で普及しているので、ガシャポンの購入方法は変わってきた。電子マネーでガシャポンを購入するシステムは香港にて実施開始された。2010年に「オクトパスカード(Octopus card)」で購入できるマシンが導入され、電子化のテストを重ね始め、今は主流の払う方法となった。販売価格を変更になっても、ガシャポンマシンの売価を変えることはとても簡単なので、どんどん導入した。しかも、お客様の場合はコインを準備することが不要で、ガシャをすることは更に楽しんでいる。現在、九龍灣あるショッピングモールはイベントのプロモーションのため、眼立つのエリアで7フィートある高いガシャポンマシンを用意している。楽にイベントが参加できる子供が楽しんで「扭蛋」活動が参加できるだけではなく、出てくる『蛋』の期待する味を試すこともできる。

脚注

  1. ^ 佐藤 正透『暮らしの日本語単語14,000 日中版』語研、2011年、p.215。
  2. ^ 李星宇(2007),「燃!扭蛋魂-酷玩摩人星小宇的收藏王道」,台北:如果出版,第60頁。
  3. ^ 李星宇(2003),「轉轉扭蛋:扭蛋玩家入門」,台北:果實出版,第9頁。
  4. ^ 鍾德慧(2002),「迪士尼經典收藏」,台北:城邦文化,第86頁。
  5. ^ 李星宇(2003),「轉轉扭蛋:扭蛋玩家入門」,台北:果實出版,第14頁。
  6. ^ Tse L. (2016) “扭卡機和扭蛋機” in 香港樂高迷用戶組 [編著] 「砌出童年時」. 香港: 非凡出版.

外部リンク