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== 係争中の損害賠償裁判 ==
== 係争中の損害賠償裁判 ==
[[幸福の科学]]が運営する「[[幸福の科学学園]]」(栃木県那須郡那須町)が、教育基本法で禁じられている政治教育や政治活動を行っているとする記事を「週刊新潮」に掲載した。それに対し、教団側が損害賠償を求めて提訴し、係争中である<ref>「[http://www.j-cast.com/2013/11/14188993.html?p=all 幸福の科学・佐々木俊尚対談に「えええええええ」! テーマは「宗教とテクノロジーの交差」らしいが…]」J-CASTニュース、2013/11/14</ref>。2014年12月12日に東京地方裁判所の一審判決があり、幸福の科学学園側の請求を全面的に棄却し、新潮社と藤倉が勝訴した<ref>[https://drive.google.com/file/d/0BxQqDQ8VBlGcQXhCd1IzRGVyZHc/view 東京地裁判決文全文] 藤倉が「やや日刊カルト新聞」の記事[http://dailycult.blogspot.jp/2015/02/blog-post_23.html]で提示したもの</ref>。12月24日に幸福の科学側は[[控訴]]した<ref>[http://ooginosato.org/doc/machiren_dayori/machiren_dayori_20150125.pdf まち連だより2014年12月・2015年1月号] 仰木の里まちづくり連合協議会</ref>が、東京高等裁判所の控訴審は即結審し、控訴から3ヶ月後の2015年3月26日に控訴棄却の判決<ref>[https://drive.google.com/file/d/0BxQqDQ8VBlGcWmxwOTVzVl9RY0U/view 東京高裁判決文全文] 藤倉が「やや日刊カルト新聞」の記事[http://dailycult.blogspot.jp/2015/03/blog-post_27.html]で提示したもの</ref>を言い渡して新潮社と藤倉は勝訴した。
[[幸福の科学]]が運営する「[[幸福の科学学園]]」(栃木県那須郡那須町)が、教育基本法で禁じられている政治教育や政治活動を行っているとする記事を「週刊新潮」に掲載した。それに対し、教団側が損害賠償を求めて提訴し、係争中である<ref>「[http://www.j-cast.com/2013/11/14188993.html?p=all 幸福の科学・佐々木俊尚対談に「えええええええ」! テーマは「宗教とテクノロジーの交差」らしいが…]」J-CASTニュース、2013/11/14</ref>。2014年12月12日に東京地方裁判所の一審判決があり、幸福の科学学園側の請求を全面的に棄却し、新潮社と藤倉が勝訴した<ref>[https://drive.google.com/file/d/0BxQqDQ8VBlGcQXhCd1IzRGVyZHc/view 東京地裁判決文全文] 藤倉が「やや日刊カルト新聞」の記事[http://dailycult.blogspot.jp/2015/02/blog-post_23.html]で提示したもの</ref>。12月24日に幸福の科学側は[[控訴]]した<ref>[http://ooginosato.org/doc/machiren_dayori/machiren_dayori_20150125.pdf まち連だより2014年12月・2015年1月号] 仰木の里まちづくり連合協議会</ref>が、東京高等裁判所の控訴審は即結審し、控訴から3ヶ月後の2015年3月26日に控訴棄却の判決<ref>[https://drive.google.com/file/d/0BxQqDQ8VBlGcWmxwOTVzVl9RY0U/view 東京高裁判決文全文] 藤倉が「やや日刊カルト新聞」の記事[http://dailycult.blogspot.jp/2015/03/blog-post_27.html]で提示したもの</ref>を言い渡して新潮社と藤倉は勝訴した。
藤倉側によると幸福の科学側は4月7日付けで[[上告]]しているという<ref>[https://twitter.com/daily_cult/status/585952926763356160 やや日刊カルト新聞のツイート]</ref>。判決によると、記載の一部に関しては、事実の適示ではなく意見の表明であって論評の粋を逸脱したとは認められないし、人身攻撃とまでは断じられないとした。
藤倉側によると幸福の科学側は4月7日付けで[[上告]]しているという<ref>[https://twitter.com/daily_cult/status/585952926763356160 やや日刊カルト新聞のツイート]</ref>。判決によると、記載の一部に関しては、事実の適示ではなく意見の表明であって論評の粋を逸脱したとは認められないし、人身攻撃とまでは断じられないとした。存命人
<!-- 存命人物の伝記「潜在的に論争となりうる(特に存命人物に対する名誉棄損や侮辱に該当する)記述」に基づき暫定的にコメントアウト、ノート参照
== 批判 ==
== 批判 ==
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[[2012年]][[4月20日]]、藤倉は、「やや日刊カルト新聞」で、「「サイエントロジー記者会見」を主催しちゃった自由報道協会」と題し、[[4月10日]]に行なわれた自由報道協会主催の「精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見」<ref>{{cite web|url=http://fpaj.jp/?p=2943|title=4月10日(火)精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見|publisher=自由報道協会|date=2012-04-06|accessdate=2013-05-24}}</ref>を取り上げ、会見者に[[サイエントロジー]]傘下の団体である[[市民の人権擁護の会]]の日本支部世話役が加わっていたことを捉え、[[自由報道協会]]を批判した<ref>{{cite web|url=http://dailycult.blogspot.jp/2012/04/1.html|title=「サイエントロジー記者会見」を主催しちゃった自由報道協会(1) |date=2012-04-20|author=藤倉善郎|publisher=やや日刊カルト新聞|accessdate=2013-05-14}}</ref>。その後、自由報道協会は、藤倉や[[紀藤正樹]]弁護士らサイエントロジーを批判する側が会見者となった「サイエントロジーに関する記者会見」を[[5月22日]]に開いた<ref>{{cite web|url=http://fpaj.jp/?p=3723|title=5月22日(火)サイエントロジーに関する記者会見|publisher=自由報道協会|date=2012-05-17|accessdate=2013-05-24}}</ref><ref>ustream 動画:{{cite web|url=http://www.ustream.tv/recorded/22769377|title=2012年05月22日(火)東京・麹町、自由報道協会主催、サイエントロジーに関する記者会見|publisher=自由報道協会|date=2012-05-22|accessdate=2013-05-21}}</ref>。
[[2012年]][[4月20日]]、藤倉は、「やや日刊カルト新聞」で、「「サイエントロジー記者会見」を主催しちゃった自由報道協会」と題し、[[4月10日]]に行なわれた自由報道協会主催の「精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見」<ref>{{cite web|url=http://fpaj.jp/?p=2943|title=4月10日(火)精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見|publisher=自由報道協会|date=2012-04-06|accessdate=2013-05-24}}</ref>を取り上げ、会見者に[[サイエントロジー]]傘下の団体である[[市民の人権擁護の会]]の日本支部世話役が加わっていたことを捉え、[[自由報道協会]]を批判した<ref>{{cite web|url=http://dailycult.blogspot.jp/2012/04/1.html|title=「サイエントロジー記者会見」を主催しちゃった自由報道協会(1) |date=2012-04-20|author=藤倉善郎|publisher=やや日刊カルト新聞|accessdate=2013-05-14}}</ref>。その後、自由報道協会は、藤倉や[[紀藤正樹]]弁護士らサイエントロジーを批判する側が会見者となった「サイエントロジーに関する記者会見」を[[5月22日]]に開いた<ref>{{cite web|url=http://fpaj.jp/?p=3723|title=5月22日(火)サイエントロジーに関する記者会見|publisher=自由報道協会|date=2012-05-17|accessdate=2013-05-24}}</ref><ref>ustream 動画:{{cite web|url=http://www.ustream.tv/recorded/22769377|title=2012年05月22日(火)東京・麹町、自由報道協会主催、サイエントロジーに関する記者会見|publisher=自由報道協会|date=2012-05-22|accessdate=2013-05-21}}</ref>。


[[4月10日]]の記者会見の際の会見者のひとりであった「精神薬の薬害を考える会」 幹事で医師の[[内海聡]]は、[[サイエントロジー]]に詳しく、その信者であると誤解されることも多い人物であるが<ref>{{cite web|url=http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-56.html|title=キチガイ医の素人的処方箋 市民の人権擁護の会とアノニマス|author=内海聡|publisher=内海聡|date=2011-08-19|accessdate=2013-05-12}}</ref>、[[5月22日]]の記者会見に、「精神薬の薬害を考える会」の会員、一般市民として参加し、質疑応答において質問を行なった<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:01:00 あたり</ref>。その際のやりとりについて内海は、自身ブログで藤倉らへの批判を述べ、藤倉らが「すべての新興宗教やカルトと勝手に呼ばれている団体を踏襲してカルトと呼んでおり、どのような事実関係にあってそれが裁判などで明らかにされるかを含めて、カルトとしているわけでないことが明確」であると断言している<ref name="saikyo">{{cite web|url=http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-131.html|title=キチガイ医の素人的処方箋 やや日刊カルト新聞という最凶カルト|author=内海聡|authorlink=内海聡|publisher=内海聡|date=2012-05-22|accessdate=2013-05-11}}</ref>。内海が提示したサイエントロジーのデータに関し、藤倉は「事実であるかどうかということは問題視していない」と発言しており<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:03:20 あたり</ref>、内海が「サイエントロジーを批判しながら、そのデータの整合性をとらないということは誰も納得しないのではないか?」と質したのに対し<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:05:30 あたり</ref>、藤倉は、「カルト団体といわれるだけの人権侵害であるとか、違法行為をする一方で」「良いことをしても所詮カルトはカルトなので、それが良いことであったとしても、カルトは批判する。」と発言した<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:06:00 あたり</ref>。-->
[[4月10日]]の記者会見の際の会見者のひとりであった「精神薬の薬害を考える会」 幹事で医師の[[内海聡]]は、[[サイエントロジー]]に詳しく、その信者であると誤解されることも多い人物であるが<ref>{{cite web|url=http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-56.html|title=キチガイ医の素人的処方箋 市民の人権擁護の会とアノニマス|author=内海聡|publisher=内海聡|date=2011-08-19|accessdate=2013-05-12}}</ref>、[[5月22日]]の記者会見に、「精神薬の薬害を考える会」の会員、一般市民として参加し、質疑応答において質問を行なった<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:01:00 あたり</ref>。その際のやりとりについて内海は、自身ブログで藤倉らへの批判を述べ、藤倉らが「すべての新興宗教やカルトと勝手に呼ばれている団体を踏襲してカルトと呼んでおり、どのような事実関係にあってそれが裁判などで明らかにされるかを含めて、カルトとしているわけでないことが明確」であると断言している<ref name="saikyo">{{cite web|url=http://touyoui.blog98.fc2.com/blog-entry-131.html|title=キチガイ医の素人的処方箋 やや日刊カルト新聞という最凶カルト|author=内海聡|authorlink=内海聡|publisher=内海聡|date=2012-05-22|accessdate=2013-05-11}}</ref>。内海が提示したサイエントロジーのデータに関し、藤倉は「事実であるかどうかということは問題視していない」と発言しており<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:03:20 あたり</ref>、内海が「サイエントロジーを批判しながら、そのデータの整合性をとらないということは誰も納得しないのではないか?」と質したのに対し<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:05:30 あたり</ref>、藤倉は、「カルト団体といわれるだけの人権侵害であるとか、違法行為をする一方で」「良いことをしても所詮カルトはカルトなので、それが良いことであったとしても、カルトは批判する。」と発言した<ref>自由報道協会による ustream 動画 01:06:00 あたり</ref>。


== 著作 ==
== 著作 ==

2016年3月14日 (月) 20:06時点における版

藤倉 善郎(ふじくら よしろう、1974年[1] - )は、日本フリーライター[2][3]ブログ「やや日刊カルト新聞」の前主筆で、現在では「創始者兼総裁」[4]と名乗っている。

東京都出身、北海道大学文学部中退[1]。在学中、北海道大学新聞会自己啓発セミナーの取材などを行なったが、休学して2年間ほどストリートミュージシャンとなった後[5]、大学を中退して東京に戻る[1][5]。マスコミ系企業を退社後、フリーライターとして活動を始め[5]、自己啓発セミナー[2]、カルト[1]チベット問題[6]原子力発電所事故[7][8]などを取り上げた記事が週刊誌などに掲載されている。カルト問題について講演等を行っている[9][10][11]。 週刊誌等でカルト宗教の事情に詳しい[3][12]とされたこともある。ブログ「やや日刊カルト新聞」などでブログ記事を執筆している。

ブログ「やや日刊カルト新聞」

個人ブロガーとしても活動していた藤倉は、2009年にニュースサイト形式のブログ「やや日刊カルト新聞」を立ち上げ[1]、主筆・代表として活動したが2015年に退き、創始者兼総裁と名乗る[4]。「やや日刊カルト新聞」は、Googleが運営しているブログサービスBloggerを利用しており独自ドメインを使用していないブログである。

主な活動原資はブログの広告収入と寄付である[13]。 基本的には印刷媒体ではないが、コミックマーケットに出店する際には、新聞紙面の体裁に編集したものを「号外」として販売しているという[14][15]。また、2013年春には「やや日刊カルト新聞 2013年新入生歓迎特別版」(A3両面またはA4両面)を印刷し[16]、首都圏10大学付近の街頭などで4,000部以上を配布したという[16][17]

Googleニュースへは、「やや日刊カルト新聞(ブログ)」という名称で登録されており、一部の記事がGoogleニュースから配信されている[18][19]

不起訴になった著作権法違反容疑

2010年2月4日付『やや日刊カルト新聞』<学生を偽装勧誘する親鸞会の冊子を全公開>と題する記事で、「あなたはなぜ幸福になれないのか、仏教に学ぶ7つのステップ」と題する冊子の80ページを全文転載したことについて、冊子の作成者が著作権法違反で告訴した[20]。訴えにより富山県警高岡署は2011年9月16日に著作権法違反容疑で、藤倉の家宅捜索を行ないパソコンとサーバーを押収した[20]。藤倉の弁護人山口貴士は、著作権法41条の「報道のための利用」[21]に該当するとして記事の正当性を訴えた[20]。押収物は2日後の18日に返却され、2012年3月13日には嫌疑不十分で不起訴処分とされた[22]

係争中の損害賠償裁判

幸福の科学が運営する「幸福の科学学園」(栃木県那須郡那須町)が、教育基本法で禁じられている政治教育や政治活動を行っているとする記事を「週刊新潮」に掲載した。それに対し、教団側が損害賠償を求めて提訴し、係争中である[23]。2014年12月12日に東京地方裁判所の一審判決があり、幸福の科学学園側の請求を全面的に棄却し、新潮社と藤倉が勝訴した[24]。12月24日に幸福の科学側は控訴した[25]が、東京高等裁判所の控訴審は即結審し、控訴から3ヶ月後の2015年3月26日に控訴棄却の判決[26]を言い渡して新潮社と藤倉は勝訴した。 藤倉側によると幸福の科学側は4月7日付けで上告しているという[27]。判決によると、記載の一部に関しては、事実の適示ではなく意見の表明であって論評の粋を逸脱したとは認められないし、人身攻撃とまでは断じられないとした。存命人

批判

藤倉がブログや雑誌記事などで展開する言論、報道をめぐっては、「カルト」と主張された側から、しばしば偏向しているなどと問題視され、批判がみられる。また、複数団体からの削除請求や謝罪請求、訴訟提起、刑事告発などが起こっている。

「カルト」であると藤倉に主張された側からの反論

2012年、『新潮45』6月号に発表された藤倉の論文に対し、世界基督教統一神霊協会(統一教会)原理研究会 (CARP)(正式名称:W-CARP JAPAN・全国大学連合原理研究会)は、藤倉が「統一教会、CARPのほか、顕正会浄土真宗親鸞会摂理ヨハン早稲田キリスト教会などを「カルト」と決めつけ、さらに「カルト=悪」との大前提で議論を展開している」「藤倉氏は、統一教会とCARPをごっちゃにして批判しているが、事実を正確に押さえていただきたい。」「安易に「カルト」のレッテル張りをすることは、前述したような統一教会信者の拉致監禁事件を誘発する要因にもなる。」などと反論文を公表した[28]

ブログ「やや日刊カルト新聞」への批判

ルポライター米本和広は、世界基督教統一神霊協会(統一教会)が関係する出版物に「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」代表者との対談が収録されるなど、統一教会と近い立場にあるが[29]、自身のブログにおいて、藤倉を「カルト新聞の主筆」の肩書を営業の武器に、雑誌社からの注文を待つ作戦を展開する人物であると評している[30]

藤倉が主筆・代表である「やや日刊カルト新聞」に関しては、米本は、「カルト新聞はオーマイニュースのようなネット新聞ではない。本人たちも認めているように、個人ブロガーが集まって作った、新聞の名を冠したたんなるブログに過ぎない。」と述べ[30]、その理由として、ブログ「やや日刊カルト新聞」では、出典文献名の間違い[31]や誤訳(意図ある意訳)[31]が見られるなどと主張した。

米本は、自身のブログにおいて、藤倉が米本の顔写真を掲載したことに関して肖像権を意図的に2度侵害したと批判している[32]

なお、米本による一連の批判について、「やや日刊カルト新聞」は、藤倉自身や[33]、他の記者による反論や反批判を掲載している[34][35]

自由報道協会主催「サイエントロジーに関する記者会見」に関する批判

2012年4月20日、藤倉は、「やや日刊カルト新聞」で、「「サイエントロジー記者会見」を主催しちゃった自由報道協会」と題し、4月10日に行なわれた自由報道協会主催の「精神医療被害の実態報告とその改善を求める記者会見」[36]を取り上げ、会見者にサイエントロジー傘下の団体である市民の人権擁護の会の日本支部世話役が加わっていたことを捉え、自由報道協会を批判した[37]。その後、自由報道協会は、藤倉や紀藤正樹弁護士らサイエントロジーを批判する側が会見者となった「サイエントロジーに関する記者会見」を5月22日に開いた[38][39]

4月10日の記者会見の際の会見者のひとりであった「精神薬の薬害を考える会」 幹事で医師の内海聡は、サイエントロジーに詳しく、その信者であると誤解されることも多い人物であるが[40]5月22日の記者会見に、「精神薬の薬害を考える会」の会員、一般市民として参加し、質疑応答において質問を行なった[41]。その際のやりとりについて内海は、自身ブログで藤倉らへの批判を述べ、藤倉らが「すべての新興宗教やカルトと勝手に呼ばれている団体を踏襲してカルトと呼んでおり、どのような事実関係にあってそれが裁判などで明らかにされるかを含めて、カルトとしているわけでないことが明確」であると断言している[42]。内海が提示したサイエントロジーのデータに関し、藤倉は「事実であるかどうかということは問題視していない」と発言しており[43]、内海が「サイエントロジーを批判しながら、そのデータの整合性をとらないということは誰も納得しないのではないか?」と質したのに対し[44]、藤倉は、「カルト団体といわれるだけの人権侵害であるとか、違法行為をする一方で」「良いことをしても所詮カルトはカルトなので、それが良いことであったとしても、カルトは批判する。」と発言した[45]

著作

単著

共著

出典・脚注

  1. ^ a b c d e 豊富な潜入取材からみえたカルト団体との闘い方とは?”. 週プレNews/excite ニュース (2012年9月11日). 2013年5月4日閲覧。
  2. ^ a b “カウンセリング(日本が見えますか 癒やしの裏側)”. 朝日新聞・名古屋朝刊: p. 31. (2003年6月8日)  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  3. ^ a b *古田雄介「藤倉善郎|やや日刊 カルト新聞」『中の人 ネット界のトップスター26人の素顔』アスキー・メディアワークス、2012年7月。ISBN 978-4-048-86676-7 
  4. ^ a b 本紙について”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月4日閲覧。
  5. ^ a b c 古田雄介 (2011-10-07日). “古田雄介の“顔の見えるインターネット” - 第99回 マスコミが報じない“カルト”を記事に 「やや日刊カルト新聞」2/5”. ASCII MEDIA WORKS. 2013年5月6日閲覧。
  6. ^ 撮影した写真が報道に用いられている例:「聖地チベット」展への抗議デモと講演会=東京・上野【PJニュース】”. 「聖地チベット-ポタラ宮と天空の至宝-」展に抗議する国際連盟:News (2009年9月23日). 2013年5月4日閲覧。
  7. ^ 原発20km圏内の民家内を牛が占拠 部屋から出すのは困難”. NEWSポストセブン/excite ニュース (2011年4月21日). 2013年5月4日閲覧。
  8. ^ CiNii 論文 - チェルノブイリ「炉心への旅」週刊新潮2010年1月14日 国立情報学研究所
  9. ^ カルト問題講演会”. 真宗大谷派名古屋教区教化委員会 (2013年2月27日). 2013年5月11日閲覧。
  10. ^ 浅野玄誠. “同朋大学 浅野学長ブログ カルト問題公開学習会”. 同朋大学. 2013年5月11日閲覧。
  11. ^ Annual Conference: Speakers”. International Cultic Studies Association (2011年7月11日). 2013年5月14日閲覧。
  12. ^ 「創始者・文鮮明危篤で統一教会「分裂」「過激化」か ワイド・祭りのあと」『週刊朝日』2012年8月31日、153頁。  - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  13. ^ 藤倉善郎 (2011年6月29日). “やや日刊カルト新聞: 【お知らせ】取材費カンパ受付はじめました”. やや日刊カルト新聞. 2013年6月2日閲覧。
  14. ^ 藤倉善郎 (2011年12月30日). “”やや日手帳”、コミケに間に合いそう”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月13日閲覧。
  15. ^ 藤倉善郎 (2012年8月11日). “やや日刊カルト新聞社、12日にコミケ出店”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月13日閲覧。
  16. ^ a b 藤倉善郎 (2013年3月31日). “やや日刊カルト新聞、大学生向けに無料配布へ=「みんなでばら撒いて」とデータも無料配信”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月13日閲覧。
  17. ^ 藤倉善郎 (2013年5月3日). “創価大学前で“カルト新聞配布”が警察沙汰に”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月13日閲覧。
  18. ^ Googleニュースから「やや日刊カルト新聞」のキーワードで検索すれば掲載記事を確認できる。(掲載期間が短いため掲載記事がない場合もある)
  19. ^ 藤倉善郎 (2010年9月12日). “創価学会・池田大作氏に、やや日刊カルト新聞が学術称号:藤倉善郎 さんのコメント... 2010年9月12日 2:08”. やや日刊カルト新聞. 2013年6月2日閲覧。
  20. ^ a b c 「著作権法違反」の容疑でパソコン押収した富山県警 週刊金曜日(2011年9月23日号)
  21. ^ 著作権法41条「報道の目的上正当な範囲内において、複製し、及び当該事件の報道に伴つて利用することができる。」
  22. ^ 藤倉善郎 (2012年4月2日). “本紙主筆と記者が“容疑者”を卒業”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月4日閲覧。
  23. ^ 幸福の科学・佐々木俊尚対談に「えええええええ」! テーマは「宗教とテクノロジーの交差」らしいが…」J-CASTニュース、2013/11/14
  24. ^ 東京地裁判決文全文 藤倉が「やや日刊カルト新聞」の記事[1]で提示したもの
  25. ^ まち連だより2014年12月・2015年1月号 仰木の里まちづくり連合協議会
  26. ^ 東京高裁判決文全文 藤倉が「やや日刊カルト新聞」の記事[2]で提示したもの
  27. ^ やや日刊カルト新聞のツイート
  28. ^ 鴨野守; 南谷知幸. “『新潮45』掲載の藤倉善郎氏の主張に対する反論文 「カルト」レッテル貼りが生む、深刻なパワハラ・アカハラ”. 世界基督教統一神霊協会. 2013年5月4日閲覧。
  29. ^ 『日本収容所列島―いまなお続く統一教会信者への拉致監禁』(梶栗玄太郎編)が刊行” (2010年8月9日). 2013年6月18日閲覧。
  30. ^ a b 米本和広 (2011年5月13日). “火の粉を払え ルポライター米本和広blog カルト新聞と主筆様を評す(9)-裸の王様”. 米本和広. 2013年5月12日閲覧。
  31. ^ a b 米本和広 (2011年5月8日). “火の粉を払え ルポライター米本和広blog カルト新聞と主筆様を評す(8)- 謀略そのもの!”. 米本和広. 2013年5月12日閲覧。
  32. ^ 米本和広 (2011年4月14日). “火の粉を払え ルポライター米本和広blog カルト新聞と主筆様を評す(1)-秘密会合”. 米本和広. 2013年5月11日閲覧。
  33. ^ 藤倉善郎 (2011年3月1日). ““統一協会容認派”ライターが本紙主筆をデマで中傷”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月25日閲覧。
  34. ^ 鈴木エイト (2012年2月11日). “本紙記者を誹謗中傷する自称“ルポライター”米本和広氏、その社会的問題性に迫る”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月25日閲覧。
  35. ^ 鈴木エイト (2012年9月12日). “統一教会“放置”の国を訴えた元信者、弁連全国集会で教団の組織的違法行為と“デタラメ”ルポライターを糾弾!”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月25日閲覧。
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  37. ^ 藤倉善郎 (2012年4月20日). “「サイエントロジー記者会見」を主催しちゃった自由報道協会(1) ”. やや日刊カルト新聞. 2013年5月14日閲覧。
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外部リンク