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19世紀後半から20世紀初頭のロシアでは、{{仮リンク|ワシーリー・ポレーノフ|en|Vasily Polenov|}}、[[イサーク・レヴィタン]]、[[ヴァレンティン・セローフ ]]、{{仮リンク|コンスタンチン・コローヴィン|en|Konstantin Korovin}}、 {{仮リンク|イーゴリ・グラバーリ|en|I. E. Grabar}}が戸外制作で知られている。{{仮リンク|オールドライム|en|Old Lyme}}派のような{{仮リンク|アメリカ印象派|en|American Impressionists}}も、戸外制作に熱心であった。この時期のアメリカ印象派には、{{仮リンク|ガイ・ローズ|en|Guy Rose}}
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20世紀、さらには21世紀でも戸外制作は盛んに行われている
20世紀、さらには21世紀でも戸外制作は盛んに行われている

2014年10月22日 (水) 10:29時点における版

クロード・モネ 『イーゼルに向かうブランシュ・オシュデと読書するスザンヌ・オシュデ』 1887年 91.44 x 97.79 cm ロサンゼルス美術館

戸外制作(こがいせいさく)とは、絵画を戸外で描くという意味であり、日本では美術書などでフランス印象派の絵画スタイルを説明するときに使用される表現である [1] [2]フランス語では、オンプレネール (en plein air) またはプレネール (plein air) である[3] en plein air  を直訳すれば「戸外で」または「野外で」、「屋外で」という意味だが、このフランス語は美術界では絵画を戸外で制作するという意味に使われる。慣用句としてスポーツなど他の屋外活動にも使うので、フランス語で曖昧さをさけるためには戸外制作をpeinture sur le motif などと表現する。

由来と背景

画家が戸外で絵を描いていたのは昔からだが、19世紀中頃のフランスでは、自然光の中で仕事をすることがバルビゾン派、続いて印象派にとってはとくに重要な意味を持つようになったた。しかも、バルビゾン派は仕上げをアトリエで行ったのに対し、印象派になるとすべてを戸外で仕上げる傾向があった[4]。とくに、クロード・モネ[5]カミーユ・ピサロピエール=オーギュスト・ルノワールなどは戸外制作を重視し、戸外の大気と光の中で多くの作品を描いた。これに対し同じ印象派でもエドガー・ドガは、戸外制作には否定的であった [6]

イーゼルボックスでの戸外制作

戸外制作が流行したのは、1870年代にチューブ入り絵の具が普及したことによる[7]。それ以前は、画家は乾燥した顔料の粉をアマニ油とともに擦ったり混ぜたりして自分用の絵の具を作り、動物の膀胱に保存していた。 さらにフランス印象派の戸外制作には、鉄道の発達でパリから気軽に郊外に出掛けられるようになったことも大きく寄与している[8][5]

19世紀後半におけるイギリスのニューリン派も、戸外制作で知られている[9]。 この時期には「イーゼルボックス」(フランス式イーゼルボックス又は野外イーゼル)も登場した。最初の考案者は不明だが、このイーゼルは脚が折りたたみできる上に、絵の具箱とパレットが組み込まれており、森や丘陵になどへの携帯に最適であった。イーゼルボックスは今日でも製造されており、ブリーフケースサイズで収納しやすいので、自宅用としても使われる[10]

19世紀後半から20世紀初頭のロシアでは、ワシーリー・ポレーノフ英語版イサーク・レヴィタンヴァレンティン・セローフ コンスタンチン・コローヴィンイーゴリ・グラバーリ英語版が戸外制作で知られている。オールドライム英語版派のようなアメリカ印象派英語版も、戸外制作に熱心であった。この時期のアメリカ印象派には、ガイ・ローズロバート・ウィリアム・ウッド(画家)英語版、マリー・デナール・モーガン[11]、ジョン・ギャンブル、 アーサー・ヒル・ギルバート英語版がいる。カナダのグループ・オブ・セブントム・トムソンも戸外制作の唱道者であった。

20世紀、さらには21世紀でも戸外制作は盛んに行われている [12][13]

著名な画家

関連記事

脚注

  1. ^ 『モネ』(初)平凡社〈別冊太陽〉、2007年、24-27頁。ISBN 978-4-582-94509-6 
  2. ^ 「ノルマンディー印象派フェスティバル」をより楽しむために”. MMM メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド. 2014年10月20日閲覧。
  3. ^ 喜多崎 親 (2005年1月18日). “印象派とは何か”. 社団法人如水会. 2014年10月20日閲覧。
  4. ^ 「美術検定」実行委員会『西洋・日本美術史の基本』美術出版社〈美術検定 公式テキスト〉、2008年8月15日。 
  5. ^ a b クリストフ・ハインリヒ 著、ABC Enterprises Inc. (Miki Inoue) 訳『モネ』TASCHEN、2006年、25頁。ISBN 978-488783-012-7 
  6. ^ 視覚デザイン研究所『西洋美術史入門』視覚デザイン研究所。ISBN 978-4-88108-190-7 
  7. ^ 島田紀夫 2004, p. 162.
  8. ^ 島田紀夫 2004, p. 193.
  9. ^ Newlyn School, Landscape Painting Artist Colony, Cornwall: History, Artists, Stanhope Forbes, Frank Bramley”. Visual-arts-cork.com. 2014年10月20日閲覧。
  10. ^ MABEF Art Supporters - Produzione di cavalletti in legno per pittori”. M.A.B.E.F. srl. 2014年10月20日閲覧。
  11. ^ Mary DeNeale Morgan Biography and Paintings”. 2014年10月22日閲覧。
  12. ^ Artists who work 'en plein air' share their motivations: Arts”. adn.com (2010年6月6日). 2014年10月20日閲覧。
  13. ^ Plein Air Painting - Painting Outside Plein Air”. Painting.about.com (2010年8月16日). 2014年10月20日閲覧。

参考文献

  • 島田紀夫『印象派美術館』(初)小学館、2004年。ISBN 4-09-699707-2 

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、Aozoramat/sandboxに関するカテゴリがあります。