酢酸カルシウム
酢酸カルシウム(無水物) | |
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(CH3COO)2Ca | |
一般情報 | |
IUPAC名 | |
組成式 | C4H6CaO4 |
式量 | 158.14 |
形状 | 白色固体 |
CAS登録番号 | [62-54-4] |
性質 | |
密度と相 | 1.6 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | 400 g/L |
融点 | 150-160 °C(分解) |
酢酸カルシウム(さくさんカルシウム、calcium acetate)は示性式 (CH3COO)2Ca 若しくは Ca(CH3COO)2 で表される酢酸とカルシウムの塩。CAS登録番号は [5473-26-0]。無水物と一水和物がよく知られるが、無水物は吸湿性が強いため、通常取り扱われるのは一水和物である。一水和物はわずかに吸湿性がある白色の結晶あるいは結晶性粉末で、無臭またはわずかな酢酸臭がある。水に易溶、エタノールに難溶。水溶液は加水分解して微アルカリ性を示す。150~160℃で分解し、アセトンと炭酸カルシウムになる。実験室的方法として、160℃以上で酢酸カルシウムを乾留することでアセトンが得られる。
酢酸カルシウムは国際的に食品添加物として安定剤、増粘剤等に汎用されているが、日本では現在未認可で、厚生労働省で認可に向けて調整中である。