蔦温泉

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座標: 北緯40度35分49秒 東経140度57分11秒 / 北緯40.59694度 東経140.95306度 / 40.59694; 140.95306

蔦温泉
温泉情報
所在地 青森県十和田市大字奥瀬
交通 八戸駅からJRバス東北十和田東線で約90分、「焼山」下車後、十和田北線で約20分、「蔦温泉」下車
泉質 ナトリウム - 硫酸塩・炭酸水素塩 - 塩化物泉
泉温(摂氏 44.6 °C
pH 6.9
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蔦温泉(つたおんせん)は、青森県十和田市(旧国陸奥国)にある温泉

泉質

  • ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩-塩化物泉

効能

  • 神経痛、リューマチ、機能障害[1]

※注 効能はその効果を万人に保証するものではない。

温泉街

一軒宿の「蔦温泉旅館」が唯一営業している。十和田樹海と呼ばれるブナの原生林の中にある。大正時代に建造された本館と、源泉が足元から湧出するヒバの浴槽「久安の湯」が自慢。

宿の周囲には「蔦の七沼」と称される湖沼群が点在しており、散策路として蔦沼めぐり自然研究路と野鳥の森めぐりのコースがある。

温泉地は日本百名湯にも選ばれている。

歴史

泉響の湯

発見は1174年とされる。

明治時代の紀行作家大町桂月はこの温泉をこよなく愛し、奥入瀬渓流のそこここの美しさに心奪われる流れや滝・岩に名前を付け、全国に紹介した。晩年は本籍を土佐よりこの地に移し、終のすみ家にした。今も彼の墓が敷地内にあり、季節の移ろいを静かに楽しんでいる。

アクセス

備考

  • 荒巻義雄の架空戦記「十和田要塞1991」において、主な舞台となる「十和田要塞」の司令部がこの地に置かれていたとされている。

脚註

  1. ^ ふるさとの文化遺産『郷土資料事典』2、118頁
  2. ^ ぬくもり残る66号室 読売新聞青森県版『ふるさと歌めぐり』 2010年5月3日閲覧

外部リンク