背徳の掟
『背徳の掟』 | ||||
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ジューダス・プリースト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1983年 | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
CBS コロムビア・レコード | |||
プロデュース | トム・アロム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジューダス・プリースト アルバム 年表 | ||||
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『背徳の掟』(原題:Defenders of the Faith)は、ジューダス・プリーストが1984年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては9作目。
解説
レコーディングは主にイビサ島で行われ、その後マイアミでミックス・ダウンの作業が行われた。ジャケット・デザインは、前作『復讐の叫び』(1982年)に引き続きダグ・ジョンソンが担当した。ジャケットに描かれた機械獣はメタリアン(Metallian)と呼ばれ、本作に伴うツアーのステージ・セットにも使用された。本作の裏ジャケットには「信念を守り続ける者しかメタリアンの怒りからは逃れられない」というメッセージが記載されている。
本国イギリスではアルバムが19位に達し、シングル「フリーホイール・バーニング」は42位、「叛旗の下に」は97位に達した[1]。アメリカのBillboard 200では前作に引き続くトップ20入りを果たし、最高18位に達した[2]。
ティッパー・ゴアらが設立した、レコードやミュージック・ビデオの規制を求める委員会PMRC(Parents Music Resource Center)は、本作収録曲「イート・ミー・アライヴ」の歌詞を問題視して、プリンスの「ダーリン・ニッキー」やトゥイステッド・シスター「ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット」等と共に「汚らしい15曲(Filthy Fifteen)」にリストアップし、これらの曲に関してレコード会社に規制を求めた[3]。バンドはこの件に反発して、若者を抑圧する親のことを歌った楽曲「ペアレンタル・ガイダンス」を次作『ターボ』(1986年)で発表した。
収録曲
特記なき楽曲はロブ・ハルフォード、K. K. ダウニング、グレン・ティプトンの共作。
- フリーホイール・バーニング - Freewheel Burning - 4:24
- ジョーブレイカー - Jawbreaker - 3:26
- 鋼鉄の魂 - Rock Hard Ride Free - 5:33
- 死の番人 - The Sentinel - 5:02
- 誘惑の牙 - Love Bites - 4:47
- イート・ミー・アライヴ - Eat Me Alive - 3:35
- 叛旗の下に - Some Heads Are Gonna Roll (Bob Halligan, Jr) - 4:07
- 夜が来たりて - Night Comes Down - 4:00
- ヘヴィ・デューティ - Heavy Duty - 2:25
- 神への誓い - Defenders of the Faith - 1:26
- 下記2曲は2001年リマスターCDのボーナス・トラック。
- ターン・オン・ユア・ライト - Turn on Your Light (Rob Halford, GlennTipton) - 5:23
- ヘヴィ・デューティ/神への誓い (ライヴ) - Heavy Duty/Defenders of the Faith - 5:26
カヴァー
- 「フリーホイール・バーニング」は、FOZZY(プロレスラーのクリス・ジェリコが在籍しているバンド)が『ハプンスタンス』(2002年)で取り上げた。
- 「ジョーブレイカー」は、レイジがEP「Higher Than the Sky」(1997年)で取り上げた。