町田宗鳳

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町田 宗鳳(まちだ そうほう、1950年-)は、日本宗教学者都留文科大学特任教授。天台宗僧侶広島大学名誉教授。専攻は、比較宗教学、比較文明論。

来歴・人物[編集]

京都府京都市出身。14歳の時に出家し、大徳寺にて修行に励む。34歳の時に大徳寺を離れ渡米し、ハーバード大学神学部で神学修士号、ペンシルバニア大学東洋学部で博士号をそれぞれ取得。1990年プリンストン大学東洋学部助教授1998年シンガポール国立大学大学日本学部准教授2001年東京外国語大学留学生日本語教育センター教授2007年広島大学大学院総合科学研究科教授、広島大学環境平和学プロジェクト研究センター所長、広島大学平和科学研究所兼任研究員。この間、東京大学名古屋大学東京医科歯科大学聖心女子大学国際連合大学等非常勤講師、国際教養大学客員教授、早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員等を兼任。2016年3月に広島大学を定年退職し名誉教授、都留文科大学特任教授、日本宗教学会評議員。

学問的活動以外に、「風の集い」「ありがとう断食セミナー」「そうほう塾」などを開き、「ありがとう禅」というセラピー的効果のある瞑想法の普及に努めている。

主な著作[編集]

単著[編集]

  • 『エロスの国・熊野』(法蔵館、1996年)
  • 『法然―世紀末の革命者』(法蔵館、1997年)
  • 『法然対明恵鎌倉仏教の宗教対決』(講談社選書メチエ、1998年)
  • 『〈狂い〉と信仰―狂わなければ救われない』(PHP新書、1999年)
  • 『縄文からアイヌへ―感覚的叡知の系譜』(せりか書房、2000年)
  • 『文明の衝突を生きる―グローバリズムへの警鐘』(法蔵館、2000年)
  • 『「野性」の哲学―生きぬく力を取り戻す』(ちくま新書、2001年)
  • 『山の霊力-日本人はそこに何を見たか-』(講談社選書メチエ、2003年)
  • 『なぜ宗教は平和を妨げるのか―「正義」「大義」の名の下で』(講談社+α新書、2004年)
  • 『身軽にいきましょうや―中年からのスピリチュアル・ライフ』(説話社、2004年)
  • 『ドクター・マッチーのI LOVE ME―もっと自分を愛してあげて』(ハート出版、2004年)
  • 『前衛仏教論―〈いのち〉の宗教への』(ちくま新書、2004年)
  • 『「グレート・スピリット」の教え―先住民族に伝わる賢者たちの言葉』(佼成出版社、2005年)
  • 『人類は「宗教」に勝てるか―一神教文明の終焉』(NHKブックス、2007年)
  • 『愚者の知恵-トルストイ「イワンの馬鹿」という生き方』(講談社+α新書、2008年)
  • 『教育は壮大な実験である―“いのち”に向き合う』(金子書房、2009年)
  • 『法然の涙』(講談社、2010年)※小説
  • 『法然・愚に還る喜び―死を超えて生きる』(NHKブックス、2010年)
  • 『あなたを救う「法然」のことば』(角川文庫、2011年)
  • 『ニッポンの底力』(講談社+α新書、2011年)
  • 『異端力――規格外の人物が時代をひらく』(祥伝社新書、2012年)
  • 『人の運は「少食」にあり-「プチ断食」がカラダとココロに効く理由』(講談社+α新書、2013年)
  • 『光りの海―死者のゆくえ』(法藏館、2014年)
  • 『森女と一休』(講談社、2014年)
  • 『こころと体が軽くなる「ありがとう禅」』(角川学芸出版、2015年)
  • 『死者は生きている: 「見えざるもの」と私たちの幸福』(筑摩書房、2016年)
  • 『「ありがとう禅」が世界を変える』(春秋社、2018年)
  • 『山の霊力』(山と溪谷社、2018年)

共著[編集]

  • 『宗教 (21世紀へのキーワード インターネット哲学アゴラ 1)』(中村雄二郎との共著・岩波書店、1998年)
  • 『「生きる力」としての仏教』(上田紀行との共著・PHP新書、2006年)
  • 『観音の光に包まれて』(大原弘盟との共著・春秋社、2008年)
  • 『法然の「ゆるし」 とんぼの本 仏教入門』(梅原猛との共著・新潮社、2011年)
  • 『「ありがとうを言う」と超健康になる』(森美智代との共著・マキノ出版、2011年)
  • 『無意識との対話 身心を見つめなおす こころをよむ』(日本放送協会共編・NHK出版、2017年6月)。放送テキスト

外部リンク[編集]