武佐駅 (北海道)

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武佐駅
駅出入口(2018年9月)
むさ
Musa
B54 東釧路 (1.2 km)
(4.5 km) 別保
地図
所在地 北海道釧路市武佐4丁目56-2
北緯42度59分30.34秒 東経144度25分32.43秒 / 北緯42.9917611度 東経144.4256750度 / 42.9917611; 144.4256750座標: 北緯42度59分30.34秒 東経144度25分32.43秒 / 北緯42.9917611度 東経144.4256750度 / 42.9917611; 144.4256750
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線(花咲線)
キロ程 176.2 km(新得起点)
電報略号 ムサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
12人/日
-2014年-
開業年月日 1988年昭和63年)3月13日
備考 無人駅
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武佐駅(むさえき)は、北海道釧路市武佐4丁目56-2にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)のである。事務管理コードは▲110469。

歴史[編集]

釧路市東部の新興住宅地の利便を図って新設された[1]

駅名の由来[編集]

所在地名より。アイヌ語の「モサ(mosa)」という語が由来とされるが、由来・語義ともにはっきりしない[3]

アイヌ語研究者のジョン・バチェラーは、「モサ」「モセ」「ムセ」を「イラクサ」の意としており、武佐も同由来と考えられる[3]。なお、アイヌの文化では、イラクサの皮から繊維を取り出し、「レタルペ」という着物を作っていた。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅釧路駅管理の無人駅となっている。

利用状況[編集]

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1992年(平成04年) (169.0) [1] 1日平均乗降客数338人
2016年(平成28年) 18.2 [JR北 1]
2017年(平成29年) 14.8 [JR北 2]
2018年(平成30年) 11.8 [JR北 3]
2019年(令和元年) 9.0 [JR北 4]
2020年(令和02年) 6.2 [JR北 5]
2021年(令和03年) 4.6 [JR北 6]
2022年(令和04年) 4.0 [JR北 7]

駅周辺[編集]

駅の北側は原野。南側は新興住宅街である。武佐の森という市民公園が設けられ、市民の憩いの場になっている。北海道釧路星園高等学校の最寄り駅であったが、2009年3月をもって閉校している。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(花咲線)
快速「はなさき」
通過
快速「ノサップ」(下りのみ)・普通
東釧路駅 (B54) - 武佐駅 - 別保駅

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、119頁。ISBN 4-09-395401-1 
  2. ^ 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道釧路支社、2001年、119頁。 
  3. ^ a b アイヌ語地名リスト ホロナモオ P121-130”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月26日閲覧。
  4. ^ 小泉信一 (2017年10月6日). “(各駅停話)武佐駅 「自然の宝庫」の春採湖”. 朝日新聞デジタル. http://digital.asahi.com/articles/ASK9D31R7K9DULZU009.html 2017年10月7日閲覧。 
  5. ^ 武佐団地入口”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。

JR北海道[編集]

  1. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。 オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102705/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/05.pdf2017年12月10日閲覧 
  2. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。 オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818152757/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/05.pdf2018年8月19日閲覧 
  3. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  4. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]