桜ヶ池 (南砺市)

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桜ヶ池
桜ヶ池
所在地 富山県南砺市西原
位置
桜ヶ池 (南砺市)の位置(日本内)
桜ヶ池 (南砺市)
北緯36度30分03秒 東経136度52分08秒 / 北緯36.50083度 東経136.86889度 / 36.50083; 136.86889座標: 北緯36度30分03秒 東経136度52分08秒 / 北緯36.50083度 東経136.86889度 / 36.50083; 136.86889
面積 17 km2
最大水深 24 m
貯水量 1,452,000 km3
成因 灌漑用
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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桜ヶ池周辺の空中写真。1977年撮影。この撮影当時、東海北陸自動車道はまだ建設されていない。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

桜ヶ池(さくらがいけ)は、富山県南砺市西原にあるため池である[1]2010年(平成22年)3月25日農林水産省ため池百選に選定された[2]。また桜ヶ池県定公園として指定されている。

概要

東海北陸自動車道桜ヶ池ハイウェイオアシスに隣接する砺波平野を一望する高台にあり、530haの灌漑を行っている。水源は袴腰山水源涵養林の水を砺波ダムに貯水し、その一部を導水している。

経緯

城端町南西部の地域では、一級河川小矢部川水系山田川の水を利用していたが流量が少ないため、常に水不足で、旱魃たび水争いがおこった。1935年(昭和10年)頃に、「山田川沿岸耕地整理組合」井口仁志組合長を中心に、山田川に堰堤を築きダム湖を造る「山田川沿岸水利補給事業」計画がされたが当時の技術では不可能であったため、立野ヶ原演習地内(日本陸軍第9師団野砲演習場)にため池を作るため、陸軍や県に陳情し、1941年(昭和16年)7月に着工1954年(昭和29年)に完成した。[3]

桜ヶ池公園

湖畔には、戦後800本のサクラと400株のツツジが植栽され、公募により「桜ヶ池」と名付けられ、「富山県南砺市桜ヶ池公園(自遊の森)」[4]として整備され地域域の人々に親しまれている。

公園内にはコテージ、野外バーベキュー、バーベキューハウス【自由自遊家-ジュウジュウハウス】や公共浴場等多数の施設がある。

周辺には里山特有の生物が数多く生息しており、地元の小学校で、絶滅危惧種ギフチョウの育成と池周辺での放蝶を行っている。

アクセス

道路

公共交通機関

脚注

  1. ^ 桜ヶ池 - 【ダム便覧】(一般財団法人日本ダム協会
  2. ^ 桜ヶ池 - 農林水産省 - ため池百選
  3. ^ 桜ヶ池 - 富山県農村環境創造基金
  4. ^ 自遊の森

関連項目

外部リンク