東日本旅客鉄道総合研修センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。キャンター (会話 | 投稿記録) による 2021年4月20日 (火) 10:13個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

総合研修センター(そうごうけんしゅうセンター)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が設置した、社員の能力開発支援のための施策のひとつとして、集合研修を担う施設である。 新入社員は原則全員、ここで研修を行う。 本館、経営研修棟、宿泊棟からなる。2000年4月1日オープン[1]

福島県白河市字十三原道下、南湖県立自然公園に隣接する丘陵地に所在し、敷地面積は 493,347.83 m2、建築面積は 22,070.01 m2、延べ面積は 58,868.03 m2 である。敷地のほぼ中央を南北に市道が貫通している。新白河駅から約5km、車で約10分。JRバス関東白河支店が送迎バスの運行を受託している。

JR東日本の入社式はこの研修センターを利用してきたが、2008年度以降は埼玉県さいたま市大宮ソニックシティで行われている。

研修業務の一部についてはJR東日本パーソネルサービス(総合研修センター事業本部)に委託している。

施設

実習設備は、機械関連ではMPS(マルチパーソナルシミュレータ)・訓練用シミュレータ・技能講習用設備その他、電力関連では受変電設備・電車線設備その他、信号関連ではPRC(プログラム進路制御装置)・CTC・ATC装置・信号設備その他、通信関連では無線・電話・ITVその他がある。

運動施設は、グラウンド1面・野球場1面・テニスコート3面・アスレチックジムがある。

本館

事故の歴史展示館

実習線路

実習用車両軌道狭軌標準軌)、分岐器ホーム踏切架線信号機、通信設備その他がある。

    • 小峰城駅
    • 南湖公園駅
  • 新幹線(標準軌)区間 190m
  • 在来線(狭軌)区間 478m
    • バラスト軌道 394m
    • スラブ軌道(直結8型)84m
  • 踏切
    • 第1訓練線RC(連接軌道)東白河踏切
    • 第2訓練線RC(ハイ・プラウッド)南湖踏切
  • TC省力化軌道 10.5m
  • 訓練線B5m白河橋りょう 弾性バラスト軌道10m
  • 訓練線DP φ400

実習用車両

ファイル:JR東日本(E991系) 研修用機械.jpg
E501系と類似する研修機械(2007年7月)

実習用車両として、E501系電車と類似した訓練機械が設置されている。

脚注・出典

  1. ^ JR東日本発足からのあゆみ (PDF) 」 - 『JR東日本 会社要覧2011』p.88(2012年8月11日閲覧)。

関連項目

座標: 北緯37度6分0秒 東経140度13分5秒 / 北緯37.10000度 東経140.21806度 / 37.10000; 140.21806