東急歌舞伎町タワー
東急歌舞伎町タワー | |
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JR山手線から見た東急歌舞伎町タワーの外観 | |
施設情報 | |
所在地 | 東京都新宿区歌舞伎町1-29 |
状態 | 建設中 |
着工 | 2019年8月1日 |
竣工 | 2023年1月11日(予定) |
開業 | 2023年4月(予定) |
用途 | ホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場等 |
地上高 | |
高さ | 225m |
各種諸元 | |
階数 | 地上48階、地下5階、塔屋1階 |
敷地面積 | 4,603.74 m² |
建築面積 | 3,171.05 m² |
延床面積 | 87,421.64 m² |
構造形式 | 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
関連企業 | |
設計 | 久米設計・東急設計コンサルタント |
施工 | 清水建設・東急建設 |
所有者 | 東急レクリエーション・東急 |
東急歌舞伎町タワー(とうきゅうかぶきちょうタワー)は、東京都新宿区歌舞伎町1丁目に建設中の超高層ビル。新宿TOKYU MILANO跡地に地上48階地下5階建て、高さ約225mの超高層ビルを建設する予定。設計は久米設計・東急設計コンサルタントJV[1]、施工は清水建設・東急建設JVが担当する。都市再生特別地区に指定されている。
概要
仮称は「歌舞伎町一丁目地区開発計画」。2021年11月18日に名称が公表された[2]。敷地面積は約4,600㎡。オフィスや住宅がなく、ホテル・映画館・劇場といったエンターテインメント、レクリエーション施設を中心とした再開発計画である。2019年8月に着工した[3][4]。2023年1月11日に竣工し[5]、23年4月に開業する予定[6]。
設計
施設用途に合わせ低層部・中層部・高層部の3層に分け、セットバックを設けることで圧迫感の軽減を図っている。連続するスカイラインを形成するため、建物高さは西新宿の高層ビル群と調和する約225mとし、基壇部は歌舞伎町周辺の建物の高さに合わせ約110mとした[3]。1階と2階には東西方向の貫通通路を設け、中心街区の連続性を確保している[3]。東側に隣接するシネシティ広場と一体となった空間を形成するため、広場に向けて屋外ビジョンと屋外ステージを設置した。
外装デザインは永山祐子建築設計が担当。シネシティ広場付近にあったとされる蟹川の水源や「歌舞伎町弁財天」から着想を得て、「水」や「水の女神」をテーマにし、噴水をイメージしデザインされた[3]。高層部は天に伸びる水の勢いを表現。新宿御苑からの眺望を阻害しない空に溶け込む色彩とした[3]。低層部は旧・新宿TOKYU MILANOの建物高さ・色彩イメージに合わせたデザインとした[3]。
施設
2022年4月26日に入居施設の詳細が発表された[7]。
劇場
いずれもTSTエンタテイメント[注釈 1]が運営。
- Zepp Shinjuku (TOKYO) - 地下1~地下4階、ライブホール。1500人収容。360度LEDビジョンを備える。
- THEATER MILANO-Za - 6~8階、かつてのミラノ座の名前を継承した劇場。約900席。
- ZERO TOKYO - 国内最大級のナイトエンターテインメント施設。3フロア5エリア構成。
映画館
- 109シネマズプレミアム新宿 - 9~10階、全8スクリーン752席。3面ワイドビューシアター「ScreenX」を導入。全席をプレミアムシート(A席、S席)とする[8]。全シアターの音響は坂本龍一が監修する[9]。
ホテル
いずれも東急ホテルズの新ブランド。両ホテル共にパン パシフィック ホテルズ グループとも契約[10]している。
- HOTEL GROOVE SHINJUKU , A PARKROYAL Hotel - 17~38階、コンセプトは「エンターテインメント施設・まちと繋がるホテル」
- BELLUSTAR TOKYO , A Pan Pacific Hotel - 39~47階、コンセプトは「天空のラグジュアリーホテル」
低層階施設
2022年8月31日には、残りの低層階フロアの施設概要が発表された[11]。更に、2022年11月16日にはその更なる詳細が発表されている[9]。。
- 新宿カブキhall~歌舞伎横丁 - 2階。「恵比寿横丁」や「渋谷横丁」を手がけた浜倉的商店製作所による次世代エンターテインメントフードホール。
- namco TOKYO - 3階。バンダイナムコアミューズメントによる歌舞伎町に相応しいアミューズメント・フード・イベントを組み合わせたアミューズメントコンプレックス新業態。通常のナムコ店舗とは異なり、namcoロゴをブラックにしてエンターテインメント性を備えたカフェバーも展開する。
- THE TOKYO MATRIX - 4階。ソニー・ミュージックエンタテインメントとソニー・ミュージックソリューションズによるリアル体験とオンライン参加が融合する新エンターテインメントの次世代型アトラクション体験施設。
- EXSTION(エクジション) - 5階。MILANO 05が運営するラグジュアリーウェルネスエンターテインメント施設。
脚注
注釈
- ^ ソニー・ミュージックエンタテインメント、東急、東急レクリエーションの合弁会社。
出典
- ^ “DESIGN STORY|新宿TOKYU MILANO再開発 国家戦略特区開発 魅力ある都市の未来像を描く”. 久米設計. 2021年11月5日閲覧。
- ^ “「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」施設名称を「東急歌舞伎町タワー」に決定―2023年春開業予定、コンセプトは「“好きを極める場”の創出」―”. 東急株式会社. 2021年12月16日閲覧。
- ^ a b c d e f “第64回新宿区景観まちづくり審議会 [報告]資料1 新宿 TOKYU MILANO再開発計画”. 新宿区 (2018年4月13日). 2021年11月5日閲覧。
- ^ “(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画新築工事|建設工事標識設置情報”. 建設工事のお知らせ看板情報 首都圏版. 株式会社建設データバンク (2018年11月1日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “「東急歌舞伎町タワー」'23年春開業。映画・劇場・ライブ・ホテルの48階タワー”. Impress Watch (2021年11月18日). 2021年11月20日閲覧。
- ^ “東急歌舞伎町タワー、23年4月に開業 新宿エリアに新たな観光拠点”. 毎日新聞. (2022年4月26日) 2022年4月26日閲覧。
- ^ “国内最大級のホテル×エンタメ施設からなる超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」2023年4月の開業を決定し、各施設名称・ロゴを公開” (PDF). 東急・東急レクリエーション (2022年4月26日). 2022年4月26日閲覧。
- ^ “新宿ミラノ座跡地に「109シネマズプレミアム新宿」”. AV Watch (2022年4月26日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b “国内最大級*のホテル×エンタメ施設からなる超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」2023年4月14日の開業に向け、1~5階のテナント詳細を公開—9~10階映画館の全シアター音響を世界的音楽家・坂本龍一氏が監修—” (PDF). 東急・東急レクリエーション (2022年11月16日). 2022年11月16日閲覧。
- ^ 2つの新たなホテルBELLUSTAR TOKYO、HOTEL GROOVE SHINJUKU パン パシフィック ホテルズ グループとの契約を締結 2023年春「東急歌舞伎町タワー」に開業 総支配人に西川 克志が就任 - 東急ホテルズ 2022年8月25日(2022年11月2日閲覧)
- ^ “国内最大級のホテル×エンタメ施設からなる超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」2023年4月の開業に向け、2~4階の主要大型テナントを決定” (PDF). 東急・東急レクリエーション (2022年8月31日). 2022年9月1日閲覧。