東京大学誕生日研究会レイプ事件

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東京大学誕生日研究会強制わいせつ事件(とうきょうだいがくたんじょうびけんきゅうかいレイプじけん)は、2016年5月10日東京大学の誕生日研究会というサークルのメンバー5人によって起こされた強制わいせつ事件。

概要

犯行の経緯

2016年4月に東京大学に通う学生によって東京大学誕生日研究会というインカレサークルが設立される。このサークルが設立された目的は性行為や乱痴気騒ぎをするということであった[1]

5月10日の夜にサークルの飲み会の一次会が池袋で行われた。一次会ではゲームが行われ、それに負けると焼酎を一気飲みさせるという内容であった。被害女性は酔って寝たふりをしていたが、その時に胸をつついて起こされたり背中に手を回してブラジャーのホックを外されるなどをされた。それから行われる二次会には参加しないで帰ろうとしたが引き止められた[2]

二次会は巣鴨マンションで行われ、ここで犯行が行われる。犯人は突然被害女性のTシャツを剥いで背中から胸をもんだ。その次にズボンも剥ぎ取られ背中を叩かれ、続いて他のメンバーも背中や尻を叩いた。それから割り箸肛門をつついたり、陰部ドライヤーを当てるなどをした。その時に被害女性はやめるように言ったもののやめなかった。犯人が被害者に馬乗りになってキスをしてカップ麺を食べ、その時に故意にを落とした。その時に被害者は激しく泣いたため他のメンバーは通報を恐れ二人を引き離した。このときに被害女性は周りの制止を振り切って部屋を飛び出し、公衆電話から警察通報したことで事件は発覚した[2]

犯行後

犯人は被害女性に示談を申し入れたが、示談にする条件が東京大学を自主退学するということであった。示談となれば不起訴となる可能性もあったものの、犯人のうちの2人は大学で勉強をしたいからという理由で自主退学しなかった[3]。2人とは示談が成立して不起訴処分となった[4]裁判の後に3人は退学処分となった[5]

2018年姫野カオルコはこの事件をテーマとした小説『彼女は頭が悪いから』を著した[6]

2019年度の東京大学入学式で、上野千鶴子は祝辞でこの事件と『彼女は頭が悪いから』を取り上げ、女子学生の置かれている現状を批判した[7]

関連項目

脚注

出典