小満
小満(しょうまん)は二十四節気の第8。四月中(通常旧暦4月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が60度のときで5月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から5/12年(約152.18日)後で5月23日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の芒種前日までである。
季節の特徴
万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。
麦畑が緑黄色に色付き始める。
沖縄では、次の節気と合わせた小満芒種(すーまんぼーすー)という語が梅雨の意味で使われる。
日付
年 | 日時 (UT) | 日本 | 中国 |
---|---|---|---|
2001年 | 5月20日23:44 | 5月21日 | 5月21日 |
2002年 | 5月21日05:29 | 5月21日 | 5月21日 |
2003年 | 5月21日11:12 | 5月21日 | 5月21日 |
2004年 | 5月20日16:59 | 5月21日 | 5月21日 |
2005年 | 5月20日22:47 | 5月21日 | 5月21日 |
2006年 | 5月21日04:31 | 5月21日 | 5月21日 |
2007年 | 5月21日10:11 | 5月21日 | 5月21日 |
2008年 | 5月20日16:00 | 5月21日 | 5月21日 |
2009年 | 5月20日21:51 | 5月21日 | 5月21日 |
2010年 | 5月21日03:33 | 5月21日 | 5月21日 |
2011年 | 5月21日09:22 | 5月21日 | 5月21日 |
小満の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。
七十二候
小満の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう) : 蚕が桑を盛んに食べ始める(日本)
- 苦菜秀(くさい ひいず) : 苦菜がよく茂る(中国)
- 次候
- 紅花栄(こうか さかう) : 紅花が盛んに咲く(日本)
- 靡草死(びそう かる) : 薺など田に生える草が枯れる(中国)
- 末候
- 麦秋至(ばくしゅう いたる) : 麦が熟し麦秋となる(日本)
- 小暑至(しょうしょ いたる) : ようやく暑さが加わり始める(中国)