姫路市道十二所前線
姫路市道十二所前線(ひめじしどうじゅうにしょまえせん)は、兵庫県姫路市にある道路。路線名は姫路市道幹第8号線。都市計画道路名は十二所前線[1]。通称は十二所線、十二所前通り。
概要
姫路市街地の主要道一方通行規制により、国道2号の今宿交差点(始点) - 下寺町交差点(終点)東行き一方通行区間に対する西行き一方通行車線としての機能を持つ道路である。この一方通行の交通規制は、姫路市街地での国道2号線の交通渋滞対策として1970年(昭和45年)2月1日から実施され[2]、2015年(平成27年)現在も継続されている。
中心市街地の商業地域及び近隣商業地域を東西に貫通していることから、沿道にはホテルや映画館、商業施設等が建ち並び、大手前通りと合わせて姫路市中心部を代表する道路でもある。道路名は中心市街地西部の十二所前町にあり、播州皿屋敷の伝承で知られる十二所神社に因む。
なお、姫路警察署の北側を走る道路(路線名・姫路市道幹第78号線)も都市計画道路名は「十二所前線」だが[3]、巽橋交差点から東側が未整備のため、現道と接続されていない。
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北条口3交差点(北西)にある十二所前線の道標(2015年5月)
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今宿交差点(歩道脇)にある十二所前線の道標(2015年5月)
規格
車線数は、北条口3(旧:朝日橋北詰) - 船場児童公園前(花影町二丁目)が3、船場児童公園前 - 今宿交差点が4である。歩道の道幅・路側帯の有無等、区間によって規格に大きな差異がある。十二所前線は巽橋交差点が起点だが[2]、巽橋 - 北条口3の区間は、下寺町 - 巽橋の区間(旧市道下寺町線)と併せて県道(兵庫県道219号姫路停車場線)に指定され、姫路市の認定道路から外れている[4]。なお、県道区間の車線数は、下寺町 - 北条口が4、北条口 - 巽橋が2、巽橋 - 北条口3が4である。
- (参考)
- 下寺町交差点以東及び今宿交差点以西は、中央分離帯が整備された両方向通行の国道2号に接続する。
沿革
- 第二次世界大戦後 : 戦災復興土地区画整理事業として北条口 - 船場幼稚園間を整備[7]。
- 1960年度 : 都市計画街路十二所前線(東雲一丁目 - 今宿間)の建設に着手[7]。
- 1968年4月 : 都市計画街路十二所前線(東雲一丁目 - 今宿間)が暫定開通[7]。
- 1970年2月 : 市道十二所前線が西行き専用一方通行となる[2]。
- 1980年代 - 1990年代にかけて、朝日橋北詰(現・北条口3) - 車崎南の共同溝設置・電柱地中化工事を実施。
- 1981年3月 : 姫路市制90周年記念事業で、朝日橋北詰(北条口)及び今宿交差点に道標を設置。
- 2010年 : 姫路市内の国道2号と時期を合わせて、車道用信号機のLED化を実施。