八王子医療刑務所
八王子医療刑務所(はちおうじいりょうけいむしょ)は、法務省矯正局の東京矯正管区に属する刑務所。全国4箇所の医療刑務所のうちのひとつである。通称「八刑(はちけい、はっけい)」。
所在地
収容分類級
「収容分類級」も参照
- M級
- P級
身体や精神に障害のあるものを収容する。
収容定員
- 433人
沿革
- 1878年(明治11年)八王子監獄署として設立。11月、神奈川県監獄本署監獄八王子支署と改称する。
- 1893年(明治26年)4月1日南多摩郡が東京府に編入、警視庁の所管となる。
- 1893年(明治26年)焼失し現在地に移転する。
- 1927年(昭和2年)八王子少年刑務所に改称する。
- 1951年(昭和26年)福岡県の城野医療刑務所(現北九州医療刑務所)と同様に当時としては2つしかない医療刑務所となった。
- 1981年(昭和56年)施設を改修する。
- 2016年(平成28年)立川飛行場跡地に国際法務総合センター(仮称)が作られ、集約される予定[1]。
組織
所長の下に3部を持つ3部制である。
- 総務部(庶務課、会計課、用度課)
- 処遇部(処遇担当、企画担当)
- 医務部(保健課、医療第一課、医療第二課、医療第三課、看護課)
外観・設備
特記事項
- 精神障害のある受刑者のための作業療法として紙細工、園芸等を実施している。
- 職員の教育訓練のための准看護師養成所が設けられている。
- 全国に4箇所ある医療刑務所の中で、唯一、受刑者に対して終末期ケアを行なっている[2]。
著名な収容者
出典
脚注
- ^ 国際法務総合センターを整備 法務省 建設業界ニュース2007年9月11日東京版
- ^ “「終末期ケア」で更生を=重症受刑者に実施—医師不足や世論反発課題・医療刑務所”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2013年6月15日) 2013年6月15日閲覧。
参考文献
- 沿革については八王子辞典の会『八王子辞典』かたくら書店、2001年。ISBN 4-906237-78-9。
外部リンク
座標: 北緯35度38分58.6秒 東経139度20分8.9秒 / 北緯35.649611度 東経139.335806度