コンテンツにスキップ

三上陽輔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Elec.24 (会話 | 投稿記録) による 2012年1月16日 (月) 17:04個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (2012)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

三上陽輔
名前
カタカナ ミカミ ヨウスケ
ラテン文字 MIKAMI Yosuke
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-05-05) 1992年5月5日(32歳)[1]
出身地 北海道札幌市[2]
身長 176cm[1]
体重 70kg[1]
選手情報
在籍チーム コンサドーレ札幌
ポジション MFFW
背番号 22
利き足
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

三上 陽輔(みかみ ようすけ、1992年5月5日[1] - )は、北海道出身のサッカー選手。Jリーグ2部のコンサドーレ札幌に所属。ポジションはMFFW

経歴

北海道札幌市出身[2]。小学生時代は札幌FCフォーザSCに所属した[1]

コンサドーレ札幌U-15

コンサドーレ札幌U-15での主要大会成績
大会 背番号 出場 得点
2005 クラブユース選手権 25 0 0
2006 クラブユース選手権 14 3 0

2005年にコンサドーレ札幌U-15に入団。2005年4月、U-13日本選抜として中国遠征に参加[3]

1年目はクラブユース選手権に帯同し、グループリーグ1戦目[4]と3戦目[5]にベンチメンバーに入った。

2年目はクラブユース選手権でグループリーグ3試合すべてに途中出場した。1戦目は前半29分から途中出場[6]。2戦目は後半7分から途中出場[7]。3戦目は後半開始から途中出場[8]

コンサドーレ札幌U-18

コンサドーレ札幌U-18での主要大会成績
大会 背番号 出場 得点
2008 プリンスリーグ 14 6 5
クラブユース選手権 0 0
知事杯 0 0
高円宮杯 0 0
Jユースカップ 1 1
2009 プリンスリーグ 11 6 5
クラブユース選手権 4 0
知事杯 1 0
高円宮杯 3 2
Jユースカップ 7 4
2010 プリンスリーグ 9 5 6
クラブユース選手権 0 0
知事杯 0 0
高円宮杯 5 3
Jユースカップ x x

2008年、コンサドーレ札幌U-18に昇格。高校は札幌新川高校に進学した[9]

1年目はプリンスリーグに計6試合出場し、5得点を挙げた。プリンスリーグ第4節では後半15分から出場し、ハットトリックを決めた[10]。三上は7月中旬に負傷し、3ヶ月にわたって実戦から離れた。

2年目はクラブユース選手権でグループリーグ3試合および準々決勝の計4試合に先発出場した。グループリーグ1戦目は後半6分に途中交代[11]。2戦目は後半12分に途中交代[12]。3戦目は後半10分に途中交代[13]。準々決勝は後半22分に途中交代[14]高円宮杯にはグループリーグ3試合に出場。1戦目は前半42分と後半1分に得点を挙げ、後半34分に途中交代[15]。2戦目は後半31分に途中交代[16]。3戦目はフル出場した[17]

2010年のクラブユース選手権には、負傷のため参加せず。

トップチーム

2009年の熊本キャンプから定期的にコンサドーレ札幌のトップチームの練習に参加[9]。2010年3月19日、2種登録選手としてトップチームへの登録がなされ、背番号31が与えられた[1]。 トップチーム初出場は2010年5月30日のJ2第15節富山戦であった[18]。三上は先発出場し、後半42分までプレーした[19]。試合後、札幌広報事業部の三浦雅之は「得点を演出した、ボールへの執着心は大したものだ」と評価した[20]。三上は続くJ2第16節草津戦にも先発出場し、後半11分までプレーした[21]

トップチームでの初ゴールは2010年10月16日、札幌厚別公園競技場でのJ2第30節甲府戦であった[22]。後半4分、甲府陣内左サイド深い位置でのパス回しからMF高木純平が出したグラウンダーのクロスに、ゴールエリア右側に走り込んだ三上が左足で合わせてゴールを決めた[23][24][25]。この得点シーンについて三上は試合後、「左サイドで完全に崩していたので、ゴール前で信じて待っていました」とコメントした[26]。当初三上のトップチーム帯同はこの試合までの予定であったが、この試合後、クラブ側の希望により帯同スケジュールは次節の富山戦まで延長となった[27]

三上は2010年10月24日のJ2第31節富山戦にも先発出場し、後半21分までプレーした[28]。またこの日、札幌は三上の来季トップ昇格を内定した[29][30][31]。クラブ側は「最終判断は育成部との話し合いになるが、能力的には申し分ない」との評価を示し[29]石崎信弘監督は「今のチームの中で(先発する)実力がある」と賛辞を送った[29]。三上自身もプロ入りを希望し[30]沖田優コーチは「キャプテンシーが出てくれば重要な選手に育つ」と評した[31]。クラブは三上のトップチーム帯同を富山戦で一時終了とし、今後は学業との両立に配慮して週末限定での帯同とする方針を固めた[32][33]。その後2010年11月4日、札幌は三上と仮契約を締結し、2011年シーズンからトップチームに昇格する旨を発表した[34]

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 ナビスコ杯天皇杯 期間通算
2010 札幌 31 J2 10 3 - 1 0 11 3
2011 22 22 2 - 1 0 23 2
2012 J1
通算 日本 J1
日本 J2 32 5 - 2 0 34 5
総通算 32 5 - 2 0 34 5
  • 2010年はユース所属。

プレーの様式

ユース時代の三上について、2010年のコンサドーレ札幌監督石崎信弘は「ポジションはどこでも無難にこなすし、頭がいい」と述べた[35]。また同クラブの広報は三上のトップチーム昇格の発表に際して、プレーの特徴を「中盤でもプレー可能なほど戦術理解に優れる」「正確な技術と決定力が魅力のストライカー」と紹介した[34]

出典

  1. ^ a b c d e f 登録選手 追加・変更・抹消のお知らせ”. 日本プロサッカーリーグ (2010年3月19日). 2010年10月16日閲覧。
  2. ^ a b コンサドーレ札幌ユースU-18”. コンサドーレ札幌 (2010年4月13日). 2010年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月30日閲覧。
  3. ^ U-13日本選抜チーム 中国遠征(AFC U13 FESTIVAL OF FOOTBALL 2005)について”. 日本サッカー協会 (2005年3月29日). 2010年11月4日閲覧。
  4. ^ コンサドーレ札幌vsEXE90” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  5. ^ ジェフ千葉・習志野vsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  6. ^ コンサドーレ札幌vs京都サンガ” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  7. ^ コンサドーレ札幌vsジェフ習志野” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  8. ^ 大宮アルディージャvsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  9. ^ a b “札幌FW三上に石崎監督が学業優先シフト” (日本語). 日刊スポーツ. (2010年6月1日). http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20100601-636570.html 2010年10月16日閲覧。 
  10. ^ JFAプリンスリーグU-18 北海道2008 コンサドーレ札幌U-18 第4節の試合結果”. コンサドーレ札幌 (2008年6月8日). 2010年11月4日閲覧。
  11. ^ 東京ヴェルディvsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  12. ^ セレッソ大阪vsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  13. ^ 得島ヴォルティスvsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  14. ^ 京都サンガvsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本クラブユースサッカー連盟. 2010年10月16日閲覧。
  15. ^ 前橋育英高校vsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本サッカー協会. 2010年10月16日閲覧。
  16. ^ 横浜F・マリノスvsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本サッカー協会. 2010年10月16日閲覧。
  17. ^ ヴィッセル神戸vsコンサドーレ札幌” (PDF). 日本サッカー協会. 2010年10月16日閲覧。
  18. ^ “札幌三上5日草津戦、学ラン移動” (日本語). 日刊スポーツ. (2010年6月3日). http://www.nikkansports.co.jp/soccer/news/p-sc-tp0-20100603-637342.html 2010年10月16日閲覧。 
  19. ^ 2010 J LEAGUE DIVISION 2 第15節 vs. カターレ富山”. コンサドーレ札幌 (2010年5月30日). 2010年10月16日閲覧。
  20. ^ J2第15節 富山戦を斬る!”. チャオコン!!(モバイルサイト) (2010年5月31日). 2010年10月16日閲覧。
  21. ^ 2010 J LEAGUE DIVISION 2 第16節 vs. ザスパ草津”. コンサドーレ札幌 (2010年6月5日). 2010年10月31日閲覧。
  22. ^ 2010 J LEAGUE DIVISION 2 第30節 vs. ヴァンフォーレ甲府”. コンサドーレ札幌 (2010年10月16日). 2010年10月31日閲覧。
  23. ^ “高校生の三上、J初ゴールでドロー立役者…札幌” (日本語). スポーツ報知. (2010年10月17日). http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20101017-OHT1T00127.htm 2010年10月31日閲覧。 
  24. ^ “札幌史上初!三上が高校生弾/J2” (日本語). 日刊スポーツ. (2010年10月17日). http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20101017-691217.html 2010年10月31日閲覧。 
  25. ^ “札幌・三上 クラブ史上初高校生弾!” (日本語). スポーツニッポン. (2010年10月17日). http://www.sponichi.co.jp/hokkaido/news/2010/10/17/01.html 2010年10月31日閲覧。 
  26. ^ 試合後選手コメント”. チャオコン!!(モバイルサイト) (2010年10月12日). 2010年10月31日閲覧。
  27. ^ “札幌MF三上が24日富山戦帯同” (日本語). 日刊スポーツ. (2010年10月18日). http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20101018-691591.html 2010年10月31日閲覧。 
  28. ^ 2010 J LEAGUE DIVISION 2 第31節 vs. カターレ富山”. コンサドーレ札幌 (2010年10月24日). 2010年10月31日閲覧。
  29. ^ a b c “18歳三上、来季トップ昇格…札幌” (日本語). スポーツ報知. (2010年10月25日). http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20101025-OHT1T00118.htm 2010年10月31日閲覧。 
  30. ^ a b “札幌U-18三上のトップ昇格が内定” (日本語). 日刊スポーツ. (2010年10月25日). http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20101025-694207.html 2010年10月31日閲覧。 
  31. ^ a b “コンサ三上 来季トップ昇格” (日本語). スポーツニッポン. (2010年10月25日). http://www.sponichi.co.jp/hokkaido/news/2010/10/25/03.html 2010年10月31日閲覧。 
  32. ^ “学業優先 コンサの高校生FW三上“週末帯同”” (日本語). スポーツニッポン. (2010年10月26日). http://www.sponichi.co.jp/hokkaido/news/2010/10/26/03.html 2010年10月31日閲覧。 
  33. ^ “U-18三上、学業両立に配慮し週末限定帯同…札幌” (日本語). スポーツ報知. (2010年10月26日). http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20101026-OHT1T00134.htm 2010年10月31日閲覧。 
  34. ^ a b コンサドーレ札幌U-18三上 陽輔選手(札幌新川高校)2011トップチーム昇格のお知らせ”. コンサドーレ札幌 (2010年11月4日). 2010年11月4日閲覧。
  35. ^ “石崎監督の秘蔵っ子が先発デビューへ” (日本語). スポーツニッポン. (2010年5月30日). http://www.sponichi.co.jp/hokkaido/news/2010/05/30/04.html 2010年10月16日閲覧。 

関連項目