万葉ステークス

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万葉ステークス
2017年万葉ステークス
主催者 日本中央競馬会
競馬場 日本の旗京都競馬場
距離 芝外3000m
格付け オープン[1]
賞金 1着賞金2400万円
出走条件 サラブレッド系4歳以上(国際)(特指)
負担重量 ハンデキャップ
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万葉ステークス(まんようステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場3000mで施行する競馬の競走である。 レース名「万葉」は「万葉集」が由来となっている。

概要

2004年以降、中央競馬で施行される3000m以上の平地競走は年間で6レースのみ[2][3]となっており、当競走はその中で唯一の非重賞競走である。

施行時期は京都競馬の年明け最初の開催でほぼ固定されており、ダイヤモンドステークス阪神大賞典、更にはその先の天皇賞(春)を目標にしたステイヤー競走馬が多く出走している。

歴史

オープン昇格前は準オープンクラスの混合の別定競走として施行されていた。距離は芝外回り3000m。

  • 1997年 - オープン特別競走となる。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
  • 2005年 - 負担重量を「賞金別定」から「ハンデキャップ」に変更。
  • 2007年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる(2018年を除く)。
  • 2020年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる。
  • 2021年 - 京都競馬場の整備工事に伴い、中京競馬場の芝3000mで施行(2022年・2023年[4]も同様)。同コースは2012年の中京競馬場改修後、初めての使用となった[5]

歴代優勝馬

施行日 競馬場 調教国・優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師
1986年1月7日 京都 ワンダーヒロイン 牝4 3:09.8 河内洋 湯浅三郎
1987年1月6日 京都 クラウンルイヤー 牡7 3:13.2 河内洋 小林稔
1988年1月6日 京都 ダイナカーペンター 牡4 3:10.6 南井克巳 増本豊
1989年1月14日 京都 ウェルネス 牡4 3:10.4 河内洋 渡辺栄
1990年1月13日 京都 トップファイナル 牡5 3:08.5 河内洋 橋口弘次郎
1991年1月12日 京都 メイショウビトリア 牡4 3:09.4 松永幹夫 伊藤雄二
1992年1月6日 京都 アローガンテ 牡5 3:09.8 塩村克己 小林稔
1993年1月10日 京都 キョウワハゴロモ 牝4 3:07.2 武豊 佐山優
1994年1月9日 阪神 ホクセツギンガ 牡5 3:09.7 小屋敷昭 白井寿昭
1995年1月15日 京都 メモリータイヨウ 牡6 3:08.7 角田晃一 渡辺栄
1996年1月14日 京都 スターレセプション セン4 3:07.5 松永幹夫 松田博資
1997年1月15日 京都 ビッグシンボル 牡4 3:07.1 南井克巳 中尾正
1998年1月17日 京都 ユーセイトップラン 牡5 3:06.3 河内洋 音無秀孝
1999年1月16日 京都 タマモイナズマ 牡4 3:06.7 小原義之 小原伊佐美
2000年1月9日 京都 ラスカルスズカ 牡4 3:13.3 武豊 橋田満
2001年1月8日 京都 トシザブイ 牡5 3:08.7 河内洋 音無秀孝
2002年1月7日 京都 アドマイヤロード 牡4 3:09.9 武豊 橋田満
2003年1月11日 京都 ダイタクバートラム 牡5 3:09.1 武豊 橋口弘次郎
2004年1月10日 京都 ナムラサンクス 牡5 3:09.2 渡辺薫彦 松永善晴
2005年1月8日 京都 アイポッパー 牡5 3:09.1 藤田伸二 清水出美
2006年1月7日 京都 ファストタテヤマ 牡7 3:05.6 武幸四郎 安田伊佐夫
2007年1月7日 京都 バイロイト セン6 3:07.3 四位洋文 中竹和也
2008年1月5日 京都 トウカイトリック 牡6 3:07.6 幸英明 松元省一
2009年1月4日 京都 ニホンピロレガーロ 牡6 3:08.3 酒井学 服部利之
2010年1月5日 京都 トウカイトリック 牡8 3:06.8 和田竜二 野中賢二
2011年1月5日 京都 コスモメドウ 牡4 3:08.5 和田竜二 畠山重則
2012年1月5日 京都 ゴールデンハインド 牡6 3:06.9 荻野琢真 大竹正博
2013年1月6日 京都 デスペラード 牡5 3:08.0 武豊 安達昭夫
2014年1月6日 京都 タニノエポレット 牡7 3:07.0 岩田康誠 村山明
2015年1月5日 京都 ステラウインド 牡6 3:08.5 武豊 尾関知人
2016年1月5日 京都 マドリードカフェ 牡5 3:05.9 川島信二 荒川義之
2017年1月5日 京都 タマモベストプレイ 牡7 3:06.1 V.シュミノー 南井克巳
2018年1月7日[6] 京都 トミケンスラーヴァ 牡8 3:07.0 秋山真一郎 竹内正洋
2019年1月6日 京都 ヴォージュ 牡6 3:10.3 和田竜二 西村真幸
2020年1月6日[7] 京都 タガノディアマンテ 牡4 3:08.7 川田将雅 鮫島一歩
2021年1月5日 中京 ナムラドノヴァン 牡6 3:03.9 高倉稜 杉山晴紀
2022年1月5日[8] 中京 マカオンドール 牡4 3:04.3 松山弘平 今野貞一

脚注・出典

脚注

  1. ^ 2014 International Cataloguing Standards Book2014年12月8日閲覧
  2. ^ 天皇賞(春)、菊花賞、阪神大賞典、ステイヤーズステークス、ダイヤモンドステークスと当競走の6つ。
  3. ^ 2021年は京都競馬場改修に伴う番組編成により、松籟ステークス(4歳上・3勝クラス)が阪神3200mで施行される。同コースは2006年の外回りコース新設以来使用例が無く、天皇賞(春)の前に同距離・同コースでのレースが設定された。
  4. ^ 令和5年第1回中京競馬番組(第1~6日、PDF)日本中央競馬会、2022年11月22日閲覧
  5. ^ 【JRA】2021年の春季競馬番組等が発表 20年ぶりに3000m以上の条件戦、OP・万葉Sも初コースで実施 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2020年11月23日閲覧。
  6. ^ 2018年万葉ステークスヤフー競馬、2018年1月8日閲覧
  7. ^ 2020年万葉ステークス”. スポーツナビ (2020年1月6日). 2020年1月6日閲覧。
  8. ^ 【万葉S結果】マカオンドールが最内を突いて格上挑戦を制す”. netkeiba (2022年1月5日). 2022年1月5日閲覧。

各回競走結果の出典

netkeiba.comより(最終閲覧日:2015年1月8日)

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