ホテル三日月

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勝浦スパホテル三日月

ホテル三日月(ホテルみかづき)とは、千葉県栃木県でホテル・レジャー事業を運営する会社である。

沿革

  • 明治43年房総乗合馬車合資会社勝浦鴨川間に乗合馬車を運行開始
  • 大正8年三日月自動車合資会社(現小湊鐵道)に改組。勝浦鴨川間 1日7往復運行
  • 同時期に最大の出資者である小高鶴治が三日月旅館(現三日月イン)を経営
  • 昭和7年三日月自動車内部の権限争いにより小高鶴治が三日月自動車から離脱し、外房遊覧自動車株式会社(現鴨川日東バス)の設立に参加し、三日月自動車より小高の出資分である、鴨川~保田、太海~興津、天津~清澄間を割譲。
  • 1961年11月勝浦ホテル三日月開業
  • 1983年4月小湊ホテル三日月(現鴨川ホテル三日月)開業

運営ホテル・旅館

グループ統括会社のホテル三日月を中心に、各ホテルはそれぞれ別の会社によって運営されている。グループの最高責任者は小高芳男。

開運の湯

「開運の湯」とは、三日月グループにおいて三日月インをのぞくすべてのホテルに設置されている、時価1億5,000万円相当の18金で作られた浴槽の風呂である。通称「黄金風呂」「金風呂」とも言われている。2009年1月には、2009 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の監督である原辰徳がこの風呂に「金風呂入って金メダルを獲ろう」という理由で入浴し、実際に2009 ワールド・ベースボール・クラシックを制したという逸話がある。

黄金風呂浴槽盗難事件

これまでに、盗難事件が2件発生しているが、いずれも盗品の返還や犯人逮捕には至っていない。

2007年(小湊ホテル三日月)

2007年5月30日に、小湊ホテル三日月(当時)にある黄金風呂浴槽(男性用)が盗難に遭う事件が発生した[1]。約80キログラムの重さがある浴槽の周りにはガラスケースがありチェーンと南京錠が施錠されていたが、南京錠を壊して浴槽を持ち去ったと見られている。逃げ道は非常階段しかなく、これほど重いものをどうやって、またどのようなルートで持ち去ったのかが、当時のワイドショーなどで話題となった。

事件から約2か月後の2007年7月27日に新しい浴槽が設置され、7月29日より利用再開した。なお、盗難にあった浴槽が作られた当時と金相場が異なることや、盗難対策を強化したことから製作費用は増え、2億円程度となっている。

2013年(勝浦ホテル三日月)

2013年9月12日に、勝浦ホテル三日月にある黄金風呂浴槽(男性用)で、18金の一部分(入浴の際に手を添えるへりの部分で、4センチ四方)が切り取られる窃盗事件が発生した[2][3]。12日の18:30時点では異常がなかったが、営業終了の21:00に従業員が盗難にあったのを発見したという。

メディア展開

テレビコマーシャル

主に在京テレビ局では1980年代ごろから「ゆったり たっぷり の〜んびり」で始まるCMソングを流している。

きぬ川以外の地元放送局である千葉テレビ放送では、主に高校野球県予選中継・夏季の祭礼特番(鴨川合同祭・勝浦の秋祭り)等放送時期を限って流している。

ドラマ

「龍宮城スパ ホテル三日月」がある木更津市を舞台とするドラマで、ロケ地や撮影協力企業として使用されている。

映画『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』では、V6岡田准一(ぶっさん)・櫻井翔(バンビ)・氣志團が入浴するシーンが撮影され、劇中歌である「赤い橋の伝説」の歌詞にも三日月が入っている。テレビドラマの『木更津キャッツアイ』でも阿部サダヲ(猫田)とスチャダラパー(シガニーの手下)が会うときの合言葉としてホテル三日月のCM曲が使用された。

特撮ドラマ『鳳神ヤツルギ』(千葉テレビ放送)では、主人公のヤツルギが登場する独自のCMを放送している[4]。『鳳神ヤツルギ』の派生番組である子供番組『ヤツルギ魂』は、龍宮城内のキッズガーデンで撮影が行われている。

脚注

外部リンク