ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
株式会社ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン(Hidaka Breeders Union)は、日本中央競馬会に馬主登録をしているクラブ法人である。愛馬会法人「株式会社ユニオンオーナーズクラブ」より匿名組合契約に基づく競走馬の現物出資を受けて、中央競馬などの競走に出走させている。
代表取締役
藤原悟郎(ふじわら ごろう)
歴史
1986年に日高地方を中心とした25の生産牧場が株主となって設立した。その後荻伏牧場、富岡喜平、鮫川牧場、武岡牧場、佐々木節哉、塚尾牧場、昭和牧場が抜け、宮内牧場が参加、現在の株主牧場は19となっている。
初年度募集馬の1頭サンドピアリスが1989年にエリザベス女王杯を最低人気で制しGI初制覇。
2011年6月5日の阪神8Rで所有馬が1~3着を独占した(1着テキーラ、2着エルプレジデンテ、3着ジュヴェビアン)[1]。同一馬主による1~3着独占は2010年8月15日の新潟11Rで社台レースホースが記録して以来[2]。
2018年4月15日皐月賞をエポカドーロが制しクラシック初制覇。
株主牧場
服色
緑、赤襷、赤袖白一本輪
冠号
なし 馬名は会員からの公募。また募集時のいわゆる「幼名」は全て「ペガサス」と称し、語尾に番号を付ける。
主な所有馬
レース名の太字はGI(またはJpnI)
現役馬
- ラプタス - 2020年黒船賞、2020年・2021年かきつばた記念、2021年サマーチャンピオン
- レイハリア - 2021年葵ステークス、キーンランドカップ
- スマッシャー - 2021年ユニコーンステークス
引退馬
- サンドピアリス - 1989年エリザベス女王杯
- ルーブルアクト - 1993年鳴尾記念 種牡馬
- ヒダカリージェント - 1996年グランシャリオカップ
- シグナスヒーロー - 1997年アメリカジョッキークラブカップ2着など
- ヒダカブライアン- 1997年毎日杯2着
- ソリッドプラチナム - 2006年マーメイドステークス
- クーヴェルチュール - 2007年キーンランドカップ
- マンハッタンスカイ - 2008年福島記念
- ゴールデンメイン - 2009年ステイヤーズステークス2着
- フレンチカクタス - 2011年報知杯フィリーズレビュー
- サンビスタ - 2014年ブリーダーズゴールドカップ、JBCレディスクラシック、2015年TCK女王盃、マリーンカップ[8]、レディスプレリュード、チャンピオンズカップ[9]
- サマーウインド - 2010年クラスターカップ、東京盃、JBCスプリント
- マジェスティハーツ - 2013年神戸新聞杯2着など
- クイーンマンボ - 2017年関東オークス、レディスプレリュード[10]
- エポカドーロ - 2018年皐月賞、日本ダービー2着
ユニオンオーナーズクラブ(愛馬会法人)
- 愛馬会法人の会員数は約5,000人。募集するサラブレッドは株主牧場を中心に、北海道・青森の牧場から提供を受けるほか、セレクションセールなどでも購入している。
- 会報『My Horse』は1988年1月創刊、誌名はクラブのキャッチフレーズ「マイホース イン マイ ポケット」から来ている。会員だけではなくホームページ等を通じて一般にも販売されている。
関連項目
脚注
- ^ 2011年6月5日阪神8R
- ^ 同一馬主による1~3着独占
- ^ 牧場紹介 日高町 - ユニオンオーナーズクラブ、2019年11月28日閲覧
- ^ 牧場紹介 新ひだか町1 - ユニオンオーナーズクラブ、2019年11月28日閲覧
- ^ 牧場紹介 新ひだか町2 - ユニオンオーナーズクラブ、2019年11月28日閲覧
- ^ 牧場紹介 浦河町 - ユニオンオーナーズクラブ、2019年11月28日閲覧
- ^ 牧場紹介 様似町 - ユニオンオーナーズクラブ、2019年11月28日閲覧
- ^ マリーンカップ競走優勝馬 - 南関東4競馬場公式 2015年4月16日閲覧
- ^ サンビスタ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2016年3月11日閲覧
- ^ クイーンマンボ - netkeiba、2017年10月6日閲覧
外部リンク
- ウィキニュースに関連記事があります。チャンピオンズカップの第16回は12番人気サンビスタとミルコ・デムーロ騎手のコンビが勝利【2016年1月6日】
- ユニオンオーナーズクラブ