パック2

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パック2PM

パック2
ジャンル 情報番組
出演者 村形貞彦
佐藤のりゆき
松永俊之
管野暢昭ほか
オープニング 「パック2のテーマ」
製作
制作 北海道放送
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1972年5月29日 - 1993年9月30日
放送時間月曜日 - 金曜日14:00~14:55
放送分55分
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パック2(パック・ツー)は、TBS系列北海道放送(HBC)が1972年5月29日から1993年9月30日まで放送していたローカルワイド番組である。平日14時から1時間の生放送。初期・中期は『3時にあいましょう』→『スーパーワイド』前の『HBCニュース』を別枠で放送していたが、末期は番組内で放送された。

概要

パック2PM」というタイトルで開始し、1982年10月から「PM」が外れる。専業主婦をターゲットにしたワイド番組の草分けとして知られる[1]

前半は生活に役立つ情報を特集として組んでおり、後半は札幌市内の各デパートとのタイアップによる「ショッピング情報」だった。

オープニングでは「♪パック2~パック2~」と歌う女性コーラスによるテーマ曲が流れていた。「パック2PM」から「パック2」となる際にテーマ曲がリニューアルされた。

司会は当初女子アナ2名だったが、後にJNNニュースデスクのキャスターでも知られた村形貞彦アナウンサー、さらに佐藤のりゆきアナウンサーがメインとなり、この番組をきっかけに人気を得ることになる。

また、霊能力で一世を風靡した宜保愛子も出演。番組内の心霊コーナーや主婦の悩みコーナーなどの再現ビデオでは、オフィスキュー社長(当時)の鈴井貴之や、その妻で副社長(当時)の鈴井亜由美も出演していた。

司会は村形・佐藤アナのほかにも、松永俊之アナウンサー(1989年10月~1993年3月)、管野暢昭アナウンサー(1993年4月~1993年9月)など、21年間で担当したアナウンサーは多数。一時期はザ・キッパーズも準レギュラーとして不定期に出演。自身が出演の松尾ジンギスカンのCMはこの番組の中でOAされていた。

特に後期になると、週の月曜日は視聴者の関心が高かった「心霊特集」で固定され、宜保愛子や占い師の浅沼開元なども不定期で登場した。これに、札幌テレビ放送(STV)の『ちょっと和久井の2時ですよ』も「心霊特集」で対抗し、地元の「観さん神さん」による姉妹占いも注目が集まった。この結果、さらに熾烈な視聴率競争が行われ、夏休みになると「パック2夏休みスペシャル・真夏の怪奇特集」などと銘打った1週間ぶち抜きの心霊特集が組まれた。

その一方で、暫く会っていない知人や友人、親族に5万円分の予算でプレゼントを贈る「ペリカン愛の特急便」(日本通運提供)や、週末のお天気などといったやわらかいコーナーもあった。

番組の音楽は、最初のオープニングトークやCM前の音楽など、すべて生エレクトーン演奏の時代もあり、番組の最初にエレクトーン奏者を紹介している。

1993年9月、21年の歴史に幕を下ろした。

HBCでは看板番組の一つで、昭和50年代には番組名を冠したタブロイド版サイズ新聞風の折り込み「パック2」が月一回発行され、無料配布していた。これは番組紹介とショッピング情報に局広報を兼ねていたが、1980年代初頭には休刊している。

ショッピングを担当した百貨店

曜日ごとに担当が決まっていた。

脚注

  1. ^ 「新しさ、珍しさだけが"情報"なのか ナマワイドの新しい可能性を探る〈座談会〉 / 橋本潤一郎 ; 細川健彦 ; 辻重孝 ; 蘇馬幸栄 ; 齋藤太朗」『月刊民放』1987年7月号(193)、コーケン出版、6 - 20頁。 NDLJP:3471019/4
HBCテレビ 月曜日 - 金曜日14:00枠
前番組 番組名 次番組
14:00 - 朝も夜も
14:15 - 祇園花見小路
14:45 - 芸能ニュース
14:50 - HBCニュース
パック2PM

パック2
スーパーワイド
※フルネット化
HBCテレビ 平日午後のローカルワイド番組
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