ハーモニカ

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ハーモニカあるいはハモニカは、自由簧(フリーリード)を使った小型の吹奏楽器(管楽器)で、主にポピュラー音楽民俗音楽で使われる。かつては口風琴(くちふうきん)などとも訳されていたが、現在では全く使われない。

ハーモニカ
各言語での名称
harmonica
Mundharmonika
harmonica
armonica a bocca
口琴
ハーモニカ
16穴と10穴のハーモニカ
分類

歴史

ハーモニカの誕生と発展

1821年ドイツベルリンで、オルガン職人の息子フリードリッヒ・ブッシュマン (Friedrich Buschmann、1805年 - 1864年) という当時16歳の少年が、オルガンの調律用として「AURA(オーラ)」という15個の鉄製リードを付けたを試作した。これがハーモニカの原型とされている。ブッシュマンはアコーディオンの発明者としても知られる。

最初の実用ハーモニカは1824年にウィーンで登場した。当初は全ての音を吹いて出す楽器であったが、1826年にリヒター (Joseph Richter) が吹く、吸うを交互に配列したハーモニカを考案した。この西洋式標準配列は今日「リヒター配列」と呼ばれている。

チェコ国境に近いドイツ東部の町クリンゲンタール (Klingenthal) に住むバイオリン製造者マイゼル (Meisel) は、ブラウンシュヴァイク (Braunschweig) の展示会でリヒターのハーモニカを手に入れ、グラスリッツ (Graslitz) で鉄工をしていたラングハマー (Langhammer) と共にその楽器をコピーし、1827年にハーモニカ製作を開始した。

時計職人のメスナー (Christian Messner) も、1827年にウィーンから持ってきたハーモニカをドイツ南部の町トロッシンゲン (Trossingen)でコピーして売り始め、「マウス・ハープ」と呼ばれる、殆ど現在のハーモニカに匹敵するものを手造りで製造していた。

こうしたことから、一般的には1827年がハーモニカ誕生の年とされているが、当初は「マウス・オルガン」と呼ばれていたという。「ハーモニカ」と呼ばれるようになった経緯については確かなことはわかっておらず、現存しないメーカーの商品名だったのではないかとする説などがある。

サイドル・ゾーン社

現存する世界最古のメーカーは、クリンゲンタールでサイドル(Christian August Seydel) が1847年に興したハーモニカ専門のサイドル・ゾーン社である。しかし、第二次世界大戦後、企業等の国有化を進めた東ドイツ政府によって工場が接収され、“SEYDEL”の名前を使うことも禁じられた。1989年にドイツの東西の壁が取り壊されてから工場はサイドル一族に返還されたが、2004年に倒産、その後再興して現在に至っている。

ホーナー社

トロッシンゲンでホーナー (Matthias Hohner) が1857年に興したホーナー社も現存している。当時近隣にはいくつもの小さなハーモニカ工房があったが、ホーナーはそれらを吸収合併していった。それと同時に部品製作の分業化を行い、技術の流出を防いだと言われている。1862年に、ホーナーはカナダに住む従兄にハーモニカを6本送り、6ドルを手にした。これが初めてのアメリカ大陸輸出とされている。

1896年に発売されたマリンバンドという単音10穴ハーモニカはブルース奏者の愛用するところとなり、独特の奏法も生まれた。マリンバンドとはアメリカ海軍軍楽隊のことである。価格は US 50セントで、貧しい人たちにも何とか手の届く楽器であった。本体を横から見た姿がハープに似ているということから当時のハーモニカは米国でも「マウス・ハープ」と呼ばれたため、ホーナー社はブルースハープというモデルも発売した。この名称は現在ではメーカーを問わず、単音10穴ハーモニカを指す代名詞にもなっている。

ヘリング社

1923年、ドイツ移民のヘリング(Alfred Hering) によってブラジル南部のブルメナウ市(Blumenau)に設立されたヘリング社も、長年にわたり良質なハーモニカを生産し一定の評価を得てきた。ヘリングの死後、1966年にホーナー社の傘下に入ったが、16年後にベルトラッツィ (Alberto Bertolazzi) をリーダーとする投資家グループがヘリング社を買収し、ハーモニカ専門メーカーに戻した。

クロマチック・ハーモニカの完成

ポケットに入れて持ち歩けるハーモニカは広く普及したが、半音が出せないためアンサンブルには不向きであり、アマチュアの楽器と考えられていた。しかし、1920年代に半音が出せるクロマチック・ハーモニカが開発され、ラリー・アドラー、トミー・ライリー、ジョン・セバスチャンなどのプロ・ミュージシャンが登場した。伴奏用の各種ハーモニカも開発され、数多くのハーモニカ・バンドナイトクラブやステージショーで活躍した。

日本におけるハーモニカ

ハーモニカが日本に伝わったのは1891年(明治24年)頃といわれている。銀座の十字屋楽器店が1896年(明治29年)8月に発行した『手風琴独まなび』の広告ページに「西洋横笛(ハーモニカ)25銭、30銭、50銭、80銭、1円20銭、2円、2円50銭 、呼吸に任す自在の袖珍楽器なり」とあるが、 これらはまだ輸入品であった。

国産化に初めて成功したのは鶯声社の小林政次郎で、1910年(明治43年)のことである。国内では Echo Harmonica がヒットし、Music Master という12穴ハーモニカは輸出もされた。

その後、小さな町工場などで多数のハーモニカが作られていたが、1902年(明治35年)創業の玩具卸問屋からスタートした真野商会が、ホーナー社の不良品を買い取って玩具のハーモニカを製作したところ好評だったため、他社を吸収合併して製造規模を拡大した。これが後のトンボ楽器製作所である。ハーモニカ製造は1917年ごろからスタートしており、現存する国内メーカーでは最古である。やや遅れて日本楽器製造(現ヤマハ)がこれに続き、かなり遅れて1952年(昭和27年)に操業を始めた鈴木楽器製作所が本格的に参入した。

その他にもヤマト、東海楽器など小規模なメーカーがあったが、現存するのはトンボ楽器製作所、ヤマハ、鈴木楽器製作所の3社である。しかし、ヤマハは2012年現在学習用ハーモニカを数機種販売する程度なので、本格的なハーモニカ・メーカーといえるのは2社のみである。

大正から昭和初期にかけて若者の間でハーモニカは人気があり、大学などにもハーモニカ・アンサンブルが生まれ、マンドリンと人気を二分した。こうした流れに乗って、川口章吾、宮田東峰、佐藤秀廊などのプロ演奏家が生まれた。

川口は、1913年(大正2年)にホーナー社の複音ハーモニカをもとに、後述の日本式音配列の複音ハーモニカを考案した。このハーモニカは日本だけでなく、アジアの広範囲で使われている。

宮田は"宮田東峰監修" のハーモニカを数多く送り出すと共に、日本で初めて楽団「ミヤタ・ハーモニカ・バンド」を結成した。

佐藤はベース奏法や分散和音奏法(アルペジオ奏法)などトリッキーな複音ハーモニカの奏法を開発完成させた。1927年(昭和2年)にはトロッシンゲンで開かれた「世界ハーモニカ生誕100年祭コンクール」に参加して優勝、ホーナー社と契約を結び、ヨーロッパ9カ国で100回以上の演奏会を行った。佐藤は多数のハーモニカ独唱曲を書いた他、教則本も著している。当時はメジャー・キー・ハーモニカしかなかったが、1930年(昭和5年)に佐藤が中心となって、世界初のマイナー・キー・ハーモニカを作った。

  • 現在マイナー・キー・ハーモニカには「ナチュラル・マイナー・キー配列」と「ハーモニック・マイナー・キー配列」の2種類あるが、日本国内でマイナー・キー・ハーモニカといった場合、普通は後者を指す。

ハーモニカは、1970年代頃まで日本の小中学校で教育用楽器としても用いられていたが、現在は鍵盤ハーモニカに取って代わられている。

構造と材質

内部構造 (10穴ハーモニカ)

金属製のリードがリード・プレートに取り付けられ、さらに「コーム(櫛型なのでコームと呼ばれる)」に取り付けられる。コームに掘られた溝が息による風をリードに導き、振動させる。リードを取り付ける向きによって、吹いたときに鳴るリードと吸ったときに鳴るリードとに分かれる。リード・プレートの上に金属製のカバー・プレートがネジ止めされる。カバー・プレートは共鳴箱の役割をするので、材質や厚み、開口部の形状、メッキの仕様などが音質に影響するとされている。

リードは一般的には真鍮製であるが、さらに多種の金属を混ぜた特殊な合金のものもある。サイドル・ゾーン社はステンレス製のリードを持つハーモニカも作っている。リードは振動して音を発する部材なので、長年使用すると金属疲労のために亀裂が生じて音程が狂い、最後には折れてしまう。リードは消耗品であり、音程が不安定になってきたらリード・プレートごと交換する必要がある。金属疲労を起こしたハーモニカを使い続けていると、吸い音の際に折れたリードが口腔内に入り事故になる事例もあるので、この危険性はよく認識しておく必要がある。上を向いて吹くとより一層危険である。

コームの材質は、現在ではほとんどがプラスチックであるが、木材や「木製の微細なチップを合成樹脂に練り込んだ特殊樹脂の新素材」、「無垢のアルミ素材」、「真鍮にメッキをした金属」などで作られているものもある。

リードの調整

販売されている交換用リード・プレートは調律されているものもあるが、全くのプレーンの状態の場合もあるので、そのときは「リードの反り(アゲミ)」を微調整しなくてはならない。このアゲミは演奏者の息の量によっても調整が異なるため、上級者はプレート交換と同時にアゲミの調整もマスターする必要がある。

一般的にはリード1枚分の隙間ができるようにリードを反らすのが良いとされ、リードの反りが大き過ぎると大きな音は出せるが息を多く必要とし、逆にリードの反りが小さ過ぎると息は少なくてすむが、音が小さかったり出にくくなったりする。真鍮製のリードは金属自体に粘りがあるため調整しやすいが、サイドル・ゾーン社のステンレス製リードの場合は脆く折れやすいため調整が難しく、習熟を要する。

種類

ハーモニカには大小様々あるが、機構的に 「単音ハーモニカ(シングル・リード・ハーモニカ;1音につきリードが1枚)」 と 「複音ハーモニカ(ダブル・リード・ハーモニカ;1音につきリードが2枚)」 に分けられる。

単音ハーモニカ

単音ハーモニカには、半音のない 「ダイアトニック・ハーモニカ」 と、半音も出せる 「クロマチック・ハーモニカ」 とがある。"複音のクロマチック・ハーモニカ" については 「その他のハーモニカ」 の項を参照のこと。

ダイアトニック・ハーモニカ

10穴ハーモニカ

ダイアトニック・ハーモニカの中では10穴ハーモニカ(テンホールズ)が代表的で、長さ10cmほどの掌に収まる大きさである。ブルースで使われることが多いのでブルースハープとも呼ばれるが、この名称は本来ホーナー社のモデル名および登録商標である。

一つの穴の上面と下面に互いに逆向きにリードが取りつけてあり、吹いたときと吸ったときで異なった音が出る。当初はメジャー・キー配列のみであったが、現在はマイナー・キー配列のものもある。10穴で3オクターブをカバーするため実際の音配列は少し変則的であり、C調を例にとれば以下のようである。

10穴ハーモニカの音配列
_1 _2 _3 _4 _5 _6 _7 _8 _9 10
吹音 C E G C E G C E G C
吸音 D G B D F A B D F A

つまり3オクターブといっても完全な音階が吹けるわけではない。その代わり3つの穴をまとめて吹けばトニック・コード、2-4番(1-3番)をまとめて吸えばドミナント・コード、4-6番(8-10番)をまとめて吸えばサブドミナント・コードとなる。

  • ブルースやカントリーでよく使われる奏法にベンド奏法(またはベンディング)がある。これは口腔内を変化させ強く息を吸うことによって、正常位置より変位させたリードを異常振動させることで半音ないし一音低い音を奏する(ドローベンド奏法)。これによって1-3番でも一応音階を演奏できる。吹音のベンドも難しいが可能である(ブローベンド奏法)。8番以上は下の穴よりもブローベンド奏法がやりやすい。これらの奏法はリードの寿命を著しく縮めるが、国内外の大手メーカーは主力機種の交換用リード・プレートを販売しているので、前述のリード調整をマスターすれば、新規にハーモニカを購入するよりは安く修復できる。

ダイアトニック・ハーモニカには、少し小さめのポケットモデルや、12穴あるいは14穴に拡張した大型のモデルもある。また4穴や5穴のミニハーモニカはアクセサリーとしても人気があり各種発売されている。4穴だと音域的に少々苦しいが、5穴なら演奏できる曲もかなりある。

クロマチック・ハーモニカ

12穴スライド式クロマチック

クロマチック・ハーモニカには上下式スライド式がある。

上下式は、シングル・クロマチックとも呼ばれ、日本で学校教育用に考案されたものである。吹き口が上下2段にわかれており、鍵盤の白鍵に当たる音が下段に、黒鍵に当たる音が上段に配置されているので演奏は容易であるが、厚すぎて子供には非常に吹きにくいものであった。音階配列が各社で統一されなかったこともあって急速に衰退し、前述のように鍵盤ハーモニカに取って代わられた。現在ではアンサンブル用など一部で使われるのみである。

現在一般的に使われているのはスライド式で、吹き口は一列であり、4穴で1オクターブの音が出せる。12穴3オクターブのものが主流であるが16穴4オクターブのモデルもよく使われる。吹き口は一つだが内部は上下2段にわかれていて、吹き口のすぐ後ろにある穴あき板によって片方が覆われる。側面のレバーを押すと板は横にスライドしてもう一方の穴が開放される。レバーを放せば板はばね仕掛けで元に戻る。つまりC調のハーモニカの場合CとC#のリードプレートが取りつけてあり、通常はCのリードが鳴り、レバーを押すとC#のリードが鳴る仕組みである。内部構造が複雑で、リードに送る空気を薄い膜状の「バルブ」で振り分けるため、これが過度に濡れたりすると、音質が変わったり音が出なくなったりする。バルブに不具合が生じやすいので扱いにくく、かなりの上級者向きのハーモニカである。

12穴クロマチック・ハーモニカの音配列
ノーマル _1 _2 _3 _4 _5 _6 _7 _8 _9 10 11 12
吹音 C E G C C E G C C E G C
吸音 D F A B D F A B D F A B
レバー押 _1 _2 _3 _4 _5 _6 _7 _8 _9 10 11 12
吹音 C# E# G# C# C# E# G# C# C# E# G# C#
吸音 D# F# A# B# D# F# A# B# D# F# A# B#

※ B#とC、E#とFは実際には同じ音であるが吹音と吸音の違いがあり、任意に使い分けることができる。

複音ハーモニカ

21穴複音ハーモニカ

複音ハーモニカ (トレモロ・ハーモニカとも) は、1音につき2枚のリードが上下2段に分かれた穴に1枚ずつ取り付けられている。2枚のリードはわずかにピッチをずらして調律されているので、上下の穴を同時に吹く(吸う)とビブラートがかかる。吹く音と吸う音が交互に並んでおり、海外ではリヒター配列が主流であるが、日本では川口章吾が考案した日本式配列が主に使われている。半音は出せない。"半音も出せる複音ハーモニカ" については、後述の 「その他のハーモニカ」 を参照のこと。

演奏が容易で日本では昔から人気があり、古い歌謡曲の歌本にはハーモニカ用の数字譜が付いているものも多かった。日本では穴の数を増やして低音部でもメロディが吹けるように工夫し、21穴や23穴3オクターブのものが主流である。主力品種は長調短調24調子が揃っていることが多い。特注で 「ナチュラル・マイナー・ハーモニカ」 が用意されているものもある。トンボ楽器製作所では日本民謡に特化したペンタトニック・ハーモニカも開発している。

複音ハーモニカの音配列 (リヒター配列) 普通の書体が吹音、斜体が吸音
_1 _2 _3 _4 _5 _6 _7 _8 _9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
C D E G G B C D E F G A C B E D G F C A
C D E G G B C D E F G A C B E D G F C A


川口章吾考案の日本式24穴音配列 普通の書体が吹音、斜体が吸音
_1 _2 _3 _4 _5 _6 _7 _8 _9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
G D C F E A G B C D E F G A C B E D G F C A E B
G D C F E A G B C D E F G A C B E D G F C A E B

※ 21穴型に、最低音のGと最高音のE、B を追加して24穴となっている。

その他のハーモニカ

現在は上記の3種が主流であるが、鈴木楽器製作所は2012年に世界初の 「複音スライド式クロマチック・ハーモニカ」 を発売した。"複音のクロマチック・ハーモニカ" つまり "半音も出せる複音ハーモニカ" であるが、機構的には複音ハーモニカからの発展形ではなく、単音スライド式クロマチック・ハーモニカをベースとして複音化(ダブル・リード化)したものである。登場して間もないので、まだ大きな流れにはなっていないが、いずれ複音ハーモニカの項もダイアトニックとクロマチックに分けるべきときがやってくる可能性もある。

他にも複音ハーモニカから派生した、上下のリードをオクターブ違いに調律した 「オクターブ・ハーモニカ」 や、「コード・ハーモニカ」、「バス・ハーモニカ」 などがあり、これらはアンサンブルの伴奏楽器として使われている。

奏法

ハーモニカは吹奏楽器としては珍しく、吹くだけでなく吸うことによっても音が出る。吹く音と吸う音が混在していることによって、長いフレーズを息つぎなしに演奏することが容易である。目的の穴に息を吹き込む(吸い込む)には、口をすぼめて吹く(吸う)パッカー奏法(ポピュラー・ジャズ向き)と、口を大きく開け、目的の穴以外を舌でブロックするタンブロック奏法(クラシック向き)がある。

著名な奏者

海外

ブルース
カントリー/フォーク
ジャズ
クラシック/その他

日本

主なメーカー

出典

  • 妹尾みえ・KOTEZ共著 『ブルース・ハーモニカ欲張りガイド』 P-Vine Books社、2012年 ISBN 978-4906700219
  • 斎藤寿孝・妹尾みえ共著 『ハーモニカの本』 春秋社、ISBN 4-393-93437-7
  • 佐藤秀廊 『複音ハーモニカ独奏曲集 1 【改訂版】』 ケイ・エム・ピー、2015年 ISBN 978-4773239546
  • 佐藤秀廊 『新版 標準ハーモニカ教本(1) 入門・初級編』 全音楽譜出版社、2008年 ISBN 978-4114370204

外部リンク