ハリケーン・リタ

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ハリケーン・リタ
カテゴリ5メジャー・ハリケーン (SSHWS/NWS)
ハリケーン・リタ(2005年9月22日)
発生2005年9月18日
消滅2005年9月26日
最大風速1分平均: 180 mph (285 km/h)
最低気圧895 mbar (hPa); 26.43 inHg
死者97人〜125人
被害$120億(2005の米ドル
被害地域バハマ, フロリダ南部, キューバ
2005年の大西洋ハリケーン

ハリケーン・リタ (Hurricane Rita) は、2005年9月下旬にアメリカ合衆国南東部をおそった大型のハリケーンである。

時間は全てアメリカ合衆国・カナダ中部標準時夏時間、(UTC-5)である。また、風速は10分間平均ではなく1分間平均であることに注意すること。

概要[編集]

進路図

ハリケーン・リタは、2005年大西洋ハリケーンシーズンの17番目に名付けられた暴風雨、9番目のハリケーン、5番目の大型ハリケーンであり、2番目のカテゴリー5・ハリケーンである。この暴風雨はすでにフロリダ州及びキューバに影響を与え、その後テキサス州及びルイジアナ州を脅かそうとしている。この系統は2005年9月21日の午後にカテゴリー5 強度に成長し、テキサス州ガルベストン西部へ9月24日中に上陸するだろうと予想された。避難勧告はテキサス州沿岸部に出され、暴風雨はニューオーリンズも被害が出ると予測された。

この暴風雨は古い前線の端で形成され、タークス諸島・カイコス諸島の東で今年度18番目の熱帯低気圧となった。9月18日に、今年度17番目のトロピカルストームになった(つまり、日本流に言うと「台風17号」に相当する)。

リタはハリケーンになるのに時間がかかった。9月20日未明には風速毎時75マイル(毎秒33m)となっていたにもかかわらず、目がはっきりしなかったため、国立ハリケーンセンターはリタをトロピカルストームのままとした。午前8時45分には風速が明らかにハリケーンのものとなっていた。4時間後にリタはカテゴリー2の勢力に達し、最大風速毎時100マイル(毎秒44m)となっていた。

メキシコ湾を西進しながら、21日午前2時までにカテゴリー3、8時までにカテゴリー4となり、午後3時55分までにカテゴリー5となった。このとき、最大風速は毎時165マイル(毎秒73m)であった。

その後、進路を西北西に変え、10時には風速毎時175マイル(毎秒78m)と最低気圧897ヘクトパスカルを記録したが、次第に勢力を落とし、翌22日午後1時までにカテゴリー4となった。23日午前10時ごろカテゴリー3となった。

24日午前2時30分過ぎにテキサス・ルイジアナ州境カテゴリー3の勢力で上陸した後急速に勢力を落とし、午前7時にはカテゴリー2、10時にはカテゴリー1と観測された。午後4時にはトロピカルストームとなり、10時には熱帯低気圧となった。

最強烈の大西洋ハリケーン
順位 ハリケーン 中心気圧 (hPa)
1 ウィルマ(Wilma) 2005年 882
2 ギルバート(Gilbert) 1988年 888
3 レイバー・デー(Labor Day) 1935年 892
4 リタ(Rita) 2005年 895
5 アレン(Allen) 1980年 899
6 カミーユ(Camille) 1969年 900
7 カトリーナ(Katrina) 2005年 902
8 ミッチ(Mitch) 1998年 905
ディーン(Dean) 2007年
10 マリア(Maria) 2017年 908

状態[編集]

24日午前2時42分(中部夏時間)レークチャールズの米国海洋大気圏局レーダーがとらえた上陸時の画像。レーダー塔はこの撮影の後で暴風雨のため壊された。

警告及び警戒[編集]

避難[編集]

空港及び航空会社[編集]

以下はそれらの状態及び暴風雨向けの計画に、影響を受けた地域内の空港一覧である。 

その他[編集]

リタは1年内でアメリカ合衆国を襲ったカテゴリー4/5 暴風雨の記録を作った - 2つのカテゴリー4 暴風雨は1915年 (1つは風の強さによって4と見積もられた) に経験をしていた。

国際名Ritaは、この年限りで引退となった。代わりにRinaという国際名に変更となった。

外部リンク[編集]