タイムクライシス プロジェクトタイタン

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タイムクライシス プロジェクトタイタン
ジャンル ガンシューティングゲーム
対応機種 PlayStation
開発元 Flying Tiger Entertainment、ナムコ
発売元 ナムコ
人数 1人
メディア CD-ROM
発売日 2001年4月26日
デバイス ガンコン
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タイムクライシス プロジェクトタイタン』は、2001年4月26日にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が発売したPlayStationガンシューティングゲーム

クライシスゾーン』を含めたタイムクライシスシリーズ第4弾であり、当初から家庭用として開発されたため、アーケード版は存在しない。最後のガンコン対応ソフトでもある。

ストーリーでは『タイムクライシス』と『タイムクライシス2』の間の出来事が語られている。

通称は『プロジェクトタイタン』の頭文字を取った『PT』。

システム

今回は新たに『マルチハイディングシステム』が搭載されている。このシステムは、ボス戦で隠れる場所を移動するシステムである。隠れている状態で画面に表示されている矢印を撃つと移動する。今回のボス戦は、状況に応じて隠れる場所を移動することが必要になる。

特にステージ2のボス戦では動き次第で、回り込んで背後から攻撃することも可能。

このシステムは、タイムクライシス4『マルチ・スクリーンバトル』として改良し継承された他、タイムクライシス5でもダブルペダルシステムを使用しており、敵の左右へ回り込んでの攻撃を可能としていることからさらに改良し継承したといえる。

なお、敵の命中弾は赤く表示されるがマズルフラッシュ(銃口の火花)は赤く光らないので2以降と比べると命中弾が分かりにくい。制限時間が無くなるとゲームオーバーになる、ハンドガンの弾数が6発、スコアが存在せずタイムのみ記録されるのは初代と同様。

前作では40発の弾を敵や破壊できるオブジェクトに連続で命中するとライフが1つ回復したが、本作でも30発の弾を敵に連続で命中させるとライフが1つ回復する。(EASYモードでは20発)ただし、本作は敵兵のみが対象のため、破壊できるオブジェクトに命中してしまうとまた1発目からやり直しとなる。なお、本作はライフが最大5つまでのため、ライフが5つある状態で30発の弾を敵に連続で命中させるとライフの代わりにタイムボーナスが加算される。ヒット数は画面左上にある人形のマークに表され、残り10発になると人形マークが点滅する。

あと、本作では各エリアに1つ隠しライフが設定されている。隠しライフはオブジェクトや建物の壁などに隠されている。

ステージの特定の場所を撃つと隠しアイテムが現れるシステムは、「レイジングストーム」で継承された。(レイジングストームではオブジェクトや建物の壁などに隠されているのはライフではなく「ドッグ・タグ」。ライフは味方兵士を狙っている特定の敵兵を倒すと出現。)

ストーリー

小国:『カルバ』の大統領:ザビエル・セラノが何者かによって暗殺された。
リチャード・ミラーは、その暗殺犯として手配される。
リチャードが工作員として所属している、国際特殊諜報機関『VSSE』は、「リチャードは、濡れ衣を着せられているのではないか?」と判断し、リチャードに48時間(二日間)もの猶予を与える。
その48時間以内に、己の無実を証明し、真犯人を見つけ出せねば、リチャードは『VSSE』により、カルバに引き渡されてしまう…。

リチャードは、セラノ大統領暗殺事件に関連する政府高官の秘密貿易、及び、事件の真犯人についての情報をVSSEに送ったという人物:『アバカス』が、武装組織:『カンタリス』の擁する豪華客船に拉致されていることを告げられた。
かくして、潔白を証明し、真実を知る為のリチャードの孤独な戦いが始まる…。

一方、巨大犯罪組織『ワイルド・ドッグ』により、『プロジェクトタイタン』なる計画が、水面下で進捗していた……。

ステージ紹介

ステージ1
  • エリア1…敵に銃撃されながらもパラシュートでアバカスの情報の発信源であるカンタリスが保有する豪華客船に乗り込む。
  • エリア2…船にあるヘリポートに向かう。
  • エリア3…アバカスの監禁場所に向かう途中、厨房で豪華客船のシェフと遭遇。調理を邪魔されたシェフは怒って包丁を投げつけてくる。
  • エリア4…囚われているアバカスを救出しに向かう。機械室で待ち構えていたゼウス・バートランドと戦闘になる。
ステージ2
  • エリア1…アバカスことマリッサ・ソレイルより大統領暗殺の真犯人はリカルド・ブランコと知らされるが、その直後カンタリスは豪華客船を破壊。マリッサとともにヘリポートのヘリで無事に脱出するものの証拠を消されてしまう。新たな証拠を求めリカルド・ブランコを追い詰めるべく飛行機でカルバに向かうも空港到着直後敵の待ち伏せにあう。空港の滑走路倉庫で敵と戦う。
  • エリア2…空港の倉庫からロビーに進入。そこで現れた敵と戦う。
  • エリア3…マリッサの友人が運転するタクシーで空港を脱出したリチャード。その後、大統領暗殺の真犯人とされるリカルド・ブランコの自宅まで案内される。乗り込んだ直後、大きな噴水のある庭に現れた敵と戦う
  • エリア4…中庭にて待ち構えていたリカルド・ブランコと戦う。
ステージ3
  • エリア1…リカルド・ブランコを倒すもその直後、ヘリに乗って現れたワイルド・ドッグに始末されてしまう。リカルド・ブランコの最後の言葉からワイルド・ドッグがいるとされるリオ・オロ島に向かう。マンホールから侵入を開始したリチャードは、工場エリアで敵と戦う。
  • エリア2…内部に向かい、倉庫エリアで戦闘。
  • エリア3…さらに内部に向かい、研究所エリアで命中率が高い赤兵・隊長兵だらけのワイルドドック精鋭部隊と戦闘。
  • エリア4…重機から改造されたと思われる戦車と戦う。前作にて素早い動きでリチャードを翻弄させた、MOZの手下である忍者部隊の生き残りも登場。
ステージ4
  • エリア1…改造戦車を破壊後、ザビエル・セラノと対面したリチャード。ザビエル・セラノからリチャードの暗殺容疑の無実を証明される。さらに、ワイルド・ドックがプロジェクトタイタンなるチタン製のボディーアーマーを装着したロボット兵の開発を進めていることを知らせ、試作品の設計ファイルを渡し、ワイルド・ドックの野望を阻止するように伝えられる。その後、ワイルド・ドッグが逃げている秘密要塞の内部に進入する。
  • エリア2…さらに内部に侵入したリチャードはワイルド・ドックと再び対面する。その後ダイモス、フォボスの2体のロボット兵と戦う。
  • エリア3…ワイルド・ドッグと戦う。

登場人物

VSSE

あらゆる全世界の問題に諜報員(スパイ)、工作員(エージェント)を送り込み、これを解決に導く国際特殊諜報機関で、正式には、『Vital Situation, Swift Elimination』である。
今回の『セラノ大統領暗殺事件』で濡れ衣を着せられたエージェント:リチャード・ミラーに48時間(二日間)の猶予を与え、事件の真犯人、及び、真実を探し出させる。

リチャード・ミラー/Richard Miller(主人公)
国際特殊諜報機関:『VSSE』の凄腕エージェント。
今回は、セラノ大統領暗殺容疑を掛けられ、真犯人を見つけ出し、潔白を証明する為に行動する。
生存していたセラノ大統領から無実を証明された後は、黒幕であるワイルド・ドッグが推し進めるプロジェクトタイタンを阻止する。

カルバ

ザビエル・セラノ/Xavier Serrano
カルバの暗殺された大統領。リカルドに暗殺されたと思われたが、実は死亡しておらず、敵のアジトに人質として捕らえられた。撃たれた銃は麻酔銃で、病院に搬送中にカルバ反乱軍に拉致されたのである。ステージ3クリア後にリチャードと対面し、ワイルド・ドッグがプロジェクトタイタンと言う名のロボット兵器開発計画を企画している事を教え試作品の設計データーを渡す。リチャードの無実を証明し、エンディングでカルバの民主主義を守った功績を称え表彰しようとしたが、表彰はリチャードが授賞式に出席しなかった為に辞退された。
アバカス/Abacus(ヒロイン)
ザビエル大統領の秘書。カルバの生まれ。幼い頃から聡明で、20歳で有名な外国の大学に入り、コンピュータサイエンスの修士号を取り卒業した。本名は、『マリッサ・ソレイル(Marissa Soleil)』である(『アバカス』は、偽名)。カンタリスに潜入しVSSEに情報を送るも捕らえられる。リチャードに救出された後犯人はリカルド・ブランコであることを教える。エンディングでセラノ大統領とともに登場した。
リカルド・ブランコ/Ricardo Blanco
ステージ2のボス。ワイルド・ドッグに雇われ、セラノ大統領暗殺を実行したカルバ出身の暗殺者で傭兵。リチャードとは髪の毛の色を除けば似ている為に銀髪を黒髪に染め、リチャードに成りすましての犯行だった。豪華な屋敷を塒にしている。ステージ2の敵は大統領暗殺を機に軍事政権復活を企むカルバ軍の反乱軍。彼の屋敷の中をカルバ軍が警備している所から見て、軍部と繋がっている模様。アサルトライフルで攻撃してくるが、リチャードの銃撃で部下のカルバ軍は全滅され、自身もリチャードの銃撃で敗北。リチャードとの銃撃戦で重傷を負い、ヘリコプターで現れた依頼主のワイルド・ドッグに助けを求めるが、ワイルド・ドッグに邪魔者と見なされた事で裏切られ、ワイルド・ドッグからガトリングガンで銃撃され、止めを刺されてしまった。死亡する前にリチャードに抱えられ、その際にリオ・オロ島にワイルド・ドッグの研究所がある事を教え死亡した。また、ワイルド・ドッグに裏切られる前にリチャードの事を「捨て駒」呼ばわりしたが、捨て駒はリカルドだった。

武装グループ:『カンタリス』

武装グループ:『カンタリス』首領

カンタリス/Kantaris
武装グループ『カンタリス』の首領。『1』(家庭版オリジナルモード)で、リチャードの活躍で死亡したと思われたが、本作で実は生存していた事が判明。『1』と比べて顔が少し老けている。今作は巨大犯罪組織「ワイルド・ドッグ」と同盟を結ぶ。リチャードが客船から脱出したのを見届けた後は登場しない。

武装グループ:『カンタリス』幹部

豪華客船シェフ
ステージ1の中ボス。厨房でディナーを調理していたがリチャードが厨房に侵入して銃撃戦になった為に料理が台無しになり、怒って包丁を縦に回転させて投げてくる。包丁は撃ち落す事が可能で撃ち落すとタイムボーナスが貰える。最後はリチャードの銃撃で部下は全滅され、リチャードが厨房を出ようとした際に今度は包丁を直接手に持ち、リチャードに斬り掛かるが失敗し、自身もリチャードの銃撃で死亡した。
ゼウス・バートランド/Zeus Bertrand
ステージ1のボス。カンタリスの右腕を担う傭兵。ゲリラ戦に長く、あらゆる方向から隠れてアサルトライフルと手榴弾で攻撃してくる。最後はリチャードの銃撃で部下は全滅され、自身もリチャードの銃撃で死亡した。

巨大犯罪組織:『ワイルド・ドッグ』

巨大犯罪組織:『ワイルド・ドッグ』首領

ワイルド・ドッグ/Wild Dog
本作の黒幕でラストボス。傭兵部隊を隠れ蓑にしている犯罪組織『ワイルド・ドッグ』の首領で伝説の殺し屋。「1」でリチャードとの銃撃戦に敗北し、古城の爆発に巻き込まれ、重傷を負い左腕を失う。本作では、失われた左腕をガトリングガンに改造して銃撃戦を始める。ワイルド・ドックの愛用銃のモーゼルC96は本作では唯一使用しておらず、左腕のガトリングガンとマイクロウージーのサブマシンガンを使用している。カルバの領域にあるリオ・オロ島のチタンの鉱脈を使いチタン製のロボットアーマらしき物を作る為に莫大な量を採掘している。ワイルド・ドッグは、この狂気な案を『プロジェクトタイタン』と呼んでいる。最後はリチャードの銃撃で部下は全滅され、自身もリチャードの銃撃で敗北し、ダイモスとフォボスの同型のチタン製のロボットアーマを沢山起動させ、ヘリコプターで逃亡したが、リチャードの見事な狙撃でプロペラを撃たれ、コントロールを失い、沢山のダイモスとフォボスのチタン製のロボットアーマにヘリコプターが突っ込み、爆発に巻き込まれた。また、この敗北が切っ掛けで犯罪組織『ワイルド・ドッグ』は壊滅する事となった。
なお、5が出るまでワイルド・ドッグが登場する作品の中で唯一専用の戦闘曲が使われていない作品であった。

一般兵

プロジェクトタイタンの一般兵は、ステージによって指揮下が異なるため、一般兵のバリエーションが非常に多いのが特徴。 ちなみにステージ1はカンタリス配下、ステージ2はカルバ反乱軍、ステージ3と4はワイルド・ドッグの配下。ただし、一部の敵兵は複数のステージにまたがって登場する。

これらの兵士の名称については公式発表されていないので、ここでは見た目、役割等から判断した名称で呼ぶ。

ステージ1 カンタリス配下

青兵
青いウェットスーツを着用しており、拳銃で武装している。彼等の撃ってくる弾は命中率が低い。数名のみ鉄パイプで攻撃してくる。
赤兵
赤いウェットスーツを着用しており、拳銃で武装している。彼等の撃ってくる弾は命中率が非常に高いが、最初のステージのため、登場してから撃つまでの間が比較的長い。
隊長兵
青いベレー帽に白い船員服を着用しており、拳銃で武装している隊長兵。最初のステージのため命中率は青兵より若干高い程度。
黄兵
黄色いウェットスーツを着用しており、拳銃で武装している。倒すとタイムボーナスがもらえる。このステージの黄色兵士はある程度攻撃してから逃げる兵が多いが、命中弾は撃ってこない。
白衛兵
前作同様、防弾盾を構えながら、拳銃で攻撃してくる兵士。ステージ1の衛兵のみ白い軍服を着用しており、命中率は隊長兵よりも若干高いが登場数は少ない。

ステージ2 カルバ反乱軍

緑兵
緑色の帽子と軍服を着用しており、拳銃で武装している。彼等の撃ってくる弾は命中率が低い。
赤兵
赤色の帽子と軍服を着用しており、拳銃で武装している。彼等の撃ってくる弾は命中率が非常に高い。
隊長兵
赤いラインの入った制帽と白い軍服を着用している将校クラスの兵士。拳銃で武装している。ステージ1の隊長兵よりスキルアップしており命中率も比較的高い。
黄兵
黄色の帽子と軍服を着用しており、拳銃で武装している。倒すとタイムボーナスがもらえるが大抵は遠くにおり、すぐ画面から消えてしまう。
青アロハ
ステージ2-1のみに登場する。青色のアロハシャツを着用した空港関係者風の兵士。拳銃で武装しているが、命中率が低い。
赤アロハ
青アロハと同様、ステージ2-1のみに登場する。赤色のアロハシャツを着用した空港関係者風の兵士。拳銃で武装しており、命中率も高いが登場数は少ない。
濃紺背広
ステージ2-2のみに登場する。濃紺の背広を着用した空港関係者風の兵士。拳銃で武装しているが命中率はあまり高くない。
黒背広
ステージ2-2と2-4に登場する。黒背広を着用した兵士。2-2では空港関係者風の兵士であるが、2-4はサングラスもかけたボディーガード風の兵士。拳銃で武装しており、2-2に登場する兵は命中率は緑兵より若干高い程度であるが、2-4に登場する兵は命中率が比較的高い。黒背広=悪役のイメージであるが、現在のところタイムクライシスシリーズで黒背広の敵はプロジェクトタイタンのみの登場。

ステージ3・4 ワイルド・ドッグ配下

青兵
青い制服、ベレー帽を着用しており、拳銃で武装している。前作同様、彼等の撃ってくる弾は命中率が低い。ステージ3と4で一番多く登場するがステージ3-3のみは青兵の代わりに隊長兵が多く配属されているため、登場数は少ない。(3-3では終盤ガラス越しに攻撃してくる兵士のみ青兵)ただし、ステージ4のワイルドドッグ戦で登場する敵は精鋭部隊の為青兵でも命中率が非常に高いので油断できない。
赤兵
赤い制服、ベレー帽を着用しており、拳銃で武装している。前作同様、命中率が非常に高い。なお、ステージ3-2及び3-3では数名が鉄パイプで攻撃してくるが、3-3に出てくる鉄パイプ兵は背後にいる隊長兵が撃つ流れ弾に当たってしまうためか、途中で叫びながら消えてしまう。
隊長兵
赤いベレー帽、茶色い制服、ベージュのズボンを着用しており、拳銃で武装している隊長兵。前作と比較し格段にレベルアップしており、隊長兵が登場しない3を除き、タイムクライシスシリーズの隊長兵の中でも屈指のスキルの高さを誇る。そのため、命中率も赤兵並みに高い兵士が多く、初弾から命中弾を撃ってくることも珍しくない。通常はあまり登場しないが、ステージ3-3では青兵の代わりに大勢配置されているため難易度がかなり高くなっている。
黄兵
黄色の制服、ベレー帽を着用しており、拳銃で武装している。倒すとタイムボーナスがもらえる。通常は画面に現れてもすぐに消えてしまう兵士であるが、ステージ4-2のロボット兵との戦い中は近距離で現れ、拳銃で攻撃してくる。ただし命中弾は撃ってこない上、しばらくすると消えてしまう。
強化忍者兵
「1」で登場したMOZの部下である忍者部隊の生き残りだと思われる。ステージ3-4の改造戦車戦のみに登場する。「1」同様にアクロバティックな動きで相手を翻弄してくるが、本作は手爪ではなく銃撃し、弾が無くなると回し蹴りをして来る。強化忍者兵が銃撃して来る銃弾のみ命中弾が赤くないが、命中率は極めて高い上に耐久力があり4発銃撃しないと倒せない。なお、倒すとタイムボーナスが貰える。

複数ステージにて登場する兵士

マシンガン兵
緑色の軍服を着用しており、文字通りマシンガンで武装している。全ステージに登場する。連射しながら弾幕を張るため、命中弾も多い。ステージ2では一般兵も緑色の軍服のため、遠くに同時に現れると見分けにくいことがある。通常は1つのシーンに同時に出現するのは2~3人程度であるが、4-1では一度に5人も同時に出現するシーンもある。
手榴弾兵
黒い軍服を着用し、手榴弾を投げてくる。全ステージに登場しており投げられた手榴弾は撃ち落とすか、避けない限り確実にダメージを受ける。2-1の1名のみ拳銃で武装している。
バズーカ兵
オレンジ色の服に、迷彩模様の緑色のズボンを着用。バズーカで武装しており、ステージ1~3に登場。
青衛兵
前作同様、防弾楯で防御しながら拳銃で攻撃してくる。白衛兵が登場するステージ1以外のステージ2~4登場。青衛兵の持つ楯はよく見てみるとワイルドドッグの組織章が描いてあることから、ワイルドドッグの配下であることが分かる。命中率は高くない(ちなみにステージ1のみに登場する白衛兵は前述の通り、カンタリス配下のため、楯にはワイルドドッグの組織章がないうえ盾の色も異なる)。

登場兵器

クレーンフック
ステージ1-2・3-2で登場。共にリチャードの顔面をめがけて動いており、破壊は不可能。よけなければ当然ダメージを負う。なお、3-2では移動中に隊長兵が1名、フックの餌食になって吹っ飛ばされる描写がある。
改造戦車
ステージ3のボス。重機を改造したと思われる戦車で正面に3本のドリルに砲台1門とクロスボウのような矢もしくはレーザーを発射する装置を備えている。ワイルド・ドッグは改造戦車を「私の新しいおもちゃ」と言うが純粋な戦車で無い為にリチャードの銃撃で弱点を数発銃撃されただけで大爆発を起こした。改造戦車よりも一緒に登場する強化忍者兵の方が手強い。
ダイモスとフォボス
ステージ4の中ボス。『プロジェクトタイタン』の結果誕生したロボット兵でチタン製のボディーアーマーを着けている。このロボット兵は前作のMOZが率いていた忍者部隊のロボット版というコンセプトで作製した模様であり、アクロバティックな動きで相手を翻弄し手爪で切りつけてきたり、右腕に仕込まれたクロスボウのような矢もしくはレーザーを発射して攻撃してくる。なお、途中発煙筒タイプの手榴弾を投げつけ視界を奪うこともある。しかし、発煙筒タイプの手榴弾自身はダメージを受けず、しばらくすると視界が回復する。
最後は、リチャードの銃撃で追い詰められ、故障してしまったのか逃走した。

外部リンク