スタジアムヒーロー

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スタジアムヒーロー
Stadium Hero
ジャンル 野球ゲーム
対応機種 アーケードゲーム
開発元 データイースト
発売元 データイースト
人数 1人 - 2人(対戦プレイ)
稼働時期 1988年7月
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スタジアムヒーロー』(Stadium Hero)は、データイースト1988年にリリースしたアーケード野球ゲーム。1996年には続編『スタジアムヒーロー'96』もリリースされた。

概要

日本野球機構(NPB)加盟の12球団をモデルにした12チーム(選手名は変名)が使用可能。アーケード用の野球ゲームで多く採用されているイニング買取制(10点差コールドなどの場合を除き、試合の途中でコインを追加投入しなければ最後までプレイ出来ない)ではなく、ゲーム開始時に以下の2種類のモードを選択するのが特徴。

  • ノーマルゲーム
    • ポイント制:画面左上にタイマーが表示される時間制限式。1点ごとに50秒プラス、1アウトごとに50秒マイナス。
    • 時間制:ポイント制とほぼ同じだが特点やアウトでの残り時間の増減は無い。
2P対戦でない場合は、1Pボタンか2Pボタンを押して上記のどちらかを選択する。
  • ファイナルセットゲーム
    • ゲーム開始時に一定枚数(通常2枚)のコインを投入することで試合終了までプレイ可能。

選手の体型は全般にスリムだが、背の低い選手や肥満体の選手は体格が強調して描かれている。また、後述する特別選手が登場することもあり、人間離れした魔球を始めとする野球漫画ばりの超人プレイを本格的に導入した初めての野球ゲームとなっている[1]。この他、特別選手ほど超人的な能力を持つ訳ではないが、各チームの代打枠にはモデルとなった球団のOBらしき選手が野手に2人、投手に1人それぞれ登録されている[2]

特別選手

ノーマルゲームでポイントが0になった場合、コインを追加投入してコンティニューを選ぶと「特別選手」を1人ベンチ入りさせることが出来る。ファイナルセットゲームの場合は事前に2人の特別選手を選択してメンバーに加える。打者はほとんどが打率4割・ホームラン60本台を記録する「当たればホームラン」の長打力を誇っているが、野球漫画のような秘打を駆使する選手は存在しない、これに対し、投手は下記のようにそれぞれ個性豊かな魔球を有しており、魔球を投げる際は背後に炎が燃え上がる演出が採られている。

投手

  • ヒュウマ - 左投手。『巨人の星』の主人公・星飛雄馬か。消える魔球(大リーグボール2号)を投げる。
  • ハ゛ンハ - 右投手。『侍ジャイアンツ』の主人公・番場蛮か[3]。分身魔球(投球後に5個の小さいボールへ分かれる)を投げる。
  • アストロ - 左投手。『アストロ球団』の主人公・宇野球一(アストロ・ワン)か。渦を描く魔球(ファントム大魔球?)を投げる。
  • ユウキ - 左アンダースロー。『野球狂の詩』の水原勇気か。点滅するスローカーブ(ドリームボール?)を投げる。
  • サワムラ - 右投手。沢村栄治か。剛速球を投げる。
  • オスカー - 左投手。『サイコニクス・オスカー』の自機・オスカーか。打者の手前で一時停止するストップボールを投げる。
  • チェルノ - 左アンダースロー。『チェルノブ』の主人公か。左右に振動する魔球を投げる。
  • シ゛ョー - 右投手。『サイボーグ009』の主人公・島村ジョー(009)か。打者の手前で急加速する魔球を投げる。

打者

球場

以下の2種類より選択。

  • 都会球場 - 内外野とも天然芝の屋外球場。
  • ドーム球場 - 東京ドームをモデルにした空気圧式ドーム球場。フィールドは人工芝

脚注

  1. ^ この路線に特化したカルチャーブレーンの『超人ウルトラベースボール』は1989年発売。
  2. ^ OB代打に登録されている選手は、本作の少し前にリリースされたナムコの『プロ野球ワールドスタジアム』(アーケード版)とほぼ同じ顔触れとなっている。
  3. ^ 但し、番場蛮は左投手である。

関連項目