ジョイン・トゥゲザー (アルバム)
『ジョイン・トゥゲザー』 | ||||
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ザ・フー の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1989年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ヴァージン・レコード RCAレコード | |||
プロデュース | ボブ・クリアマウンテン、クライヴ・フランクス、ビリー・ニコルズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ザ・フー アルバム 年表 | ||||
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『ジョイン・トゥゲザー』(Join Together)は、ザ・フーが1990年に発表したライブ・アルバム。1989年にアメリカで行われた再結成ツアーのライブ音源を収録している。
解説
当時ピート・タウンゼントは難聴に悩まされており、このツアーより主にアコースティック・ギターを弾くようになった[3][4]。また、ロジャー・ダルトリーはツアーを通じて胃に問題を抱えており、後に外科手術を行うこととなる[3]。今回サポート・ドラマーを務めたサイモン・フィリップスは、過去にタウンゼントのソロ・アルバム『エンプティ・グラス』(1980年)、『チャイニーズ・アイズ』(1982年)、『ホワイト・シティ』(1985年)、『アイアン・マン』(1989年)にも参加している[5]。
複数の公演のライブ音源が編集されているが、主にラジオシティ・ミュージックホール(ニューヨーク)とユニバーサル・アンフィシアター(ロサンゼルス)における録音が中心となっている[6]。ディスク1は全曲ともアルバム『トミー』(1969年)からの曲で、ディスク2にはザ・フーの過去の楽曲に加えて、タウンゼントがソロ名義で発表した曲「ラフ・ボーイズ」も収録された[4]。また、ツイン・ギター編成となったことで、往年のライブでは再現が難しかった「恋のマジック・アイ」がセットリストに加えられた[4]。
バンドの母国イギリスでは、1990年3月24日付の全英アルバムチャートで59位を記録した[1]。
収録曲
特記なき楽曲は作詞・作曲ともピート・タウンゼントによる。
ディスク1
- 序曲 - "Overture" - 5:27
- 1921 - "1921" - 2:52
- すてきな旅行 - "Amazing Journey" - 3:07
- スパークス - "Sparks" - 4:35
- 光を与えて - "The Hawker (Eyesight to the Blind)" (Sonny Boy Williamson II) - 2:17
- クリスマス - "Christmas" - 4:24
- 従兄弟のケヴィン - "Cousin Kevin" (John Entwistle) - 3:56
- アシッド・クイーン - "The Acid Queen" - 3:44
- ピンボールの魔術師 - "Pinball Wizard" - 4:20
- 大丈夫かい - "Do You Think It's Alright?" - 0:23
- フィドル・アバウト - "Fiddle About" (J. Entwistle) - 1:38
- ドクター - "There's a Doctor" - 0:19
- ミラー・ボーイ - "Go to the Mirror!" - 3:23
- 鏡をこわせ - "Smash the Mirror" - 1:09
- トミー、聞こえるかい - "Tommy, Can You Hear Me?" - 0:57
- 僕は自由だ - "I'm Free" - 2:11
- 奇蹟の治療 - "Miracle Cure" - 0:23
- サリー・シンプソン - "Sally Simpson" - 4:18
- センセイション - "Sensation" - 2:21
- トミーズ・ホリデイ・キャンプ - "Tommy's Holiday Camp" (Keith Moon) - 0:57
- ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット - "We're Not Gonna Take It" - 8:44
ディスク2
- エミネンス・フロント - "Eminence Front" - 5:43
- フェイス・ザ・フェイス - "Face the Face" - 6:11
- ディグ - "Dig" - 3:59
- 恋のマジック・アイ - "I Can See for Miles" - 3:43
- ア・リトル・イズ・イナフ - "A Little Is Enough" - 5:05
- 5:15 - "5:15" - 5:47
- 愛の支配 - "Love Reign O'er Me" - 5:58
- トリック・オブ・ザ・ライト - "Trick of the Light" (J. Entwistle) - 5:39
- ラフ・ボーイズ - "Rough Boys" - 4:34
- ジョイン・トゥゲザー - "Join Together" - 5:11
- ユー・ベター・ユー・ベット - "You Better You Bet" - 5:33
- ビハインド・ブルー・アイズ - "Behind Blue Eyes" - 3:45
- 無法の世界 - "Won't Get Fooled Again" - 9:34
参加ミュージシャン
- ロジャー・ダルトリー - ボーカル
- ピート・タウンゼント - ギター、ボーカル
- ジョン・エントウィッスル - ベース
アディショナル・ミュージシャン
- スティーヴ・ボルトン - ギター
- ジョン・"ラビット"・バンドリック - ピアノ、キーボード
- サイモン・フィリップス - ドラムス
- ジョディ・リンスコット - パーカッション
- サイモン・クラーク - アルト・サックス、バリトン・サックス
- ティム・サンダース - テナー・サックス
- ロディ・ロリマー - トランペット
- サイモン・ガードナー - トランペット
- ニール・シドウェル - トロンボーン
- Chyna - バックグラウンド・ボーカル
脚注
- ^ a b The Who | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ The Who | Awards | AllMusic
- ^ a b Greene, Andy (2014年1月30日). “Flashback: The Who Reunite In '89, Seven Years After Saying 'Farewell'”. Rolling Stone. 2015年11月21日閲覧。
- ^ a b c “Join Together”. The Who. 2015年11月21日閲覧。
- ^ Simon Phillips |Credits | AllMusic
- ^ The Who - Join Together (CD) at Discogs