ジェイアールバス関東西那須野支店

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西那須野支店(2006年11月)
高速バス「もみじ号」(「塩原温泉」の文字にもみじをあしらった車両)
塩原線 M531-00402(2006年11月)

ジェイアールバス関東西那須野支店(ジェイアールバスかんとうにしなすのしてん)は、栃木県那須塩原市永田町にあるJRバス関東の営業所。

所在地

概要

塩原温泉郷へのアクセスを担当している。かつては鬼怒川温泉への路線も存在し、観光客の周遊ルートを形成していたが、マイカー観光客の増加によってバス利用者が減少し、地域利用者も減少したため支線区も廃止され、現在は1路線だけの支店となってしまった。しかしながら、残る1路線は新幹線駅に乗り入れることから、バス利用の観光客も少なくない状態であり、「鉄道線の培養」という使命はまだ失われていないといえる。

沿革

現在の所管路線

路線バス

※地域間幹線系統として、国・栃木県の補助を受ける[1]

その他

  • 塩原温泉郷巡回バス(受託運行)
  • 那須塩原市営バス(受託運行)※塩原・上三依線、黒磯・西那須野線、西那須野外回り線、西那須野内回り線を担当

過去の路線

関谷宿駅で発車を待つ矢板北線(1994年頃)

車両

現況

かつては路線数・路線長とも多かったが、現在の一般路線は塩原線1本だけとなってしまった。このため、路線車の台数はかなり減少しており、通常路線に運用されるのは6台だけとなっている。観光客が多い時期にはそれなりにバス利用者も多いため、大型車はいすゞLV280Qトップドア仕様を3台(2台はキュービック・1台はエルガ)と八日市場支店から移籍してきた日野セレガFSが1台配置されている。 また、小型車として三菱エアロノーステップミディ(KK-MJ26HF改)3台が配置されている。 那須塩原市営バスの運行も受託しており、上記小型車と日野ポンチョや三菱ローザが使用されている。

高速車については、当初は東京支店から転属した三菱エアロバス(P-MS725SA改)やエアロクィーンMでまかなったが、その後新車のエアロバスを導入した。一部の車両には、塩原温泉郷の紅葉にちなんで、塩原温泉の文字にもみじをあしらったステッカーが貼られていた。現在、高速バス路線は佐野支店に移管されている。

過去には大型・中型とも、観光タイプの路線車が多く配置されており、少数在籍した前中扉車では、中扉ステップをパイプで封鎖していた。

もみじバス

当支店では、長野原支店イエローバス」に続き、JRバス関東の地域密着型運営の一環として、白ベース車体にもみじのイラストをちりばめた「もみじバス」を運行している。1994年に既存車1台を塗装変更したのが始まりであるが、大変好評だったので1996年・1997年の二次にわたって新車で導入したが、現在は一般塗装に変更されている。

関連事業

  • 西那須野駅のバス乗り場前で、食堂・売店などの営業を行なっていたが、2010年初頭に閉店した。

特記事項

塩原渓谷フリーきっぷ

  • 千本松 - 塩原温泉をフリー区間とする往復乗車券、2日間有効。
    • 那須塩原駅、西那須野駅→千本松は往路1回に限り有効。
    • 千本松→西那須野駅、那須塩原駅は復路1回に限り有効、下車前途無効。
      • 那須塩原駅発2,000円
      • 西那須野駅発1,600円

参考文献

  • バスラマ・インターナショナル48号「ユーザー訪問:ジェイアールバス関東」
  • バスジャパン・ハンドブック「18 ジェイアールバス関東」
  • バスジャパン・ニューハンドブック「37 ジェイアールバス関東」

脚注

  1. ^ [1]→「社会基盤」→「交通・道路」→「公共交通」→「公共交通ネットワークの維持・充実」→「バス・鉄道等の維持、再構築」→対象一覧(PDF)