クレイグ・スタメン

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クレイグ・スタメン
Craig Stammen
サンディエゴ・パドレス時代
(2021年7月10日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オハイオ州ダーク郡ノーススター英語版
生年月日 (1984-03-09) 1984年3月9日(40歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2005年 MLBドラフト12巡目
初出場 2009年5月21日
最終出場 2022年10月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

クレイグ・N・スタメンCraig N. Stammen, 1984年3月9日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州ダーク郡ノーススター英語版出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。愛称はトリグTrig[1]

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

デイトン大学時代は後に再び同僚となるジェリー・ブレビンスとチームメイトであり、2人ともコミュニケーション学科だったため、授業も同じでいつも一緒に行動していた[2]

プロ入りとナショナルズ時代[編集]

ワシントン・ナショナルズ時代
(2010年3月22日)

2005年MLBドラフト12巡目(全体354位)でワシントン・ナショナルズに入団。

2009年5月21日のピッツバーグ・パイレーツ戦で先発し、メジャーデビューを果たした。6月18日にインターリーグニューヨーク・ヤンキース戦でメジャー初勝利を挙げた。7月11日のヒューストン・アストロズ戦でメジャー初完投勝利をあげるなど、このシーズンは最終的に4勝(7敗)をあげた。

2010年は開幕時に先発3番手だったが、スティーブン・ストラスバーグの昇格により先発の座を追われた。

2011年は僅か7試合の登板に終わった。

2012年は中継ぎとして開花し、9月29日のセントルイス・カージナルス戦でメジャー初セーブをあげるなど、59試合に登板し、ナショナルズの躍進に貢献した。

2013年は、6月から7月に一時、投球が不安定になったが、その期間を除いては様々な役割を果たしながら55試合に登板[2]し、2年連続防御率2.00台となる2.76、7勝6敗という好成績をマークした。シーズンオフには、ドラフト時に中退扱いとなっていたデイトン大学に復学し、不足分の単位を修得して経済学士の学位を取得した[2]

2014年は、時折大量失点するケースがあったため、防御率が上昇して4年ぶりに3.00を超えたが、ランナーの81.5%の生還を阻止するなど、要所ではいい働きをした[3]。また、この年は四球を14個しか出さず、与四球率がメジャーで初めて2.0未満に留まった。

2015年は、右前腕部の故障で4月15日に故障者リスト入りし、2箇所の屈筋腱を修復する手術を受けた[4]ため、5試合だけの登板に留まり、計4.0イニングで3つの三振を奪って3つの四球を出したが、失点はなく勝敗も付かなかった。12月2日にノンテンダーFAとなった[5][4]

インディアンス傘下時代[編集]

2016年1月8日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[4]。この年はメジャーでの登板は無かった。マイナーでは、ルーキー級アリゾナリーグ・インディアンス、AA級アクロン・ラバーダックス、AAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、3球団合計で23試合(先発2試合)に登板して1勝4敗、防御率3.62、28奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなった[5]

パドレス時代[編集]

2016年12月23日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5]。3月30日にメジャー契約を結んで40人枠入りした[6]

2017年は60試合に登板して2勝3敗、防御率3.14、74奪三振を記録した。オフにFAとなったが、2018年1月6日に2年総額450万ドルでの再契約が発表された[7]

2019年オフの10月31日に再びFAとなった[8]

2020年1月17日にパドレスと2年総額900万ドル(2022年のオプション付き)で再契約を結んだ[9]。この年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で60試合の短縮シーズンとなったが、うち24試合に登板した。

2021年は67試合に登板し、6勝3敗、防御率3.06という成績を残した。

2022年は登板数が33試合に半減し、1勝2敗、防御率4.43という成績に終わった。オフの11月6日にFAとなった[10]

2023年1月11日にマイナー契約でパドレスと再契約を結んだ[5]。スプリングトレーニング中の3月10日に右肩の関節包断裂の怪我を負い、3月31日に60日間の負傷者リスト入りした[5]。この故障が非常に重く、結局マイナーでも復帰も叶わぬまま、8月4日に現役引退を発表した[11]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2009 WSH 19 19 1 0 0 4 7 0 0 .364 448 105.2 112 14 24 1 3 48 7 0 67 60 5.11 1.29
2010 35 19 0 0 0 4 4 0 1 .500 562 128.0 151 13 41 4 1 85 3 0 78 73 5.13 1.50
2011 7 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 38 10.1 3 0 4 0 0 12 1 0 1 1 0.87 0.68
2012 59 0 0 0 0 6 1 1 10 .857 370 88.1 70 7 36 4 2 87 3 0 27 23 2.34 1.20
2013 55 0 0 0 0 7 6 0 7 .538 339 81.2 78 4 27 3 2 79 2 1 30 25 2.76 1.29
2014 49 0 0 0 0 4 5 0 7 .444 304 72.2 78 5 14 2 3 56 1 1 34 31 3.84 1.27
2015 5 0 0 0 0 0 0 0 2 ---- 17 4.0 2 0 3 1 0 3 0 0 0 0 0.00 1.25
2017 SD 60 0 0 0 0 2 3 0 11 .400 329 80.1 68 12 28 3 2 74 2 0 29 28 3.14 1.20
2018 73 0 0 0 0 8 3 0 23 .727 317 79.0 65 3 17 3 3 88 3 0 25 24 2.73 1.04
2019 76 0 0 0 0 8 7 4 31 .533 339 82.0 80 13 15 2 2 73 0 0 36 30 3.29 1.16
2020 24 0 0 0 0 4 2 0 6 .667 105 24.0 27 2 4 0 2 20 0 0 16 15 5.63 1.29
2021 67 4 0 0 0 6 3 1 7 .667 355 88.1 79 13 13 1 3 83 3 0 31 30 3.06 1.04
2022 33 1 0 0 0 1 2 0 2 .333 177 40.2 45 9 10 0 2 35 3 0 22 20 4.43 1.35
MLB:13年 562 43 1 0 0 55 44 6 108 .556 3700 885.0 858 95 236 24 25 743 28 2 396 360 3.66 1.24
  • 2022年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2009 WSH 19 6 12 0 0 1.000
2010 35 9 19 4 4 .875
2011 7 0 3 0 0 1.000
2012 59 5 8 1 0 .929
2013 55 0 8 0 0 1.000
2014 49 3 6 1 2 .900
2015 5 0 0 0 0 ----
2017 SD 60 2 15 1 1 .944
2018 73 2 10 0 1 1.000
2019 76 6 16 1 1 .957
2020 24 1 2 2 1 .600
2021 67 7 9 0 2 1.000
2022 33 3 3 0 0 1.000
MLB 562 44 111 10 12 .939
  • 2022年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 35(2009年 - 2015年)
  • 34(2017年 - 2022年)

脚注[編集]

  1. ^ Padres' Players Weekend nicknames explained MLb.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  2. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、285頁。ISBN 978-4-331-51809-0 
  3. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、263頁。ISBN 978-4-331-51921-9 
  4. ^ a b c Jordan Bastian (2016年2月8日). “Indians sign Stammen to Minor League deal” (英語). MLB.com. 2016年2月9日閲覧。
  5. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2017年2月11日閲覧。
  6. ^ Daniel Kramer (2017年3月30日). “Stammen wins 'pen spot on Padres' roster” (英語). MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/221545686/craig-stammen-makes-padres-opening-day-roster/ 2017年3月31日閲覧。 
  7. ^ Steve Gilbert (2018年1月6日). “Padres bring back reliever Stammen” (英語). MLB.com. https://www.mlb.com/news/padres-agree-to-terms-with-craig-stammen/c-264350650 2018年1月7日閲覧。 
  8. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (英語). MLB.com. 2020年1月17日閲覧。
  9. ^ Shaun O'Neill, AJ Cassavell (2020年1月17日). “Stammen rejoins Padres on two-year deal” (英語). MLB.com. 2020年1月18日閲覧。
  10. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2022年11月6日). 2022年12月7日閲覧。
  11. ^ Steve Adams (2023年8月4日). “Craig Stammen Retires”. MLB Trade Rumors. 2023年8月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]