X-46 (航空機)

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X-46アメリカ海軍が検討していたUCAV(無人戦闘航空機)。ボーイング社が開発担当していたが、2003年統合無人戦闘航空システム開発計画のために計画は中止された。

概要

CG合成によって製作された、X-46の実用想像図

アメリカ海軍は艦上から運用できるUCAVの技術研究を行うこととし、UCAV-N(Naval Unmanned Combat Air Vehicle)として、ボーイング社とノースロップ・グラマン社に技術試験機の開発を発注した。ボーイング案はX-46として、ノースロップグラマン案はX-47として2000年から開発が開始された。

2003年にアメリカ空軍国防高等研究計画局と協議し、UCAVの開発計画を統合整理することとなった。ボーイングのX-46案は、詳細は公表されていないものの、同時に空軍向けに開発していた同社X-45Bと似通ってきていた。そこで、統合開発となる統合無人戦闘航空システムにはX-45とX-47の2機種比較によって行うこととし、X-46計画は中止された。実機は製造されていない。

外部リンク