Wikipedia:素晴らしい記事を書くには
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この文書は、「記事を執筆する」で説明されている基本的なポイントに沿って書かれた記事を、さらに「完璧な記事」にまで育て上げる方法について解説しています。
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[編集] 執筆の前に下調べをする
記事で述べられているトピックについて、まだ知らないことがたくさんあるかもしれません。検索エンジンを使って下調べするのはよく行われる方法ですが、百科事典の執筆にはインターネット上の情報だけではとても不十分です。まずは図書館へ行き、蔵書を調べたり、他の百科事典なども参考にしましょう。また、他言語版のウィキペディアの同じトピックの記事を読んだり、ウィキペディアの検索機能を利用して関連する項目を調べてみましょう。既存の項目の編集をするのなら、過去の編集履歴を参照して、今までどのように記事が更新されてきたのかを参考にしてください。
[編集] 記事内容に関する注意点
[編集] 冒頭の段落は明確で簡潔に
記事の冒頭の段落は、明確で簡潔な、1行か2行の説明で始めるべきです。冒頭の段落を読むだけで、そのトピックについておおまかな理解が得られるようにしてください。また、冒頭文から、記事の分類に役立つキーワードへとリンクしてください。例えば、チャールズ・ダーウィンの記事は、次のような文で始めるべきではありません。
- チャールズ・ダーウィンは、『種の起源』の出版で議論を引き起こし……
次のような文で始めるべきです[1]。
冒頭の段落でよくみられる問題は、専門用語を使った説明文で始まっていることです。あなたにとって説明の必要もない専門用語は、読者にとっては必ずしも明らかではないのです。例えば、次の冒頭文は、何について論じられているか読者がすでにわかっていると決め付けています。
- フォード・サンダーバード(Ford Thunderbird)は、シボレー・コルベットの後継として考え出され、1955年式として生産に入った。
この例では、フォード・サンダーバードの基本的な性質について一言も述べていません。つまり、それが自動車であるということを、読者は知っていると決め付けているのです。次の冒頭文はこれを改良したものです。
[編集] 専門用語には解説を
ウィキペディアは、子供からお年寄りまで、幅広い層が読みます。難しい表現や、説明もない専門用語で書くのは好ましくありません。語源や由来を付け加えたり、適当な喩えを使うようにすると解りやすくなります。
[編集] 曖昧な記述は避ける
「モンゴメリー郡は18あり、そのほとんどはリチャード・モンゴメリーにちなんで名づけられている」といった、曖昧な記述は好ましくありません。内容は正しいのかもしれませんが、読者は、自分で一つ一つ調べない限り、この情報に確信を持つことはできません。曖昧な記述が増えてゆけば、ウィキペディアの信頼性を揺るがしかねない問題となります。
[編集] フィクションを明確に区別
小説や映画、漫画、アニメといったフィクションの記事を書くときには注意が必要です。事実と、架空の出来事とは明確に区別出来るようにしてください。例えば、次のような書き方は避けてください。
これでは、よく知らない人が読んだら、「セカンドインパクト」という出来事が過去に実際に発生したかのように思ってしまいます。こういうときには、次のように書いてください。
- 「セカンドインパクトは、日本で1995年に発表されたアニメ、新世紀エヴァンゲリオンの中に登場する架空の出来事で、作中では2000年9月13日に発生し、世界人類の半分を死に至らしめた未曾有の災害であるとされている」
フィクションの登場人物、場所、物事などについての小さい項目を不必要に作成することはしないでください。ある作品の登場人物のリストを作成するよりも、その作品が持つ価値や社会への影響について述べる方が、百科事典の記事としてずっとふさわしいはずです。
[編集] レイアウトに関する注意点
[編集] 分量のバランスに注意
記事は、いくつかのセクションに分けた方が読みやすくなります。さらに、解説本文、参考文献など、それぞれの節の長さのバランスを取ってください。主題については少しの文章しかなくて、巨大な参考文献のリンクが並べられているのは、意味のないことです。もし特定の事柄に関する記述が他に比べて膨大になったなら、記事の分割も検討してみてください。
[編集] 短い文とリストを使用
物事は7±3の項目にまとめて書いてください。人間が短期間記憶して処理できる情報量には限界があります。終わりのないリスト、果てしない散文、だらだらと長い文章などは、ほとんどの読み手にとって不快なものです。かわりにリスト、サブリスト、パラグラフ(段落)などのグループ化を使い、短い文章を添えてまとめてください。
[編集] 変更は統合する
文章に変更を加えるときは、ページの最後尾に挿入したい文章を加えるのではなく、前の文章とスムーズにつながるように編集してください。ウィキペディアの記事は、主題についてのバラバラの文章の集まりで終わってはいけません。主題についての、統合され、スムーズで、なおも成長し続ける説明文であるべきなのです。
[編集] 表記スタイルに関する注意点
[編集] 文字飾りには凝りすぎない
文字飾りを効果的に使うことは大事です。Help:ページの編集でリンクやテキストの強調、リスト、ヘッドラインなどのフォーマットをよく理解してください。しかし、文字飾りに凝りすぎるとかえって読みにくくなります。あなたのパソコンで見えている通りに他の人のパソコンで表示される保証はないのです。文字飾りは控えめに、必要のある時だけ使ってください。
太字は、記事の書き始めの、記事の主題(記事名)を示す語または語句を含む導入文で使われます。それ以外の文章中では、特別の必要がない限り、主題(記事名)を太字にはしないでください。また、文中で太字を多用しないでください。
[編集] 内容に関連するリンクだけを作成する
リンクが多すぎると、見づらく、わかりにくくなります。内容に関連するリンクだけを作成してください。同一語に対しては一度だけか数度だけリンクし、すべての出現箇所でリンクしないでください。
[編集] 他言語表記は控えめに
他言語表記は控えめにしましょう。付加的な情報として他言語を利用することは良い方法ですが、他言語に依存するような文章は避けてください。本文にある外来語については、それが独立した別ページになりそうな場合、特にネイティブな表記を併記する必要はありません。(注意:その外来語がブラケット ([[]]) で囲まれて別の記事へのリンクとなっている場合には、ネイティブな表記を併記しないでください。これはWikipedia:記事名の付け方にある「括弧内に原語を併記しないこと」というルールに従うものです。ただし、[[ユニコード|ユニコード (Unicode)]]のようにパイプ記号(Help:ページの編集参照)を用いる場合や、曖昧さ回避の場合にはこの限りではありません。)
記事名が外来語の場合には、冒頭の定義文でその言葉が出てきたときに、括弧内に他言語のネイティブな表記を併記しましょう。(Unicodeが使えます)。カタカナ表記に曖昧さがあるような場合には特に役立ちます。
[編集] 画像を付け加える
画像を付け加えると、記事がより解りやすくなります。パブリックドメインの画像資源では、著作権フリーの画像が数多く紹介されています。画像を記事に掲載するには、アップロード機能やウィキメディア・コモンズを使用してください。外部のWebサイトの画像には直接リンクしないでください。
[編集] 仲間たちの協力を仰ぐ
記事の質を向上させるには、数人のウィキペディアンでキャッチボールをするように扱うのもいい方法です。ノートでトピックを磨いたり、確認を取ったり、疑問点を書いてください。異なる解釈や情報源を知る事が出来るのは、実に興味深いことです。それぞれの分野の専門的な執筆者が集まっているウィキプロジェクトやウィキポータルで協力を呼びかけてみましょう。
分野を越えていろいろな人たちからの批評を仰ぎたいとお考えなら、査読依頼の仕組みを活用し、批評を項目に反映させてより良いものにしていきましょう。執筆コンテストや月間強化記事賞を目標とするのも良いでしょう。査読を経た記事は秀逸な記事の選考へ提出し、さらなる批評を経て秀逸な記事への選出を目指しましょう。
[編集] 脚注
- ^ スタイルマニュアル (人物伝) には、人物に関する記事の形式について詳しく書かれています。正式な形式はこちらで定義されており、ここで述べているのは単なる例です。

