NaNaNa サマーガール

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NaNaNa サマーガール
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『m-CABI
B面
  • PRISON MANSION
  • 稲妻サンダー99
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POPロック
時間
レーベル SME Records
作詞・作曲 新藤晴一
プロデュース 田村充義本間昭光
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間3位(オリコン
  • 2005年度年間89位(オリコン)
  • ポルノグラフィティ シングル 年表
    • NaNaNa サマーガール
    • 2005年)
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    NaNaNa サマーガール」(ナナナ サマーガール)は、ポルノグラフィティの楽曲。2005年8月3日SME Recordsより18作目のシングルとしてリリースされた。

    概要[編集]

    前作『ネオメロドラマティック/ROLL』から5ヶ月ぶり、『7thライヴサーキット "SWITCH"』[注釈 1]の合間を縫ってのリリース。

    ジャケットに描かれている犬は、表題曲の歌詞中にも登場するまゆ毛犬。が前作に引き続き、ジャケットデザインは藤田二郎ADは榊原直樹が担当している。

    本作より全収録曲のレコーディングでの演奏者がクレジットに表記されるようになった。

    薄型のマキシCDケースでのリリース、を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークの使用は本作が最後となっている[注釈 2]

    収録曲[編集]

    全編曲:ak.homma, Porno Graffitti

    1. NaNaNa サマーガール
      作詞・作曲:新藤晴一
      • メンバー曰く「"夏"ってものにストレートに取り組んだ作品」[1]
      • イントロや間奏など曲の随所に使われている不思議な音色は、ギターの音色をトーキング・モジュレーターという特殊なエフェクターによって変化させたもの[注釈 3]
      • MVには『7thライヴサーキット "SWITCH"』沖縄公演[注釈 4](2005年7月23日)のドキュメント映像と同公演のアンコールで本楽曲を披露した際の映像が使用されている。
      • 6thアルバム『m-CABI』初回生産限定盤には、本楽曲の続編となる「NaNaNa ウィンターガール」が収録されている[注釈 5]
      • 2020年8月17日に新藤のラジオ番組『カフェイン11』(bayfm)が放送900回を迎えた際には、岡野がゲスト出演し、本楽曲をリモートで生演奏した[2]
    2. PRISON MANSION
      作詞:新藤晴一 作曲:ak.homma
      • タイトルは刑務所監獄の意。
      • 歌詞は現代の日本を風刺した内容となっており、夏を連想する言葉を羅列した「NaNaNa サマーガール」と対比した詞を書くという意図を持って制作された[1]
      • 「NaNaNa サマーガール」とシングル表題曲を争った楽曲で、岡野は「どちらを1曲目にするかすごく悩んだ」と語っている[1]
    3. 稲妻サンダー99
      作詞・作曲:ポルノグラフィティ
      • 前2曲のレコーディング後のスタジオにて、2時間で制作した楽曲[1]。制作理由は、新藤曰く「2曲終わったときに『何か必要だな!』という心の声が聞こえたから」[1]
      • ポルノグラフィティ名義での作詞・作曲、メンバーの共同作曲は本楽曲が初である。
      • タイトルの99は「ナインティナイン」と読み、曲の長さである1分39秒(99秒)と自身の99曲目を指す[注釈 6]
      • 制作当初の曲中の雄叫びは「SWITCH!」であったが、「それでは"SWITCH"ツアーが終わったら二度と使えない曲になる」という理由から、「ジャパン!」に変更された[注釈 7][1]

    演奏参加[編集]

    Porno Graffitti

    Additional Musicians

    収録アルバム[編集]

    NaNaNa サマーガール

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ 同年5月〜12月にかけて開催されたホールツアー。
    2. ^ を用いた「PORNO GRAFFITTI」のロゴマークは、2ndシングル『ヒトリノ夜』から本作までの全作品のジャケットに使用されていた。本作以降は、2006年に再販された『ヒトリノ夜』、ライヴ映像作品『FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016』でのみ使用されている。
    3. ^ 演奏時は新藤がトーキング・モジュレーターのチューブ部分を咥えているために新藤の声だと誤認されることもあるが、実際にはギターの音色を口の中で変化させている。
    4. ^ 正式には『"SWITCH" SUMMER SPECIAL ポルノグラフテー IN OKINAWA Shine on the beach』。
    5. ^ メロディも本楽曲と同一のものとなっており、『8thライヴサーキット "OPEN MUSIC CABINET"』では両楽曲をミックスした「 NaNaNa サマー&ウィンターガール」として披露された。
    6. ^ ただし、自身99曲目ということについてはメンバーは意図しておらず、ファンクラブ会報にて会員の投稿により判明したものである。また、「サボテン Sonority」や「Mugen (Orchestra version)」をバージョン違いとすると99曲目ではなくなるため、これは単なる偶然だったといえる。
    7. ^ なお、『7thライヴサーキット "SWITCH"』では山梨公演(9月25日)より、オープニングSEとして本楽曲が使用された。その際「ジャパン!」の雄叫びは「SWITCH ON!」に変更されていた。

    出典[編集]

    1. ^ a b c d e f 『PATi・PATi』2005年9月
    2. ^ -岡野昭仁@カフェイン11 初のリモート生演奏- /-Akihito Okano- Cafein 11 Remote Live Performance-”. YouTube(2020年9月15日). 2022年3月5日閲覧。

    関連項目[編集]

    脚注[編集]

    「NaNaNa サマーガール」の調
    前奏・1Aメロ 1Bメロ サビ1 間奏1・2Aメロ 2Bメロ サビ2
    ト長調
    (G)
    イ短調
    (Am)
    ハ長調
    (C)
    ト長調
    (G)
    イ短調
    (Am)
    ハ長調
    (C)

    間奏2(前半) 間奏2(後半) Cメロ 大サビ 後奏
    ト長調
    (G)
    変イ長調
    (A)
    ロ長調
    (B)
    変ニ長調
    (D)
    変イ長調
    (A)