Kリーグオールスター戦

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Kリーグオールスター戦K리그 올스타전)は、1991年から2007年まで行われていた韓国のプロサッカーリーグ・Kリーグオールスターゲームである。

オールスターゲーム[編集]

シーズンの日程が終了した後に開催された1991年と1997年以外は、シーズンの中頃に開催された。

1991年と1992年は前年のリーグ戦での各クラブの順位により青軍と白軍に分けられた。1995年と1997年は韓国人選手選抜の青軍(1997年は青龍)と外国籍選手選抜の白軍(同・白虎)が対戦する形式が採られた。1998年からは各クラブの所在地から中部チームと南部チームに分けられるようになり、以後2007年までこの形式で続いた。

その後[編集]

2008年からは2年間はKリーグとJリーグのオールスターチームが対戦するJOMO CUPが行われていた。

2010年はスペインのFCバルセロナのアジア遠征に合わせ、Kリーグ選抜が対戦した。

2011年はKリーグ八百長事件の影響で開催を中止、代わりにKリーグ選手による合同ボランティア活動が行われた。

2012年はワールドカップ日韓大会から10周年を迎えたことを記念し、この大会に韓国代表として出場した選手を中心とした「TEAM 2002」(監督:フース・ヒディンク)と現在のKリーグ所属選手から選抜された「TEAM 2012」が対戦。なおこの試合は35分ハーフで行なわれた。

2013年はKリーグが2部化されたことを記念して、1部の「Kリーグクラシック」対2部の「Kリーグチャレンジ」の対決を行なった(チャレンジ側にはゲストプレーヤーとして3名の元Kリーグ・現海外クラブ所属選手が参加)。

2014年は元韓国代表の朴智星の引退試合を兼ねて「チームKリーグ」対「チーム朴智星」の対決で行われた。

2015年は韓国代表監督のウリ・シュティーリケ率いる「チームシュテューリケ」対全北現代モータース監督(元韓国代表監督)の崔康熙率いる「チーム崔康熙」として行われた。

2016年は全北現代の八百長事件の影響で開催を中止。

歴代のスコアテーブル[編集]

年月日 チーム1 スコア チーム2 MVP(所属クラブ) 試合会場
1991年11月10日 青軍 3 - 1 白軍 李咏眞(安養) 東大門運動場
1992年7月22日 青軍 0 - 2 白軍 金鉉錫(蔚山) 東大門運動場
1995年8月7日 青軍 1 - 0 白軍 盧相來(全南) 釜山九徳競技場
1997年11月30日 青龍 2 - 1 白虎 金奉吉(全南) 光陽専用球技場
1998年8月16日 中部 2 - 6 南部 李東国(浦項) 蚕室オリンピック競技場
1999年8月15日 南部 3 - 7 中部 郭慶根(富川) 蚕室オリンピック競技場
2000年8月15日 中部 2 - 3 南部 金秉址(蔚山) 蚕室オリンピック競技場
2001年8月5日 中部 1 - 2 南部 李東国(浦項) 水原ワールドカップ競技場
2002年8月15日 中部 6 - 1 南部 サーシャ(城南) ソウルワールドカップ競技場
2003年8月15日 中部 1 - 4 南部 李東国(光州) ソウルワールドカップ競技場
2004年7月4日 中部 4 - 2 南部 金殷中(ソウル) 大田ワールドカップ競技場
2005年8月21日 中部 2 - 3 南部 朴主永(ソウル) ソウルワールドカップ競技場
2006年8月20日 中部 10 - 6 南部 ラドンチッチ(仁川) 仁川ワールドカップ競技場
2007年8月4日 中部 5 - 2 南部 デニウソン(大田) ソウルワールドカップ競技場
2010年8月4日 Kリーグ選抜 2 - 5 バルセロナ メッシ(バルセロナ) ソウルワールドカップ競技場
2012年7月5日 TEAM 2002 3 - 6 TEAM 2012 李東国(全北現代) ソウルワールドカップ競技場
2013年6月21日 TEAMクラシック 3 - 3 TEAMチャレンジ 具滋哲FCアウクスブルク ソウルワールドカップ競技場
2014年7月25日 TEAMKリーグ 6 - 6 TEAM朴智星 朴智星(前PSV ソウルワールドカップ競技場
2015年7月17日 TEAMシュテューリケ 3 - 3 TEAM崔康熙 廉基勳(水原三星) 安山ワースタジアム
2017年7月29日 Kリーグ選抜 0 - 1  ベトナム(U-22) ミーディン国立競技場
2019年7月26日 Kリーグ選抜 1 - 1 イタリアの旗 ユベントス ソウルワールドカップ競技場

参考文献[編集]