iRobot

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iRobot
iRobot Corporation
IRobot Logo.svg
Irobotheadquarters.jpg
iRobot本社
種類 公開会社
市場情報 NASDAQ: IRBT
本社所在地 マサチューセッツ州ベッドフォード
設立 1990年
業種 ロボット
事業内容 家庭用ロボット
軍事用ロボット
売上高 1億6197万USドル(2005年)
従業員数 258名(2005年)[1]
関係する人物 ロドニー・ブルックス
外部リンク www.iRobot.com
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iRobot Corporation(アイロボット・コーポレーション)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ベッドフォードに本社を置く、軍事用、業務用、家庭用のロボットを設計開発する企業。

概要[編集]

売上の中心は軍事用ロボットである。自律型家庭用掃除ロボットルンバ」や全自動フローリング洗浄掃除機「スクーバ」で知られている。また、爆発物処理SWATで使用されている、軍事用ロボットパックボットも開発している。

iRobot は、マサチューセッツ工科大学MIT人工知能研究所で働いていた、ロドニー・ブルックスコリン・アングルヘレン・グレイナーの3人が設立した会社である。ロドニー・ブルックスは現在、MITコンピュータ科学・人工知能研究所の所長を務めている。

歴史[編集]

iRobot は1990年に設立され、2000年に Delaware と合併した。設立から2003年まで常に赤字であった[1]。2005年11月9日に株式公開し、500万株を24ドルで売って1億2000万ドルを得た[2]。iRobot はかつて商用および家庭用の遠隔操作ロボットをいくつか開発したが、全く売れなかった。

家庭用ロボット[編集]

第一世代ルンバ
  • 2000年、iRobot は My Real Baby玩具市場に参入した。この製品は、アニマトロニクスを利用したリアルな表情の人形である。同製品はハズブロと共同で製品化されたが、既に製造されていない。
  • 2002年、iRobot は掃除機ロボットルンバをリリースした。ルンバは成功したものの、他社が類似製品を出してきた。例えば、Sharper Image の eVac、Metapo の Cleanmate などである。2006年3月、iRobot はルンバを200万台販売したことを発表した。
  • 2005年5月、iRobot はフローリング洗浄掃除機ロボットスクーバをリリースした。ルンバとの違いは、水を使ってフローリングを洗浄する点である。なお、完全な製品が市場に登場したのは2006年前半のことである。
  • 2006年、iRobot は作業場用ロボット iRobot Dirt Dog をリリースした。このロボットは、作業場の床に落ちているナットボルトといった小さな物体を集めるものである。
  • 2007年、趣味のロボットとして iRobot Create がリリースされた。これはプログラム可能なロボットで、センサーなどの機能を追加することも可能。

研究用ロボットと軍事用ロボット[編集]

  • Genghis1991年) - ゲンギスは、iRobot の最初のロボット。研究用に設計された。現在は国立航空宇宙博物館にある。
  • Ariel1996年) - 水陸両用で地雷を除去するカニ型ロボット。
  • Urbie1997年) - 都市環境でのロボットの概念実証用。戦車を2台繋げたような形で、階段を登ることができる。
  • PackBot Scout - 接近が困難な危険な場所で、1人の兵で操作運用可能な偵察用ロボット。静止画カメラを搭載していて、撮影した画像を操縦システムに送ってくる。イラクとアフガニスタンで実際に運用された。この研究はDARPAの援助を受けている。
  • PackBot Explorer - Scout の進化したもので、音声と動画カメラを備え、他にもいくつかのセンサーを備えている。人質救出の際の偵察や戦闘によるダメージを調べるのに使われることを想定している。
  • Swarm - 群知能研究のために開発された。このプロジェクトもDARPAの援助を受けている。
  • Warrior - 2008年完成を目指して現在開発中[3]。重量 250 ポンドで凹凸の激しい地形を毎時12マイルの速度で移動でき、100ポンド以上の荷物を搭載可能。爆発物処理、戦場での死傷者搬送、消火活動などへの応用が考えられる[4]
  • RGator - Deere & Company との提携による製品。小型多用途車にロボット機能を搭載したもの。自律的に設定した地点まで(障害物を回避しつつ)移動する機能と遠隔操縦による半自律動作が可能。現在、生産中。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]