Gainer (雑誌)

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Gainer
ジャンル ファッション
読者対象 男性
刊行頻度 毎月1回 10日発行/発売
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 800円(税込)
出版社 光文社
編集部名 ゲイナー編集部
発行人 平山宏
編集人 古川仁[1]
雑誌名コード 13555-1
刊行期間 1990年9月 - 2016年6月
発行部数 11万5,400部(2008年マガジンデータ調べ)
ウェブサイト http://gainer.jp/
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Gainer』(ゲイナー)は、光文社が発売していた30歳前後の男性向けファッション雑誌。発売日は毎月10日(日・祝日の場合は8日または9日)。

概要[編集]

光文社発売の月刊ファッション誌では唯一の男性誌。20代後半から30代前後、いわゆるアラサー世代のサラリーマンをターゲットとし、「いろいろなことをGain(獲得)していきたい独身ビジネスマンのための雑誌」とのテーマを掲げる。主に独身者をターゲットと想定する。

掲載されるコーディネートは、ジャケット、スーツスタイルが中心であるが、ポロシャツなどのカジュアルアイテム、アクセサリーに関する記事も充実している。2013年頃まで巻頭にコーチの新作バッグを紹介するコラムが連載されていた。

ライバル誌は、2010年12月まで発売日が同じであった『MEN'S CLUB』(アシェット婦人画報社=当時)であるとされている[1]。スーツスタイル中心の掲載内容も近いものといえるが、『MEN'S CLUB』の対象年齢は35歳前後であり、『Gainer』とは必ずしも一致しない。なお、2011年1月から『MEN'S CLUB』の発売日は毎月24日に変更された。

同じ光文社の『JJ』とは兄弟/姉妹誌の関係にあり、女性が登場する誌面では『JJ』の専属・OGモデル(杉本有美など)が起用されている。また初期は、現在の読者ターゲット層より若い25歳前後をターゲットにしており、当時の表紙にも「JJ FOR MEN」との記載がなされていた[2]ように、JJ世代の女子大生の彼氏が読む男性ファッション雑誌という位置付けだった[1]。掲載商品の価格帯などの関係もあり、対象年齢が上がって『CLASSY.』と近い立ち位置になっていた。

2014年7月をもって編集長が古川仁から新倉博史に交代した。

2016年、SUPER GTに参戦している同名のレーシングチームGAINERとのコラボレーションが実現したが、雑誌は同年6月24日発売の8月号をもって休刊となった[3]

読者層[編集]

30代前半の読者が最も多く、読者の年齢別比率は、下記の通りである。[4]

  • 20 - 24歳:6.4%
  • 25 - 29歳:21.2%
  • 30 - 34歳:25.5%
  • 35 - 39歳:18.2%
  • 40 - 49歳:14.9%
  • 50 - 59歳:1.9%
  • その他 - 20 - 30代女性:11.7%

連載企画[編集]

  • Lady Guest[1]
  • S MEN'S STYLE
  • ラグジュアリーの肖像
  • [流儀]のワードローブ
  • COVER+α
  • スポコン
  • 今月のジャケパンマン
  • 結婚について / 婚活総研
  • Gainer's 新車総研
  • 大人のマナー 集中講座[2]
  • Grooming Gainer
  • モテ家電の殿堂
  • 王様のアプリ
  • MONTHLY GLOBAL GAINER[3]
  • 伊藤洋一の「日本力」を上げる12章
  • あなたのココがズレている

このほか、特定スポンサーのレギュラー出稿によるタイアップ(記事広告)となっている連載企画も見られる。

バックナンバー[編集]

発行月 表紙モデル 特集
2007年2月号 KEN 仕事人を彩る小物とは?
2007年8月号 FABIO

菅原禄弥

「モテる仕事人」は'07夏ここが違う
2008年1月号 川久保拓司 スーツに似合うカッコイイ腕時計
2008年4月号 敦士 きっといいことがある[シャツ×タイ]100samples
2008年8月号 速水もこみち 今日もAfter7に予定あり
2008年11月号 小松拓也 [スーツのかっこいい着まわし]黄金ルール
2008年12月号 敦士

林真愛

パーティ賢者50人の証言
2009年9月号 カッコいいモノトーン
2009年10月号 昨日よりカッコいいJPスタイル
2009年11月号 見直すべきはスーツの本気
2009年12月号 いい男は小ワザを効かす
2010年1月号 久保田裕之 真冬の[コート]×[スーツ]完全攻略
2010年2月号 城田優 女子モテ★徹底マニュアル
2010年3月号 小泉孝太郎 「ひと目でオシャレ」の処方箋
2010年4月号 松坂大輔 ビジネスの着こなしQ&A100
2010年5月号 玉木宏 これが正解コーディネート
2010年6月号 EXILE AKIRA The Wedding Gainer
2010年7月号 木村拓哉 「夏に勝つ!」スタイル大研究
2010年8月号 小栗旬 ボクらは肉食系-やっぱり女子が好き!
2010年9月号 水嶋ヒロ 東西SNAP 100人の夏勝負小物
2010年10月号 (なし) 最新ビジネススタイル PERFECTガイド
2010年11月号 岡田准一 「女のコはスーツが好き」伝説
2010年12月号 成宮寛貴 アウターの着こなし これが正解!
2011年1月号 松山ケンイチ あなたに足りないのは靴かもしれない
2011年2月号 三浦春馬 いい男の新基準・2011
2011年3月号 斎藤工 春もジャケットにおまかせ!
2011年4月号 宮尾俊太郎 4月からの毎日がもっと楽しく変わる
2011年5月号 小栗旬 特訓! ジャケパンstyle初夏の100本ノック
2011年6月号 向井理 夏Biz再考
2011年7月号 川島永嗣 250Gainersの今
2011年8月号 瑛太 真夏の女子が好き
2011年9月号 男の夏の出会い服
2011年10月号 予定があるからスーツを着る
2011年11月号 いいね!なジャケパン
2011年12月号 コートの冬が帰ってきた艶姿外套男子
2012年1月号 玉木宏 華麗なる12月はバリュー服から
2012年2月号 恋の着回し31Daysヘビーローテーションな冬
2012年3月号 伊勢谷友介 鍛えて服を着こなす
2012年4月号 決定!2012スーツ日本代表
2012年5月号 いい男はシャツが似合う
2012年6月号 稼ぐ男は極楽Biz
2012年7月号 夏の主役は海男です
2012年8月号 桐谷美玲 僕とハニーな夏女たち
2012年9月号 井浦新 男にとって勝負とは?
2012年10月号 岡田准一 この秋、欲しいもの1000
2012年11月号 [秋の着こなし]最適化
2012年12月号 冬の重ね着の正解=[3層コーデ]徹底解剖
2013年1月号 木村拓哉 真冬の着こなし模範解答
2013年2月号 服は人を表す
2013年3月号 高良健吾 色気があってすみません!
2013年4月号 玉木宏 春オフィスこれで完璧!
2013年5月号 ジャケット、次の一手
2013年6月号 三浦春馬 涼しくデキる夏服解禁!
2013年7月号 瑛太 WORLDシャツSNAP
2013年8月号 SNAPいい男たちの街着ルール
2013年9月号 夏→秋 これが「使える」+1
2013年10月号 秋のメインはこの一着
2013年11月号 王者のスーツと覇者のジャケット
2013年12月号 市川海老蔵 七難隠す辛口コート
2014年1月号 岡田准一 いい男はコートを脱いでもカッコいい
2014年2月号 玉木宏 実はカンタンな重ね着
2014年3月号 坂口憲二 さりげないオシャレのヒント100
2014年4月号 春のビジネススタイル強化月間
2014年5月号 成宮寛貴 旅する気持ちの初夏スタイル
2014年6月号 キリリとドライな男がいい!!
2014年7月号 亜熱帯JAPANに捧ぐ
2014年8月号 木村拓哉 女性は人生の太陽である
2014年9月号 岩下充志 靴は自分の鏡だろうか
2014年10月号 内山博文 着たい服と、似合う服。
2014年11月号 誰のために服を着る?
2014年12月号 心も温もる冬のアウター大特集
2015年1月号 山田健太 冬に映える大人ベーシックスタイル
2015年2月号 並んで歩く幸せな週末服
2015年3月号 稲本健一 大人の男のこだわり家電
2015年4月号 されど、スーツ
2015年5月号 竹林朋毅ご夫妻 ふたりで歩く春の散歩道
2015年6月号 時計と生きる
2015年7月号 田中カール 好きな家電と暮らしたい
2015年8月号 田中カール ホテルは都会の避暑地
2015年9月号 週末のウエア再点検
2015年10月号 田中カール 大人の男の三種の神器
2015年11・12月号 田中カール

森星

いい大人の条件
2016年1月号 田中カール 冬のファッションについて考えてみた
2016年2月号 独断の名品
2016年3月号 田中カール Vゾーンを遊ぶ
2016年4月号 田中カール カール大帝、春を着る
2016年5月号 男の服には予定がある
2016年6月号 「気持ちいい」休日服
2016年7月号 田中カール ぎんざNOW!
2016年8月号 男の幸せはここにある

登場モデル[編集]

男性
女性

脚注[編集]

  1. ^ a b c 株式会社富士山マガジンサービス - Fujisan.co.jp (2009年8月). “インタビュー 日本の編集長 - 第10回 Gainer(ゲイナー)編集長 古川仁さん”. 2010年12月19日閲覧。
  2. ^ 株式会社富士山マガジンサービス - Fujisan.co.jp (2009年8月). “「JJ FOR MEN」の文字が入った「ゲイナー」創刊号”. 2010年12月19日閲覧。
  3. ^ “男性ファッション雑誌『Gainer』が休刊 創刊26年目で”. ORICON SYTLE. (2016年4月22日). https://www.oricon.co.jp/news/2070550/full/ 2016年4月22日閲覧。 
  4. ^ 光文社 (2009年7月3日). “Koudansha AD WebSite 媒体資料”. 2010年12月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]