LVM3
GSLV IIIの模型 | |
機能 | 中重量打ち上げロケット |
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製造 | ISRO |
開発国 | インド |
大きさ | |
全高 | 42.4 m |
直径 | 4.0 m |
質量 | 630,000 Kg |
段数 | 2段式 |
積載量 | |
LEOへの ペイロード |
10,000 kg |
GTOへの ペイロード |
4,500 kg[1] |
打ち上げ実績 | |
状態 | 開発中 |
射場 | サティシュ・ダワン宇宙センター |
初打ち上げ | 2013年の予定 |
補助ロケット (Stage 0) - S-200 | |
補助ロケット数 | 2基 |
エンジン | 固体 1基 |
推力 | 5151 kN[2] |
燃焼時間 | 103秒 |
燃料 | 固体 |
第1段 - L-110 | |
1段目名称 | L-110 |
1段目全長 | |
1段目直径 | |
エンジン | Vikas 2基 |
推力 | 1,600 kN |
比推力 | 300秒 |
燃焼時間 | 240秒 |
燃料 | UDMH + N2O4 |
第2段 - C25 | |
2段目名称 | C25 |
2段目全長 | |
2段目直径 | |
エンジン | CE-20 1基 |
推力 | 200 kN[3] (20 Tf) |
比推力 | 450秒 |
燃焼時間 | 720秒 |
燃料 | LOX/LH2 |
GSLV-III(Geosynchronous Satellite Launch Vehicle Mark III)は現在インド宇宙研究機関で開発中のロケットである。このロケットの開発目的は大型衛星の静止軌道投入において他国への依存から脱却する事である。
ロケットは技術的にはGSLV-MkI&IIの後継機であるが派生型ではない。GSLV-MkIはロシア製の液体水素エンジンを第3段に搭載していたが、GSLV-MkIIはインドが開発したエンジンに換えられた。当初ロシアから液体水素エンジンに関する技術を導入する予定だったが、ミサイル技術管理レジーム(MTCR)に基づきアメリカ合衆国がロシアからのインドへの技術移転に異議を唱えた為、GSLV-MkIIへの技術導入は中止された。初打ち上げは2013年の予定である[4] 。
詳細
補助ロケット
GSLV-MkIIIに使用される補助ロケットは大型固体燃料補助ロケット、または同様にLSBとして設計された重量200トンのS200になる予定である。2基の補助ロケットが使用される予定で、それぞれ直径は3.4mで全長は25mである。それぞれの補助ロケットは離床時に517トン(5.15MN)の推力を生み出す[5]。
コア・ステージ
第1段(コア・ステージ)は直径4mで110トンの液体推進剤を貯蔵する再着火可能なL110液体燃料ロケットになる予定である。最初のインド製の(複数のエンジンを備える)クラスター設計の液体燃料ロケットエンジンになる予定で、それぞれの推力が75トン(735kN)の推力増強型の2基のVikasエンジンを使用する予定である。推力増強型のVikasエンジンは再生冷却を採用し、積載重量と比推力を従来のロケットよりも高められている [5]。L110はこれまでISROで開発されたエンジンで最も大型の液体燃料ロケットである [6]。
上段
上段は25トンの液体酸素と液体水素を貯蔵する液体燃料ロケットエンジンCE-20を備えたC25になる予定である。直径4mで全長8.2mである。推力は20トン(197 kN)の予定である[7]。
フェアリング
ペイロードフェアリングは直径5mで、ペイロードの体積は100m3である[7]。
現在の状況
2007年に風洞実験が完了し、ロケットの空力弾性試験を開始した。ロケットの仕様の更新が完了した。推進剤生産プラント、ロケット組み立て、統合建物、移動式打ち上げ用台座、を含む全ての主要な施設が完成の最終段階である。 軽合金製の構造物とモーターケースの接合部の最初のバッチが工場で製造された。アビオニクスシステムの設計と最初のバッチのパッケージは認証取得の為に既に完了した。アビオニクスの部材の配置は最終段階でパッケージ部材の統合試験が実施されている。 S200固体燃料補助ロケットの試験は2010年1月に成功した。 インド宇宙研究機関は2010年9月8日15時50分にマヘンドラギリ(Mahendragiri)の液体推進システムセンターの試験施設でGSLV Mk-IIIの液体燃料段の2度目の地上試験で200秒の燃焼試験に成功した[6][8]。500近い項目が試験中に監視され、収集された初期のデータは通常の性能を示した[6]。
同規模のロケット
関連項目
脚注
- ^ “The GSLV-III”. Indian Space Research Organisation (2009年12月7日). 2009年12月7日閲覧。
- ^ “India to test world's third largest solid rocket booster”. Science and Technology Section. The Hindu News Paper (2009年12月7日). 2009年12月7日閲覧。
- ^ “LPSC Handouts at Aer India-2009”. Specifications of CE-20. Liquid Propulsion Systems Centre (2009年3月13日). 2009年8月29日閲覧。
- ^ “Indian Space Research Organisation preparing for three more PSLV launches”. English: The Hindu (2011年4月29日). 15 July 2011閲覧。
- ^ a b “Space Transportation”. GSLV - Mk III - Status of CE-20. Indian Space Research Organization (2009年7月15日). 2009年9月15日閲覧。
- ^ a b c ISRO Press Release:Successful Static Testing of L 110 Liquid Core Stage of GSLV - Mk III
- ^ a b “Space Transportation”. GSLV - Mk III - Status of CE-20. Indian Space Research Organization (2009年7月15日). 2009年9月5日閲覧。
- ^ ISRO successfully conducts static testing of new age rocket
外部リンク
- Bharat-Rakshak GSLV-III information
- New Scientist article including GSLV-III diagram
- 'Access to Space' ISRO's Current Launch Capabilities & Commercial Opportunity GSLV Mk IIIプロジェクトマネージャのプレゼン資料