Filesystem in Userspace

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Filesystem in Userspace
FUSE structure.svg
FUSEの概念図
最新版 2.9.2 / 2012年10月16日(21か月前) (2012-10-16
対応OS Unix系
種別 ファイルシステムドライバ
ライセンス カーネル部はGPL、ライブラリはLGPL
公式サイト http://fuse.sourceforge.net/
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Filesystem in Userspace (FUSE) は、Unix系オペレーティングシステムローダブル・カーネル・モジュールの一種で、一般ユーザーがカーネルコードを修正することなく独自のファイルシステムを作成できる機能を提供する。これは、ファイルシステムのコードをユーザ空間で実行することでなされるもので、FUSEモジュールはその際のカーネルとのインタフェースを提供する。FUSEは、Linuxカーネル version 2.6.14に正式に取り込まれた。

FUSEは特に実際にはハードディスク上のデータとは無関係のオブジェクトをファイルシステムとして見せるために使われることが多い。原理的には、FUSEで利用可能な任意のリソースをファイルシステムとして見せることができる。具体例は後述する。

FUSEはフリーソフトウェアであり、GNU General Public LicenseGNU Lesser General Public Licenseでライセンスされている。FUSEは元々はA Virtual Filesystem (AVFS) の一部だったが、SourceForge.net上で独立したプロジェクトとして分離された。

FUSEは、LinuxFreeBSDNetBSD(PUFFS)、OpenSolarisMac OS Xで利用可能である。

FUSE利用例[編集]

  • HttpFS : Webディレクトリをリードオンリーのファイルシステムとしてマウントする。
  • CurlFtpFS : FTPディレクトリをファイルシステムとしてマウントする。
  • GlusterFS : 数ペタバイトまで構成可能なクラスタ向け分散ファイルシステム
  • SSHFS : SSH経由で遠隔のファイルシステムへのアクセスを提供する。
  • GmailFS : Gmailに電子メールの形式でデータを格納するファイルシステム
  • EncFS : 暗号化ファイルシステム
  • NTFS-3GCaptive NTFS : NTFSへのアクセスを提供する。
  • WikipediaFS : Wikipedia の記事をディスク上の実ファイルのように参照/編集可能にする。
  • サン・マイクロシステムズLustreクラスタファイルシステム : FUSEを使ってユーザ空間で実行することが可能であり、FreeBSDでも動作可能となる[1]。LustreのバックエンドであるZFSはLinuxではFUSEを使ってユーザ空間で実行される[2]
  • ZFS for Linux : ZFSのLinuxへの移植。現在はベータ版
  • archivemount : tar形式やtar.gz形式のアーカイブファイルをファイルシステムとしてマウント可能にする。
  • fuse-zip : ZIP形式のファイルをファイルシステムとしてマウント可能にする。
  • PownceFS : Pownceというソーシャルネットワークでアップロードされたファイル群をファイルシステムとして見せる。
  • iRODS FUSE : iRODSに格納されたデータをファイルシステムとして一般ユーザがアクセスできるようにする。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Lustre FreeBSD”. 2008年3月2日閲覧。
  2. ^ Architecture ZFS for Lustre”. Sun Microsystems. 2008年3月2日閲覧。

外部リンク[編集]