ZFS

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ZFSは、サン・マイクロシステムズOpenSolarisおよびSolaris 10 上で実装されている128ビット・アドレッシングを特徴とするファイルシステム。今まで Solaris (SunOS) で用いられてきた Unix File System (UFS) の次世代ファイルシステムと位置づけられている。ZFSとは Zettabyte File System からきている[1]

目次

[編集] 概要

2004年9月にアナウンスがあり、2005年11月リリースのOpenSolaris build 27で実装が公開された。 "Common Development and Distribution License" (CDDL) のもと、オープンソースで開発されている。

特徴として以下の項目が挙げられる。

  • チェックサム64ビット化された
  • コピーオンライトの実装
  • ボリュームマネージャが必要なく、ボリュームの構成が容易にできるようになった
  • ディスクの違い(容量、種類)を吸収する仮想ボリューム(ストレージプールと呼称)をサポート
  • ストレージプールの作成・フォーマット・マウントがコマンド一行ですむ
  • ファイルシステム自身がRAID機能を持つ

またSolaris10 11/06版より以下の機能が加わった。

  • RAID-Z2(ダブルパリティによるRAID-6相当の機能)
  • ホットスペア
  • クローンプロモーション(アクティブなZFS領域を複製と置換を容易にする機能)
  • 再帰的スナップショットコマンドの簡素化オプション

[編集] 訴訟合戦

2007年9月、ネットワーク・アプライアンスがZFSは自社の特許を侵害しているとして、開発したサン・マイクロシステムズを訴えた。10月にサン・マイクロシステムズは特許は無効と反訴。互いの経営者同士が自らのブログで応酬を繰り広げている。

[編集] キャパシティ

128ビット・アドレッシングで主な制限は以下の通り。

  • 16エクサバイト — ファイルシステムの最大値
  • 16エクサバイト — 1ファイルの最大値

[編集] プラットホーム

OpenSolaris
SPARC及びx86版のOpenSolaris build 27以降で動作する。2008.05版よりデフォルトファイルシステムである。
系列ディストリビューションでもサポートされつつある。
Solaris 10
6/06版よりサポートされている。10/08版よりブートパーティションとしても作成可能になった。

[編集] 移植

CDDLでライセンスされるオープンソースであり、Solaris系以外のUNIX系OSにも移植が進んでいる。

FreeBSD
i386AMD64Intel 64も同義)の7.0以降でサポート。カーネル側の未サポートが理由でiSCSIを経由した共有ZVOLs機能やACLは実現されていない。ブートパーティションとしては将来サポート予定であり、現在開発中。
NetBSD
2007年のGoogle Summer Codeで開発が始められている。
Mac OS X
10.5 Leopardより搭載されているが、初期リリースの10.5.0では読み込みのみの対応にとどまる。10.6 Snow Leopard では、サーバ版で標準対応することが発表されている。
Linux
ライセンスの問題(CDDLがGPLに抵触する)のためFUSEというユーザー空間のファイルシステムドライバを利用する形となっている。このため、一部の機能は制限される。この実装は2006年のGoogle Summer Codeから始まっている。

[編集] 脚注

  1. ^ You say zeta, I say zetta : Jeff Bonwick's Blog

[編集] 外部リンク