CANDY GIRL (hitomiの曲)

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CANDY GIRL
hitomiシングル
初出アルバム『GO TO THE TOP
リリース
規格 8cmシングル
ジャンル J-POP
レーベル avex trax
作詞・作曲 hitomi小室哲哉
プロデュース 小室哲哉
チャート最高順位
hitomi シングル 年表
WE ARE "LONELY GIRL"
(1995年)
CANDY GIRL
(1995年)
GO TO THE TOP
(1995年)
ミュージックビデオ
「CANDY GIRL」Short Ver. - YouTube
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CANDY GIRL」(キャンディー・ガール)は、1995年4月21日に発売されたhitomiの3枚目のシングル。発売元は、avex trax規格品番はAVDD-20092。本体価格は971円。

解説[編集]

表題曲は日本コダック「スナップキッズEX」のCMソングとして使用。オリコンTOP10入りはしていないものの、ロングヒットを記録し、hitomiのシングルとしては最大のセールスを誇る。

hitomiはメジャーデビュー前に雑誌「ELLE」の中の[1]「CANDY GIRL」というタイトルのファッションページで紹介されている「すごく生意気な表情でビスケットをかじる」「ソファーに大胆なポーズで座る」海外のモデルを見て、その誰の事も気にしていないポーズの自然さに親近感を抱きながら、「自分を客観的に見れない女の子」をテーマにして想像を膨らませながら、歌詞を書いた[2]

そして「全体の雰囲気も自分に似ていて、見ている内に歌詞ができた」と喜びを見せた[1]。2番目の前半の歌詞の一部はいつもは歌詞をダメ出しし、自ら修正することもある小室も「ハマッた、大丈夫」と1発でOKを出し[1]、「こんな詩、普通の人にはなかなか書けないよ」と賞賛した[3]

完成していないデモテープの段階でラジオで先行公開し、リスナーの反応を見ながら再調整を繰り返して仕上げていった[4]

ジャケットに、詞の一部である「私は世界中でたった一人前向きだよ」の表記があるが、特にサブタイトルではない。

2021年12月22日には、『Infinity avex Recordシリーズ』の一つとして、7作目のシングル「by myself」との両A面7インチアナログ盤(AQJH-77511)が発売された[5]

収録曲[編集]

作詞:hitomi / 作曲:小室哲哉 / 編曲:小室哲哉&久保こーじ / Mixed by Pete Hammond, Steve Hammond

  1. CANDY GIRL [ORIGINAL MIX] (4:02)
  2. CANDY GIRL [CLUB MIX] (6:24)
  3. CANDY GIRL [INSTRUMENTAL] (4:02)

収録アルバム[編集]

カヴァー[編集]

mini「CANDY GIRL 2011」[編集]

CANDY GIRL 2011
mini楽曲
収録アルバムエレクトハーコーバンバンピカソ
リリース2011年9月28日(配信)
2012年5月9日(CD)
ジャンルJ-POP
時間4分25秒
レーベルcutting edge
作詞者hitomi、mini
作曲者小室哲哉
チャート順位
  • リクエストチャート5位(USEN[6]
ハーコーぷにんそす
(3)
CANDY GIRL 2011
(4)
Take A Feel
(5)
ミュージックビデオ
mini「CANDY GIRL 2011」MV - YouTube
mini「CANDY GIRL 2011」PARTY ver. - YouTube

2011年にモデルで歌手のminiが「CANDY GIRL 2011」(キャンディーガール ニーゼロイチイチ)としてカヴァーした[7]

本曲をカヴァーするきっかけは、先述の歌詞の一部に込められたメッセージに共感したminiが、「この曲で前向きになれるスイッチを押したい」と言ったことによる[7]。歌詞はサビの部分を除いてminiが新たに書き換えられており、hitomi自身も「あの頃の私、そして今のminiさんを通しての現代の若者の視点が詰まった作品だと思うと面白い」と評している[7]

ミュージックビデオの撮影は2011年9月18日に行われ[8]、MVでは当時渋谷109内にオープンしたブランド「GYDA(ジェイダ)」とのコラボレーションによる衣装を着用[7]。また当時「S Cawaii!」のモデルだった間宮梨花(りかちゅう)[8]や、オーディションで選ばれた10名の女性モデルが出演している[9]

本曲は2011年9月28日レコチョク着うた、同年10月12日着うたフル[10]同月19日iTunes[11]配信開始された後[6][7]2012年5月9日発売のアルバム『エレクトハーコーバンバンピカソ』にAlbum Mixで収録された[12]

発表記念イベントとして2011年10月7日西麻布・GRAVIA TOKYOにて『CANDY GIRL 2011“GIRLS PARTY”』が行われ、MVで着用したコラボTシャツや、私物を詰め込んだ福袋のプレゼント企画もあった[13]。このイベントで撮影された映像の一部が同年12月22日に“PARTY ver.”としてavexのYouTubeチャンネルで公開されている。

加治ひとみ feat.FEEM[編集]

映像外部リンク
MAiDiGi TV
加治ひとみによる「CANDY GIRL」パフォーマンス映像の一部
(2018年9月19日公開)

2018年8月15日にリリースされた配信限定アルバム『90S & NEW REVIVAL』に、加治ひとみと女性ラップ・ユニット「FEMM」によりカヴァーされたヴァージョンが収録されている[14]

2018年9月16日幕張メッセで行われた『GirlsAward 2018 A/W』では、ランウェイに登壇した加治がソロで本曲を歌唱した[15]

脚注[編集]

  1. ^ a b c ソニー・マガジンズ刊『WHAT's IN?』1995年5月号「MODERN VOICE」166Pより。
  2. ^ 角川書店刊『月刊カドカワ』1995年11月号「月カド・スピリット hitomi ファーストアルバム『GO TO THE TOP』全曲解説」pp.214-219より。
  3. ^ 小学館女性セブン」1996年12月26日・1997年1月1日合併号「われらの時代に No.462 小室哲哉 素描12章」pp.74-75より。
  4. ^ 新潮社刊『FOCUS』1995年9月6日号「ヒット請負人"小室哲哉"36歳の現実」48Pより。
  5. ^ 12/22発売 Infinity avex Recordシリーズ第1弾! hitomi 7inch 3タイトル リリース決定!!”. HMV. 2023年2月22日閲覧。
  6. ^ a b mini、16年ぶりにhitomiの名曲「CANDY GIRL」を大胆リメイク”. モデルプレス (2011年9月28日). 2021年9月26日閲覧。
  7. ^ a b c d e “hitomiの名曲「CANDY GIRL」、miniが16年ぶりにリメイクカヴァー”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2011年9月28日). https://www.barks.jp/news/?id=1000073559 2021年9月26日閲覧。 
  8. ^ a b 間宮梨花 (2011年9月18日). “miniちゃんと!! PV撮影写メo(^▽^)o”. りかちゅうのReal Time. サイバーエージェント. 2021年9月26日閲覧。
  9. ^ CANDY GIRL 2011 MV 〜CANDY GiRL's達編〜”. miniオフィシャルブログ. サイバーエージェント (2011年11月9日). 2021年9月26日閲覧。
  10. ^ mini新譜情報!「CANDY GIRL 2011」配信スタート♡”. miniオフィシャルブログ. サイバーエージェント (2011年9月28日). 2021年9月26日閲覧。
  11. ^ mini「CANDY GIRL 2011」iTunes配信スタート!”. miniオフィシャルブログ. サイバーエージェント (2011年10月19日). 2021年9月26日閲覧。
  12. ^ 「エレクトハーコーバンバンピカソ」収録曲発表!!”. miniオフィシャルブログ. サイバーエージェント (2012年3月23日). 2021年9月26日閲覧。
  13. ^ CANDY GIRL 2011“GIRLS PARTY””. miniオフィシャルブログ. サイバーエージェント (2011年10月9日). 2021年9月26日閲覧。
  14. ^ DIGITAL ALBUM「90S & NEW REVIVAL」本日リリース!!”. FEMM Official Website (2018年8月15日). 2021年9月26日閲覧。
  15. ^ “加治ひとみ:“アーティスト界最高の美女”ガルアワ初登場“美腹筋”見せで「CANDY GIRL」熱唱”. 毎日キレイ (毎日新聞社). (2018年9月16日). https://mainichikirei.jp/article/20180916dog00m100012000c.html 2021年9月26日閲覧。