霊魂論

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霊魂論(希:Περὶ Ψυχῆς、ラテン文字転記:Perì Psūchês、羅:De Anima、英:On the Soul)は生き物の本性、霊魂に関するアリストテレスの著作である。 『霊魂論』のほかに『デ・アニマ』、『魂について』と呼ばれる。

目次

[編集] 内容

本書はアリストテレスによる自然哲学の研究の一部に属する著作であり、生命を持つ有機的物体の現実性として定義される霊魂について研究したものである。ただしこの霊魂は肉体から分離するものではなく、身体と不可分であり、ある種の機能として考察している。アリストテレスはこの霊魂についての研究を自然哲学において対象が厳密であること、またあらゆる生物の原因として位置づけていることから特に重要視している。

[編集] 生命

霊魂は生命の機能として捉えることが可能であり、生物の発展の段階に応じて霊魂も発展している。これは栄養、感覚、欲求、運動、思考などを備えており、植物は栄養と感覚能力を備えているが動物はさらに快苦を区別して快楽を追及する欲求の能力を備えている。

[編集] 五官

感覚には触覚味覚嗅覚聴覚視覚という五つの感覚があり、それら感覚器官に共通して感じることができる対象には運動、静止、数量、形状、大きさの五つがある。それら感覚の中でも触覚はあらゆる動物に一般的に備わっているとアリストテレスは指摘し、触覚能力が十分にあってはじめて他の能力が備わっていくものと考えていた。

[編集] 理性

人間はさらに感覚よりも高度な思考の能力を備えていると論じる。理性とは霊魂の最高の段階であり、これは身体と区別することができる機能であり、この理性こそが霊的性格を持っているとする。

[編集] 関連項目

[編集] 書誌情報