血の収穫

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血の収穫』(ちのしゅうかく、Red Harvest)は、ダシール・ハメット作の1929年の探偵小説、ハードボイルド小説、アクション小説サム・スペードと並ぶ有名な探偵コンチネンタル・オプものの最初の長編であり、ハメットにとっても処女長編である。映像化もあってか『マルタの鷹』より知名度はやや劣るが、血のふきすさぶ壮絶なバイオレンス小説として名高い。

概要[編集]

コンティネンタル探偵社サンフランシスコ支局員のコンチネンタル・オプ(本名は作中「名乗らず、語られず」であり、不明である)が、とある鉱山町「パースンヴィル」俗称“ポイズンヴィル”の悪に深く食い込んでゆく。

オプの一人称で語られる。ハメットの得意とする「報告書のような」乾いた文体で物語は進められ、多くの作家たちに影響を与えた作品である。大藪春彦もこの長編を愛読、オマージュを込めた『血の罠』『血の挑戦』ほか多くの“血シリーズ”を著している。

あらすじ[編集]

本作が影響を与えた映画作品[編集]

『荒野の用心棒』は時代劇である『用心棒』を西部劇に置き換えた話である。『荒野の用心棒』が公開された際、制作陣が黒澤に許可を得ていなかったため、『用心棒』制作会社はレオーネ側を著作権侵害で告訴し、勝訴した(詳細は 荒野の用心棒#黒澤明の『用心棒』 を参照)。また、『用心棒』の公式なリメイク作品『ラストマン・スタンディング』ではギャング映画になっている。

日本語訳書[編集]

※砧、稲葉訳以外全て文庫

紹介書[編集]

  • 早川書房『ミステリの名書き出し100選』(早川書房編集部編、2005年)

関連項目[編集]